幼稚園行かない!子どもがそう言った日はどうする?!




「ようちえんいかない!!!」って朝からわめき散らされた…。

朝のクッソ忙しいときに(言葉遣いわる…)そんなこと言われたら、もうカオスですよ!

いや、こっちゃ何時までに幼稚園送ってって段取りで準備してんねん!

その前もしくは後に洗濯干して、幼稚園送ってそのまま買い物に行く!

休みの日ならまだしもこっちにも仕事があるとき…。

あなたさまを送り届けて職場向かわなあかんねん!

そんな朝から忙しいときにそんなん言わんとって!!!

もう!早くして!!

はよ幼稚園、行けーーーー!!!

なんて子どもに言ってみたらどうなると思いますか…?

「んんぎゃあああ!!いいいやああああ!!」てな状態でもう手がつけられなくなります。

泣いては転げ回って、もう打ち上げられた魚状態に身体をビョンビョンしながら、

「行かぬ!!」ってことを全身全霊で訴えられます。

本能で訴えてくる3歳児に、ちょっとでも理性でブレーキをかけられる母はかなうはずがない。

はい、やったことあります。

我慢できなくて。

朝からえらいこっちゃになりました。

休み明けとか、まだ眠たいときとか、ちょっと前の日に嫌なことがあったときとか…。

大人でも仕事に行くんが億劫になるじゃないですか。

いややなぁって思いながらイヤイヤ準備して、やる気出んわぁってふくれっつらを隠して電車に乗るじゃないですか。

午前中は当然エンジンかかるまで時間がかかるじゃないですか。

あー、休みたいって大人でもイヤイヤ我慢しながらなんとかかわしてるこの波。

まだ3歳、4歳の子どもがうまくかわせるわけないですよね。

ハァァ…って大人でもため息つきながら家を出るようなそんな気持ちのとき。

子どもにさっさと素早く準備して幼稚園に向かうなんてことはできないですよね。

(冷静なときはちゃんとわかる私)

私も我慢ならず怒鳴って、そんで娘がそれに対してわめき散らかしてきて、そんな体験を経て後悔して反省しました。

あ、イヤイヤなときは急かして怒鳴って幼稚園に気持ち向かわすのは逆効果だな、と。

(一度やらかさないと気が付かない困った私)

結構ふかーく反省したんです。

こっちの仕事の時間の都合で早くしろって言ってるのは、子どもの気持ちをものすっごい置いてけぼりにしてたなって。

はよせえ!!って言いたい気持ちをグッと堪えて…。

どうやって子どもの気持ちを上げようか。

私が社会人のときに会社に行きたくないときはどうしてた?

お昼はいいもの食べようと考えたり、ちょっと奮発してカフェを買ったり。

気に入った服を着て行ったり、ちょっとヘアメイクに気合いを入れてみたり。ネイルしてみたり。

気分が上がるようなデスクトップにしたり、可愛いマウスパッドを自分で買ったり…。

どうにか自分のテンションを上げようと、自分で工夫していた気がします。

それをまだ年少の子は己だけでできるわけがない。

それは大人がちょっとお手伝いしないと!

今回は、最近傲慢さがとんと増したうちのお姫様が(えぇ、最近ちょっと困ってるんです…)「ようちえん、いかないよ!!!」と寝起き一番に言っちゃったときにどうしているか…。

試行錯誤している幼稚園へ送り出す対策のお話です。

できるだけ子どものテンションを上げて…

給食のメニューを教えてテンションを上げる!

食べることが結構好きなような我が子。

ぐずった朝は、その日の給食のメニューを惜しみなく教えてあげます。

「うっわー!今日カレーライスやって!!」

「いいなぁ〜きっとジャガイモ甘ーいなぁ!」

「あ!!バナナもある!うわ〜〜いいなぁ!!」

もうこっちのテンションも上げていきましょう。

うらやましい!!

幼稚園に行ったらこんなうらやましいことがあるぞ!

ママは行きたいけど行けなくて残念すぎる!

あぁ、いいなぁいいなぁ。

そしたら子どもながらに優越感があるんでしょうね。

ちょっと幼稚園行ってみようかなって気になるようです。

ここでのポイントは、大袈裟なくらい羨ましがること。

こっちもテンション上げること。

決して子どもの嫌いな食材は言わないこと。

野菜の入ったスープ類は毎日あるので、それは言わないようにして…。

(野菜嫌いな娘)

これでお着替えに取り掛かることができたら心のなかでガッツポーズです。

ふぅ、やれやれ…。

と、朝からテンション上げるのは結構しんどいんですが…。

がんばります。ママは女優ですので。

たまにチンジャオロースとか、

あ…メインが野菜か…。ってときもあるんですが。

そんときはうまいこと誤魔化して…。

今日ご飯の日!

あったか〜いご飯美味しいそう!!

ふりかけあるかな〜?それとも美味しいおかずかしら?

ホカホカご飯、いいな〜!!

と、白米を思いっきり持ち上げる日もあります(笑)

お気に入りの水筒を持たせる

なにかひとつ。

身につけるもののなかにお気に入りのものがあったら助かりますよね。

我が子の場合、それは水筒なんですが…。

現在、我が子は3つの水筒を所有しています。

そのなかのひとつだけ、魔法瓶の水筒なんです。

買ってみたものの、意外と重くって…。

周りのママさんに聞いたら、魔法瓶じゃない水筒を持たせるって。

そのほうが軽いからっていうんで、洗い替え用には魔法瓶じゃない水筒を買ったんですね。

でも、やっぱり初めての幼稚園用の水筒っていうのもあって、我が子は魔法瓶の水筒がお気に入りなんです。

全然ぐずらない、調子の良い日は水筒のことは気にも止めません。

とりあえずお茶が入ってればいいと。

だから、軽い水筒を持たせます。

ここぞ!ってときには

「じゃじゃ〜〜ん!!」ととびきりの効果音と一緒に魔法瓶の水筒を持たせます。

「このかっわいい水筒、ちょっと先生に見せてきて〜」

「可愛い〜って言ってくれるかな〜」

そしたらちょっと先生に見せてみようかな…ってなるんでしょう。

水筒も持って幼稚園に行くってなります。

髪型をできるだけかわいくする!

かわいく…って言っても、私はアレンジがすっごい苦手です。

ましてやほっそい子どもの髪。

そんでもって子どもはじっとはしてくれません。

こんなときのために、100均でキラキラのゴムやらふわふわのゴム。

かわいいフルーツのついたゴムをたくさん買っています。

ただふたつにくくるだけでも、かわいいヘアゴムだとやっぱ子どものテンションは変わります。

「今日はどれにする〜?」って一緒に決めます。

これも、これも、こっちも!って一気に6つくらいお気に入りのヘアゴムを渡されることもあります。

渡されてしまったらもうくくるしかありません…。

こっちの腹もくくるしかありません。

ふたつの毛束にこれでもかってほどヘアゴムをつけて行くときもあります…。

まだ3歳児はおしゃれの引き算なんてわからないですからね。

シンプルか良いってこともわかりません。

かわいいものをつければつけるだけかわいくなるって思っています。

こっちのできるだけ要望には応えますが…。

あれまぁ…て髪型で登園するときもあります。

まぁ、嫌がらずに出発できるだけよしにしましょう。

大人になって写真を見返して恥ずかしくなるでしょう(笑)

どうしてもだめだったとき…

とにかく私服でも良いからお着替え

パジャマで外に出るわけにはいきませんよね。

とにかく私服でいいからお着替えさせました。

とっておきのお気に入りの、スパンコールがキラッキラのTシャツを出して…。

我が子は幼稚園の制服がそんなにお気に入りじゃないみたいなんです。

難しいお年頃です。

確かにスパンコールはついてないし、男女兼用で着られるようなデザインなんでかわいい…ってわけじゃないです。

色も落ち着いた、THE制服!って感じの紺色ですし…。

原色大好き!なフワちゃんみたいな我が子にとって、紺色なんて着てられるか!ってお年頃なんですよね。

なので、とにかくパジャマを脱いでくれるならなんでもいい。

制服じゃなくてもいいからお着替えしました。

ついでに髪はくくれなくても、なんとかくしを通して寝癖だけは直せました。

さすがに毛玉だらけのパジャマで幼稚園に行くことはちょっと…なんで…。

幼稚園に「おやすみします」って言いに行く

とにかく幼稚園に送れば…。

いや、車に乗せさえすれば…!

なんとか出かけられます。

ようちえんいかない!いかない!と叫ぶ娘。

わかった、わかった。

「じゃあ、先生に今日おやすみしますって言いに行こっか!」

当然、本当におやすみするなら電話で言います。

しかし我が子はは体調もすこぶる元気。

いじわるされたりとかの嫌なこともない。

それなら幼稚園に行ってほしい!!

先生まだかなって待ってるよ。

心配してるよ。

今日おやすみしますって言いにいかないと。

お母さんは先生におやすみですって話しに行くよ。

お留守番しとく?

一緒に行く?

すると、ちょっと迷ったものの「行く」と言う娘。

すまぬ…。

これが「嘘も方便」ってやつなんだ。

世の中をうまく渡っていくにはこういうことも必要なんだ。

まだ純粋な娘よ、すまない…。

心のなかでちょっと罪悪感を感じながらも、なんとか出かける気分にはさせました。

かわいい袋に制服を入れて…

我が子の幼稚園は割と自由なんですが、さすがに制服に着替えていかない。

ずっと1日私服で過ごす…ってのは親としてちょっと抵抗があります。

でも制服を見ると嫌がる我が子。

じゃあ、この制服、お片付けしよう。

この袋に入れてくれる?

って出したのは、ずっと取っておいたショッキングピンクのラッピング袋。

ここぞ!ってときに使おうかと思っていましたが、まさか登園拒否の手助けのためになるとは思わず…。

ショッキングピンクが好きな我が子はちょっとテンション上がりました。

シャツとブラウス、ハーフパンツ、ジャケットを一緒に袋に詰めます。

ちょっとこれかわいいねぇ!!

ステキなプレゼントになったよ!!

せっかくかわいいからさぁ!

これ先生に見せてみない?!

きっと先生たち、びっくりすんだろうな〜!

わぁ!かわいい袋ね!って、みんなから褒められるんだろうなぁ!!

ああ!!!いいなぁ!!!

自分でも引くほどの大根役者でも、まだ我が子は純粋です。

え?そうかな?

私褒められるの?

これ、かわいいよね、私の。

なんて表情になりました。

よし、これ持って、先生に見せて、おやすみしますって言いに行こう!!

そう言ってホイホイと幼稚園に送られることになった我が子でした。

幼稚園に送れたらこっちのもん!帰ってきたらできるだけ褒める!

ぎゃーぎゃー泣き叫んで幼稚園に行った日は、こっちも朝からドッと疲れます…。

朝で体力、気力、精神力の7割は使い果たしちゃう…。

そんであんだけ嫌だ嫌だと泣き喚いて行ったんで、気になってしゃーないんですよね…。

ちょっといつもより早めに迎えに行くと、あれ、あなた朝の子と同一人物ですか?ってくらいにニッコニコのご機嫌で出てきます。

先生に聞いても、「すぐに自分で朝のお支度して、泣かずにずっとご機嫌でしたー」

なんだその切り替えの速さは。

こっちは約5時間ずーっと引きずってたやないかい。

子どもの口から直接聞いたわけじゃないですが(まだそんなにおしゃべり出来ない)

幼稚園に行ったら我が子は「幼稚園モード」になっているんです。

いい子ちゃんになるんですね。

外面がいいんです。

そんなことどこで覚えてきたんだろ。

私か?たしかに私は自分で言うのもなんだが外面はかなりいいぞ?

それを真似してるのか?

それは子どもにとっていいことなのか?

でもまぁ、集団生活の中でしんどくならないくらいの多少の外面の良さは必要か…。

そんな感じで結果が出ました。

「幼稚園に送れたら全てよし!」

あとは先生やらお友達がなんとかしてくれるし、自分で気持ちもちゃんと切り替えられる。

いつまでも家みたいにぎゃぎゃー!!と喚いてないことがわかりました。

女優だな…。

小さい子どもなりにがんばってきたんでしょう。

帰ってくるとリビングで寝転んでくつろいでいます。

どこかで外面の仮面も脱がないとやってられないですもんね。

うまいこと切り替えてるなぁ、と、私が尊敬と憧れを抱くほど…。

家では全く進まないトイレトレーニングも、幼稚園ではみんなと一緒におトイレに行って。

家では全く食べない野菜も、幼稚園ではみんなと一緒に給食を食べて。

座らないといけないときは座る。

気分が乗らなくても歌を歌う。

家ではやりたい放題できるけど、幼稚園ではちゃんと順番を守る。

時間がきたらお片付けする。

遊んでいたいけど次のことをする。

3歳ってまだ集団生活ってすっごい難しいし、疲れますよね。

がんばればがんばるほど。

無理すれば無理するほど。

家と幼稚園での態度にギャップが出てきているんだと思います。

そんな我が子を包んであげるのが母よ!!

甘えさせてやりましょう!!

女神のような存在でいてあげましょう!!!

そう頭ではわかっているものの、感情はついていけないのが生身の人間の母親のやるせないところですねぇ…。

それでも褒めるときは褒めてやりましょう。

がんばったね!!!

おかえり!!

よく帰ってきたね!!!

待ってたよ!!!

幼稚園に行って帰ってくることが「当たり前」じゃなくて「特別」なことだと。

これを書きながら未熟な母は、もう一度自分の言動を見直すことにします…(笑)