これは私がサービス業の仕事をしていた時に、上司からパワハラをされた体験談です。
当時私は24歳で、大好きだったお店に無事就職が決まり、これから仕事に邁進しようと意気込んでいました。
そして職場とは違う店舗でまず1週間研修を受けることになりました。
すると、研修を担当するのは鬼軍曹と呼ばれるキャリアウーマン上司Aさん。私が入社したてだったのでその上司が鬼軍曹だということは一切知りませんでした。
そして座学から始まり、店頭で電話の取り方の練習することに。
しかし、「ソ!と音が出ていない!やり直し!」と何十回も電話にでた時の声のトーンの練習をさせられました。
その日の仕事終わりに他の従業員の人に「誰も入社してから電話の取り方の研修していないよ。しかもあんな何十回も。ひどいねAさん。怖すぎる」と爆弾発言。
電話研修は誰一人していないのになぜ私だけなんだろう・・?と疑問に思ったものの上司であるAさんの指示通りにやらなければいけません。
それからというものの、Aさんは仕事中でも私と話す時は一切私と目線を合わせなかったり、全員でお昼ごはんに食事に行くのに私のことだけ無視をしたり、何かにつけて説教をしてきたり、あからさまに陰湿ないじめをしてきたのです。
生理的に無理な人種でも、業務中には個人的な感情で無視
パワハラの原因
きっかけやパワハラの原因はいまだにわかりませんが、ひとつわかるのは個人的にAさんは私のことが好きではなかったのではないかという事。
本来は仕事上に私的な感情を出すことはあってはなりません。
個人的な感情で無視
たとえ性格が合わなくても、生理的に無理な人種でも、業務中には個人的な感情で無視をしたり、イラッとするからという理由で延々と説教したりすることは絶対にしてはいけないことです。
しかし、Aさんは個人的な感情で私にパワハラをしているとしか感じられませんでした。なぜなら私は一切何もしていないのです。
それから何年も勤務してからわかったことですが、Aさんはパワハラをしているのが私だけではありませんでした。
態度が気に入らないという理由だけで解雇
私がAさんのパワハラの標的になる前は他の従業員が餌食となっていました。
しかも、態度が気に入らないという理由だけで解雇していたのです。それを聞いた時は驚きました。
自分の発言や行動を全て黙ってYESと二つ返事で動いてくれて、自分のことを持ち上げて褒めておだててくれる従業員だけを評価していたことも判明しました。
そしてパワハラの標的が私の後にも、順々に違う従業員が標的となりパワハラの標的が定期的に巡回していきました本当に人としてありえません。
パワハラを受けたのは約2年にも及びました。
自分の仕事や人生を台無しにしたくない
私が標的となり、パワハラを受けたのは約2年にも及びました。
本当に辛くてやめたいと思ったことも何度もありましたが、Aさん一人のせいで自分の仕事や人生を台無しにしたくないという思いと、ここで私が退職するとAさんの思う壺だと思い、悔しさをバネに何とかAさんをギャフンと言わせてやる!と考えました。
自分にとって有益な人を評価
そこで、Aさんを分析。Aさんは数字が全ての人でした。自分にとって有益な人を評価する。イコール会社での売り上げが高い人にはすごく優しく接していることに気がつきました。
そこで私は売り上げ1週間での売り上げ目標を設定し、何とか個人売り上げを1番になって数字でみせてやろうと思いました。
そこから、毎日毎日接客につき、商品を販売した金額を全てメモにとり1週間で100万円個人売り上げを達成する努力をしました。
そして努力の甲斐が実って、無事に1週間で100万円の売り上げを達成することができました。
そこから評価され管理職へと出世
すると、その数字を見たAさんの態度がコロッと変わったのです。本当にわかりやすい人だなと思いました。
そして、そこから評価され管理職へと出世することができました。
Aさんのことで悩んでいる人をもう二度と出したくないという思いから、Aさんと対等な立場へ立つ努力をしたのです。
まず立ち向かいたい相手の行動や考え方などリサーチした上で戦略を練ったことがパワハラ解決へ導いてくれました。
パワハラ体験談のまとめ
私は明るい性格で結構はっきり物のいうタイプの性格です。
気があう人は多いですが、目立つが故に陰湿なタイプの女性や上司からは標的にされやすいんだと思いました。
現在パワハラで悩んでいる人は、現状が辛いならやめるという方法もありますが、私はたった一人の人のために自分が身を引くということがどうしも許せなかったのです。
どうすればいいのかを考えた時に、まずはパワハラをしてくる人物の素性や性格、好みを徹底的にリサーチし分析することが大切です。そして相手を倒すための戦略を練ること。
長期戦になることももちろんあるので、心が弱い人にはオススメできませんが負けん気の強い方なら可能な方法だと思います。
パワハラ相手の懐に入ることができれば、パワハラ被害を受けることはなくなります。
被害にあってしまったなら相手を知り、相手の懐にはいる努力をすることが近道だと思います。
パワハラをしてくる人が会社の一番上層部の方なら、会社をやめる以外ではこの方法しかないと思います。実際に私もそうでした。
負けないでください。人の痛みがわからない人はのちに絶対に自分に返ってきます。パワハラに屈せず、自分のできる範囲で戦ってください。あなたの味方は必ずいます!