1歳児の室内遊び! 保育園ではどんなことをして過ごしてるの?




1歳児って何して遊べるんだろう?保育園ではどんなふうに過ごしているの? そんなふうに思うことはありませんか?

外では遊具があったり、砂遊びができたりと、子どもが自ら遊びはじめることも多いと思いますが、雨の日などお部屋にずっといないといけないとき、同じおもちゃに飽きてしまったり、テレビばっかりで困っている。という声を聴いたことがあります。

そこで、現在は保育士の現場を離れていますが、保育士として働いていた際の知識を活かして、保育園の室内では子どもたちがどんなことをして遊んでいるか、一部をご紹介したいと思います。

一概に室内あそびといっても、その種類はさまざま!保育園の1歳児クラスでしている遊びを知れば、お家でお子さんと遊ぶときの参考になると思います。
今回は身体を動かすことが多い、動きのある「動」のあそびと、落ち着いて取り組む「静」のあそびに分けて紹介していきたいと思います。

この2つのパターンの室内遊びをいくつか知っているだけで、生活にメリハリができができたり、お子さんの気分転換になるかもしれません♪
「動」のあそびと「静」のあそびの組み合わせが与える生活への影響についても簡単に解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

身体をつかう、「動」の遊び

体操あそびでおもいきり身体を動かそう!

では、まずは「動」のあそびからご紹介します☆
1歳児さんは身体を動かすのが大好きですよね。1人で歩ける距離がどんどん長くなって楽しくなってきた!というのが、子どもの遊ぶ姿から伝わることも多いのではないでしょうか?
なので、まずは思いっきり身体を動かせる「体操を使ったあそび」についてお話しようと思います。

体操といっても、自由に楽しく身体を動かすことが大事です。方法としては、お子さんが好きな音楽をかけてハンカチなどをもたせてあげてください。ハンカチを振ったり、上に投げて落ちてくる様子を楽しんだり。一緒にすると楽しいですよ♪風船もおすすめです☆

オリジナル楽器で音楽あそび♪

次は「音楽を使ったあそび」です。
「音楽」というと何をイメージしますか?
すでに出来上がった曲や楽器をイメージする人が多いのかな?と思うのですが
子どもたちはオリジナルの音楽を楽しむことだってできちゃうんです♪

身の回りにあるペットボトルや空き缶などで一緒に楽器をつくってみましょう。ふちのギザギザしたところなど、危ない部分がビニールテープなどで覆ってくださいね!好きなシールを貼ればお気に入りのおもちゃになるかもしれませんよ♪

新聞紙あそび でストレス発散☆

新聞紙をつかって遊んだことはありますか?
1歳児さんは「びりびり」とした新聞紙の破れる音を楽しんだり、
ちぎって小さくなる様子を楽しんだりすることができます。

新聞紙じゃなくてもできますが、硬い紙は手を切りやすいので、できるだけ柔らかい、すぐちぎれる素材のものを選んでください。
あまりたくさん出すと後片付けが大変なことに!なので、最初は少ない紙でやってみてください。ちぎって遊んだあとは、大きな袋にいっしょに詰めてお片付けの練習もできちゃいます♪

じっくり取り組む、「静」の遊び

製作、おえかきで集中力を養おう

製作はなにかを作る、あそびです。1歳児さんはまだできることが少ないですが、大人といっしょなら楽しめるものもあります。おすすめなのは「シールあそび」です。100円均一で買える大きめのシールを画用紙や使わなくなった廃材に貼って遊んでみてください。そういう作業が好きな子はとても集中して楽しんでくれます。

また、太めで持ちやすいペンを使ったお絵かきも楽しいです。大人が描くのを真似してお絵かきします。なぐり描きのようでも、手先を器用に動かす練習になってもいくので、やってみてください☆

読み聞かせでまったり物語を楽しむ

読み聞かせをしてもらった経験はありますか?わたしは読み聞かせの時間がすごく好きでした。先生やお母さんなどの身近で好きな大人が読み聞かせをしてくれると愛情を感じますよね。

また、絵本を一緒に読むことで子どもとの話題が増えることも、楽しみの一つかもしれません。子どもが楽しそうに聞いてくれると嬉しいですよね。
1歳児さんにおすすめな本のキーワードは「繰り返し」と「簡単」です。
同じ言葉が繰り返し使われていたり、短く簡単なストーリーだと楽しみやすいです。本屋さんや図書館で探してみてください♪

おままごと、積木あそびは定番!

室内あそびといえば、おままごと!と思う人も多いのではないかと思います。
おままごとやブロック、積木あそびは、製作や新聞紙などのあそびに比べると取り入れやすく、後片付けも簡単なので、あまり時間がないときなどにおすすめです。

おもちゃがたくさんあったほうがいいのかな、と思いがちですが限られたものの中でも、使い方次第で遊び方も変わったりします。
おままごと1つをとってみても、「お店屋さんごっこ」なのか「お家ごっこ」なのかで遊び方が変わりそうですよね!「今日は何屋さんですか?」などと、お子さんに声をかけてあげながら遊んでみてください。

まとめ

保育園ではこれらの「動」と「静」の遊びを組み合わせていることが多いんですよ。子どもたちも慣れない環境で過ごしたり普段と違うことがあるとストレスがたまることもあります。そんなときは、遊び方の順番や遊びの種類を工夫することで、気分転換になったり、安心して過ごせることに繋がることもあります。

「動」のあそびでは、たくさん身体を動かすことで楽しい気分を一緒に感じたり、外で遊ぶことができないストレスを減らしてあげることなどを意識するといいと思います。大人も運動すると気分が晴れることがありますよね☆

静の遊びは、興奮した気持ち落ち着かせ、ご飯やお昼寝などの導入としても最適です。普段の生活で、「この後はちょっと静かな場所に行かないといけないな、落ち着いてすごせるかな」と心配な時は、時間があれば「動」のあそびから「静」なあそびにシフトしていくことで、少し集中しやすくなるかもしれません。時間がないときは、1つ絵本の読み聞かせをするだけでも違うと思うので、試してみてくださいね。

今回紹介したのは、保育園での遊びの一部です。すべての遊びがお子さんに合うというわけではありませんが、お子さんの個性に合った遊びがあれば、楽しんでもらえると思います!いろいろ試して、なにより一緒に遊ぶ大人も楽しんでほしいいと思います☆