汚れてませんか?そのエコバッグ




7月からコンビニでもレジ袋が有料化し、コンビニによっては袋のサイズでお値段が違う所もあるとのこと。

お茶やコーヒーくらいなら平気ですが、これからはちょっとしたエコバッグ持参で行かないといけませんね。

今となっては日本でもエコ意識が高まり、エコバッグ持参で買い物に行く人も多くなりました。

また中には、エコバッグを何種類か用意し、買い物用、ペットボトル回収用、トレー回収用などと使い分けている方もいるようです。

徹底している人をみると「すごいなぁ」と感心してしまいます。

しかし、正直ちょっと気になることが…。

それは何かというと、ペットボトルやトレーの回収用として使っているエコバッグは初めから汚れるだろうという前提で使うので、ある程度の期間使ったら思い切って捨てて、別の物と変えるなどするようですが、買い物用として使っているエコバッグはどうしているのでしょう?

日々、買う物は多種多様。

野菜や魚、肉類などの生物もあれば惣菜、菓子類、飲料などがあり、それぞれパッケージも違います。

買い物から帰ってきて開けてみたら、知らない間に汁が漏れていたなんてこともありますよね。

そんな時、皆さんはどうしているんでしょう。

半数以上が何もしない

気づかないうちにある汚れ

あるスーパーの商品検査センターがエコバッグの使用実態を調査したところ、6割以上の方のエコバッグから汚れ、細菌があることが分かりました。

さらに、エコバッグを洗ったことがないと回答した人は51%、2〜3ヵ月に1度洗う人が23%、月に一度洗うが18%、週に一度が5%、毎日洗うが3%とのことでした。

中だけではない

このようにエコバッグに関しては洗濯をするという意識が低いらしく、気づかないうちに汚れたまま使っている方が多いです。

エコバッグの汚れというのは、中だけでなく手提げ部分、外側の底の部分などからも汚れがあることが分かっています。

また汚れといっても目に見えるものばかりでなく、ニオイも汚れの一つです。

生物を買った日は、特に気をつけたいものです。

エコバッグだけでなくカゴも

エコバッグでなく、色違いのカゴを使っている方もいらっしゃいますね。

しかし、それも使いっぱなしで特に何もしてない方が多いです。

袋ではなく、カゴだから大丈夫と思っていませんか?

ところが、カゴにも汚れはつくんです。

スーパーのカゴやカートは毎日、消毒されています。

自分や家族だけしか使わないからと何もしないのではなく、軽くでいいのでカゴ全体に消毒すると殺菌効果もあり安心です。

エコバッグの種類

品質表示

エコバッグといっても、その素材は様々。

綿、ビニール、ポリエステルなどとあり、また色物や刺繍などのついてるものもありますよね。

さらにエコバッグの中が保冷保温ができるタイプのものだったりと、とにかく多種多様です。

それによって品質表示のタグがついてるものもあるので、一度確認することをお勧めします。

洗濯と消毒

先ほどエコバッグを洗うと答えた方は、品質など関係なく洗濯しているという方も多く、ダメになったら買い換えるなどすればいいという考えのようです。

また、洗濯機で他の衣類と洗っても意外と色落ちせず、大丈夫だという方もいて、あまりこだわりはないようですね。

しかし、中が保冷保温できるタイプのものは洗濯するわけにはいきません。

布巾やペーパータオルなどで消毒スプレーで拭くと汚れやニオイにも効果があります。

用途によって

先ほどのようにペットボトルやトレーの回収の時にエコバッグを使うという方がいますが、そんな時にはエコバッグの品質によって使い分けるといいかもしれません。

例えば、買い物で使うのは洗える布製のもの、ペットボトルやトレーにはビニールといったように、中に入れるものによってエコバッグを使い分けるのも少しは汚れを回避できるかもしれません。

エコバッグの意味

これまでエコバッグの汚れなんて気にしたことなかったという人も多かったのではないでしょうか。

なぜ気にせず使うのかと考えれば、恐らくですが、100均などでも手軽に買うことができ、汚れたなら買っちゃえといったような意識があるからかもしれません。

実際、私もそうでした。

しかし、調べていくうちに考えついたのはエコバッグなのにエコになっていないということです。

エコ意識は確かにあって、レジ袋が有料であるのも今や当たり前になっているのに、一つの物を長く使おうという意識は低い。

ダメなら買えばいいというのでは、本当にエコになっているのかどうか疑問ですよね。

これが仮にエコバッグではなくて、お気に入りの可愛い服だったら皆さんはどうされますか?

汚れやニオイが気になったら、きちんとクリーニングに出したり、ご自分で洗濯して、また着ようと思いますよね。

エコバッグも同じではないでしょうか。

これは決して高くて可愛いエコバッグを使ったらいいというのではなく、「エコ」の意味を考えて使わなければいけないと思うのです。

今一度「エコ」の意味を考え、その意識を向ける方向を誤らないようにしていきたいものですね。