あれ？なんだろうこの臭い。何の臭いかしら？と思ったことはないですか。
10代、20代では感じたことのない臭い。自分のにおいと知ったときは、かなりショックです。
年齢を重ねると問題になる加齢臭。男性のものだけと思っていませんか？
いえいえ、女性もあるんです。加齢臭。
ほとんどの女性は日ごろから香水もしくは何かしらの柔軟剤を使っているため、男性に比べれば加齢臭は問題になりにくいことでしょう。
しかし、女性ホルモンの分泌やストレスが関係し加齢臭が出ることが、最近では知られています。
加齢臭には、2‐ノネナールという物質が関係しています。
男性の加齢臭の場合は、このノネナールという物質が30代以降で多くなることで、体臭が変化するといわれています。
女性の場合は、10代～20代の頃にあったラクトンという物質が減ることで、ノネナールの臭いを抑えられなくなるためといわれています。ラクトンとは、甘い匂いがすることが特徴です。思春期の女の子が何もつけていないのにいい匂いがするのは、このラクトンの影響なんですね。
40代は社会的にも体力的にも、曲がり角なお年頃です。加齢臭もその一つ。一度自分の体臭についてじっくりと向き合ってみましょう。
女性特有の悩みとは？臭いとの関係を考える
40代女性、カラダの悩み
女性は40代半ばを過ぎる頃になると、体調の乱れや心の不調を感じやすくなります。
こうした心身の不調は、多くの場合ホルモンの変化と関係しています。
この年代になると、女性ホルモンの「エストロゲン」をつくる卵巣機能が徐々に低下していき、その影響で自律神経のバランスも乱れやすくなります。
主な体の不調として、月経不順・全身の疲労感やだるさ・ほてりやのぼせ・体の冷え・めまい・動機や息切れ・頭痛などがあります。
40代女性、仕事の悩み
40代女性といっても既婚が独身か、子供がいるかいないか、働き方の形態によって抱える悩みは違うものです。
共通する悩みとして、貯金などの経済問題・今の仕事に対する不安感・（子供がいる場合）子育てと仕事の両立などが考えられます。
家庭と仕事のダブルワーク、責任のあるポジションなど、心身の衰えとは裏腹に社会の中では働き盛りのポジションでもあります。
40代女性 こころの悩み
身体症状と同じく、心の不調もホルモンの変化によるものといわれています。
主な心の不調として、気分が落ち込みやすい・イライラしやすい・不安になりやすい・あせりを感じやすい・熟睡しにくいなどがあげられます。
年齢と共に現れる不調は、長いスパンで続いていきます。
「自然なこと」と受け止め、心身の変化に沿ったライフスタイルと気持ちの管理を考えることが大切です。
心身の不調や、社会的重圧、子供の養育など、40代は自分にかける時間が短くなる傾向にあります。おのずと、容姿や身の回りのことが疎かになり気づかぬうちに加齢臭が…ということがおこりやすい年代なんですね。
女性的ないい匂いとは？輝く女性になるために
いい匂いのやり過ぎは厳禁
もともと香水はヨーロッパで体臭をごまかすために開発されました。
あくまでごまかすだけで、臭いを消すといった効果はありません。
香水の使い方を誤ると2つの匂いが混ざって、さらに不快な臭いを発生させる場合もあるため、加齢臭にあう香水選びが重要になります。
最近では、日本中が臭いに敏感になりすぎたため、「スメルハラスメント」という言葉も生まれてしまいました。香りがプンプンと主張するのではなく、ぐっと距離が近くなった時に何となくいい香りがするというのが理想です。
40代女性におすすめの香り
ノネナールが原因のいわゆる加齢臭だけではなく、その時の体の健康状態や環境、行動も反映されて人間の臭いは発生します。
完全に臭いを消すことはできないので、うまく共存することが大切になってきます。
加齢臭には、ローズマリー、パチュリ、ユーカリなどのグリーン系の香りがおすすめです。もう少し女性らしさを加えたい場合は、ローズ系も素敵です。
女性的ないい匂いのまとい方
おすすめは、オイルタイプです。肌にしっとりと密着するため、香りが持続しやすいです。
つける場所は、身体の脈がうつ場所につけるのが基本です。代表的なのは手首や首筋など。可能ならば、膝の裏もおすすめです。体温であたためられた香りが、スカートのひらめきにのってふんわりといい香りがします。
40代女性がいい匂いをさせる方法まとめ
40代はホルモンバランスの変化が、体臭に大きな影響を与えます。
市販の消臭アイテムは即効性が期待できるため、いざというときにはとても効果を発揮しますが、根本的な解決にはなりません。
大切なのは、生活習慣を見直して、臭いの原因を軽減することです。
今回は、加齢臭に特化した記事内容でしたが、口臭・汗臭・頭皮臭・デリケートゾーンや膣の臭いも問題になる年代です。他人には指摘しづらいことだからこそ、自分でニオイマネジメントをしていくことが大切です。
また加齢臭を何とかしたい方は、食事とストレスケアがポイントになります。
加齢臭の原因：ノネナールは、皮膚の皮脂腺中の物質が酸化することで発生します。つまり加齢による身体の酸化がすすむことで、誰にでも起こるものなのです。
抗酸化の食品をとり入れ、ストレスフリーで身体の酸化を防止することが大切です。
しかし、臭いに敏感になりすぎるのもまたストレスの原因に。
身体や衣類の汗や汚れは、毎日丁寧に洗い上げる。食後に歯を磨くなど、基本的な生活をきっちりと送っていればそれで良いと思います。
誰でも、歳はとるもの。加齢臭もそのひとつとして、上手に付き合っていってはいががでしょうか？
欧米では歳を重ねることに価値があるとされています。
「男子に人気」「少女のような香り」などの言葉にまどわされず、自分だけの香り探しを始めてみませんか？
