子育てがしんどい…そんなときはどうする?




習い事に嫌けがさしたら辞められる。

部活もやる気がなくなったら辞められる。

隣の人が嫌な人なら賃貸なら気軽に引っ越せるし。

職場の人間関係にうんざりしてどうしようもないなら転職してもいい。

でも!子育てだけは辞められない!!!

今までは自分の精神的健康のために、いろんなことを情けないながら容易く辞めてきた私です。

でも子育ては?

はい、私の都合で辞めるわけにはいきません。

そんな覚悟をもって産んだんですが、やっぱりまだまだ覚悟は足らんかった。

経験してないから、人間を一人産んで育てるなんて、軽々しく覚悟なんてするんじゃなかった。

…ってくらい、子育てって、私にとっちゃしんどいんですね。

これがまた私が子育てに向いてたらいいんですが、どうにも向いてるとは思わない。

しんどい。逃げたい。

一人になりたい。

誰にも邪魔されることなく好きなだけ寝て。

好きなときにご飯やおやつを食べてお酒も飲んで。

買い物も好きなときに行ってゆっくり色々見て。

あとは好きにゴロゴロしてネットして漫画読んで。

自分が働きたいときに働きたい。

一人っきりの専業主婦を満喫したい。

今まで自分優先でいろんなことを自分の好き勝手やってきたのが、それが全くできなくなる。

こんなストレスはありません。

でも私もいい大人。

後先考えずに子どもを産んだわけじゃないです。

自分が母親になること。

うーんと真剣に考えました。

子ども最優先になることだって承知です。

お金も気持ちも余裕がなくなる。

自分のこと以上に子どもの心配事が多くなる。

仕事も今まで通りできなくなる。

友達関係だって、今まで通りにはいかなくなる。

それでも子どもを産んで、責任持って成人まで育てることができるのかと。

やってみなきゃわからん部分は多いものの、考えうることは考えて妊娠を決意しました。

結婚しました〜。

次はじゃあ赤ちゃん欲しいー。

なんてキャッキャした感じじゃなかったんです。

いざ産んで初めての子育て。

もう予想外、予想以上。

逃げたい、しんどい、逃げられない。

たった3年半で何億回思ったことでしょう。

全てを放棄することなんてできません。する気もありません。

でも私も生身の人間です。

大人になってようが生身の人間です。

体力的にも精神的にもダメージを喰らうし、回復に時間がかかることもある。

真っ向勝負で子育てに全集中する!なんて根性論だけじゃ無理ってことに気がつきました。

やっと気がつけたんです。

そう、一人で子育てに大真面目に向き合うなんて、特攻のようなもんです。

ここでオカンが倒れちゃ子どもの世話もできません。

じゃあしんどいときはどうするか?!

3年半のあいだでようやく掴めてきた、「全集中しない子育て」。

自己満ですが、ゆる〜くまとめてみました〜。

なので、そこのママさんも腰を下ろしてこっそりお菓子でも食べて。

ゆる〜く見てくださ〜い。

ちょっと一人の時間を作ってみよう

テレビを観てもらって昼寝

「2歳までは刺激が強すぎるのでテレビを観せない」

「テレビは1日30分以内まで」

なんて、健診では保健師さんに言われるし、支援センターの先生にも言われたし、育児書で見たこともあります。

もちろんそうでしょう。

子どもの将来の脳やら目のことを考えると、正しいと思います。

でも、「正しい」ことだけで毎日の子育てをしていけるのかって言えばそれは個人的にはちがってました。

だめだ、ご飯の支度をする元気がない。

10分だけでもいいから横になりたい。

でも子どもが起こしてくる。

そうなったらもうテレビの力を借りちゃってます。

テレビはいわば私の子育てのパートナーです。

子どもの機嫌がいいときは20分ほどテレビを観ててもらって、私は隣で昼寝しちゃいます。

寝れなくても、横になって目を瞑ります。

この後、子どものご飯の準備とお風呂、歯磨きに寝かしつけの後はお皿洗い…。

いろんなことが待ってるんです。

それを乗り切るためにちょっとだけでも横にならせてもらいます。

夫に預かってもらう

最近ようやく、安心して夫に預けられるようになりました。

今まではやっぱり心配のがおっきかったんですよね。

今も心配はしてるんですが…。

平日は仕事で疲れてるかもしれない、休みの日くらいはゆっくり休みたいかもしれない。

でも、「ふたりの子ども」なんですから。

ふたりで育てることに意味があるんですよね。

ずーっと母親ばっかり面倒見なくてもいいと思うんです。

たまにはお父さんとふたりでお昼を食べに行ってみたり、本屋さんに行ってみたり…。

私に内緒でふたりでおやつにこっそりアイスクリームを食べてきたり。

ゲーセンで特別に何回かクレーンゲームをしてきたり。

父子で過ごす休日もあっていいんだと思うんですね。

なんだか子どもにとっても特別な日になるんだと思うんです。

そう考えられるようになってから、夫に半日子どもを預かってもらうことが増えました。

そのあいだ、私はひとりでゆっくり実家に行ってみたり、友達に会ってみたり…。

ちょっとひとりで自由な時間を作るようにしています。

うれしいことに、最近ではふたりでお風呂も済ませてくれるようになりました。

そうすると家に帰っても私はひとりでゆっくりお風呂に入れます。

もちろん、順番交代で夫のフリーデーも作るようにしています。

1時間だけでもひとりで外に出てみる

1時間って、え、そんなちょっと?!って気もするんですが…。

これが意外とリフレッシュできるんですよね。

ひっろいショッピングセンターの1時間はせかせかしちゃってかえって疲れちゃうんですが…。

カフェですよ、カフェ!!

ゆっくり好きな飲み物を座って飲む。

これがなかなか子育て中にはできない。

とくに個人的に至福だと思ったのは、ホットの紅茶を頼んだ時です。

ホットの紅茶をカフェで頼んだら、大体ポットで出てきますよね。

そして大体2杯は飲めますよね。

家じゃあっついコーヒーも急いで一気飲みしたり、なんなら完全に冷めてしまって一気飲みになったり…。

家事に気がついてしまったり、子どもがなんやかんや喚くんで…。

とにかく「ホットの飲み物をホットしながらゆっくり飲む」なんて家じゃできないんです。

カフェで飲み物だけ頼んで1時間って、結構ゆっくりできるんです。

私はスマホで好きな漫画を読みながらカフェにいます。

1時間だけなら、子どもが幼稚園に行っている間もできるし、夫に子どもを見ててもらってもそこまで心配も罪悪感も感じません。

なんもせずにただ座って飲み物を飲む。

こんな簡単な当たり前のことがどれだけ至福に感じるか…。

いろんなことを試してみて

延長保育を利用する

園にもよりますが、お金を払ったら最大19時まで子どもを預かってくれます。

私はその間、単発でパートをすることにしました。

子どもはちょっと寂しい思いしてるかな…って心配になってるんですが…。

その分、ちょっとのことでイラッとすることもなく、なんだか余裕を持って接することができているような…。

やっぱり離れる時間ってのも必要なんですよね。

子どもは塗り絵をして待っててくれていたり、おやつも美味しくいただいてくるそうです。

いろんな学年の子どもと遊ぶことも刺激になるんですね。

こんなこと知ってるの?!ってことも家で見せてくれます。

たとえば、お寿司のおもちゃを木のまな板のおもちゃに置いてみたり…。

え、それ回らない寿司屋やん!

なんでそんなんこと知ってるの?どこで知ったの?

ってことが増えてくるんで、なんだかそれも楽しいんです。

ちょっと寂しいのか子どもも素直に甘えてくれます。

離れている分、いつもより可愛いって思うこともできています。

一時預かりを利用する

これは、私が産後うつがまだしんどかったころ…。

保健師さんから勧めてもらったリフレッシュ方法です。

どこでもいい、市内のこども園に登録に行って、お金を払って半日、もしくは1日預かってもらえるんです。

もちろん、登録までも大変でした。

小児科に健康診断に行かないといけないし、食べられるものやらおむつの外れ具合、そして出生時のことなどいろいろ書類も書かないとでした。

そしてお着替えやらおむつ、ビニール袋、お箸セット、エプロン、水筒などなど買いに行っては全部に名前を書かないといけません。

そんなこんなで赤ちゃんのときはその登録から準備までも億劫でできませんでした。

私が初めて一時保育を利用したのは、娘が2歳になったころです。

やっと一時保育に向けての準備ができたのがこのころでした。

当日は初めての場所でかなり泣いていた娘。

こっちもかなり後ろ髪を引かれてのお別れでしたが…。

産んでから初めての一人の時間。

なんと身軽な!!飛んでいけそう!!

娘は半日、給食を食べてからのお帰りです。

ランチは自分の好きなものを、自分の好きなペースで食べられる喜び!!

幼稚園に行くまでに数回しか利用できませんでしたが、もっと上手く利用したらよかったなって感じています。

ママ友さんと集まってみる

ママさん同士で集まるって、なんだか逆に疲れないか…。

って心配になりますよね。

それが意外と会ってみたら楽しいもの。

私の場合はそうでした。

ついイラッとしちゃう。毎日子どもに怒鳴っちゃうし、ときどき手もでそうになる。

そんなお悩みにも一番共感してくれるのはママ友!

実家の母でもなく、夫でもなく、保健師さんでもない。

リアルタイムで同学年の子育てをしているママ友さんが一番共感してくれるんです。

同じように悩んでるママさんたちで話し合って、

最終「なんだよかった、みんな一緒かー」

「大変なのはうちだけじゃなかったかー」って安心するんですよね。

同士、戦友みたいな感じになります。

毎週ランチ…とかはしんどいかもですが、月一とかほどよく距離を空けて付き合ったら、ママ友関係もいいもんだなって思います。

今時ママ友トラブルを題材にした漫画やらドラマも多いですからね…。

でもそれがママ友も世界の全てじゃないってことをお忘れなく。

学生の友達ともちがう、なんだか特別な関係を築くことができるかも?!

子どもの発達のちがいはあれど、子育て真っ最中のママさんなら悩むことも大抵一緒です。

悩まずにまったりと子育てしてるママさんなんんていない。

外ではどんなに穏やかなママでも、やっぱり生きていると悩んだり怒ったり泣いたりがあって当然。

そんな当たり前のことに気づかせてくれて、安心できました。

ずーっと一緒にいなくてもいい!

私は、子どもが小さいうちはずーっと一緒にいなきゃいけないって思い込んでたんです。

まさに「3歳神話」ってやつですよね。

3歳になるまではずっと一緒にいないと…。

「三つ子の魂百まで」って言うもんだから、きっととっても大事なはず!って思ってたんですね。

でも、それなら赤ちゃんのときから保育園に預けてバリバリ働いているママさんはちがってきますよね。

同じように子育てしているのに。

なんだか保育園に預けるのは悪ってなりません?

そんなのもう時代遅れじゃありません?

うちの母はもちろん超昭和なんで、自分のリフレッシュのために半日子どもを一時預かりするなんて考えられない!って言ってましたが…。

でも、毎日子育てしているのは今は母じゃなくて私ですよね。

きっと母が子育て真っ最中のときとは環境も違うと思います。

頼れる人が周りにいるか。

外で遊ばせても危険じゃないか。

今と気候だって全然違うし、真夏でも今ほど暑くなかった。

そのころの子育ての仕方と今の子育ての仕方も、ちがっていいんだと思うんです。

母はどうやらずっと私と一緒にいてくれたそうで…。

それは幼稚園に入ってからはすっごく開放感があったって言っています。

でも私は母と性格も違うし、3歳まで一緒にいてもらったものの、大人になった私はこんな感じ…。

そしたら別にずーっと一緒じゃなくてもよくない?

たまには自分のことを考えてもよくない?

いや、むしろ気持ち的には半分くらい自分のことを考えてちょうど良さそうじゃない?

って思ったんですね。

もちろん、個人的にですけどね。

ひとりになっても、やっぱり心配な気持ちは消えません。

どこかでずっと子どものことを考えています。

もうお昼ご飯食べたかな?と、時計を見ては思ったり、

あ、これ子どもが好きなやつ。って好きなキャラクターの雑貨を見ては考えたり。

でもそれでいいと思っています。

24時間、ずーっと母親の役職についているのはしんどいです。

なので、たまに母親という服を脱いで…。

自分自身、そのままの自分になる時間を作っています。

それは例えば働きに出て「〇〇さん」って苗字で呼ばれてみたり、

友達と遊んで学生時代の思い出に浸ってみたり。

「お母さん」とか、「〇〇ちゃんのママ」って言われない機会を最近作るようにしています。

そして子どもと会ったらまた「お母さん」に戻るわけです。

その棲み分けが、今は自分のなかで面白いといいますか、変な言葉で言うと「マイブーム」です。

「離れている時間が愛を深める」だとか恋愛で言いますけど、あながち子育てにも「それそれ!」って納得しちゃいました。