3歳になったばっかりの子どもは、まだまだ絶賛イヤイヤ期!
何をするにも「いや!」
もう、「いや」と言うことばを聞かない日はない。いや、数分おきには言ってるかも…?
そんな我が子も、幼稚園入園と同時に待ち受けている試練は「マスクを毎日つけて登園すること」。
出ました、マスク!
今やどの施設に行っても「3歳からマスクをつけてください」の文言をよく見ます。
「まだ一応、2歳11ヶ月なんです」でやり過ごしていたマスク。
もちろん、子ども用のマスクは何個か持っています。
子ども用マスクって、いろんなデザインがあってかわいいですよねー!
ちっさいサイズもかわいいし。
でも、マスクをつけるどころか、マスクを触るのさえも「いや!」
私がマスクを手に持つだけでも「いや!」
「おかあさん、それバイバイして!!」
さあ、困った!
いや、気持ちはわかるよ〜。とってもわかる!
だって私が子どもの頃は、マスクなんて給食のときにしかしなかったし…。
マスクって言ったらもう病院のお医者さんのイメージで子どもは怖がるし…。
大人になってから花粉症になってマスクをするようになったけど、やっぱり気持ち悪かったり息苦しい。
大人になってもマスクに手こずるくらいだから、たった3歳の子どもにとってはマスクはかなりしんどいと思うんです。
それでもマスクはもう靴下と同じくらい大事なものになっている!
いや、下手したらもう下着と同じくらい大事だと言っても過言ではない!
このイヤイヤ困ったちゃんに、一瞬でもマスクをつけてもらえることはできるのか?!
今回は、入園までの約3ヶ月で、どうにかイヤイヤ期の子どもがマスクをつけられるようになった私の体験談です。
大人がどうにかこうにか工夫すれば、ちょっとでもマスクはできるようになるかも!?
マスクはかわいいものと認識させる!
いっしょに選びに行く!
やっぱり3歳の子どもとの趣味ってちがうんですよね…。
私が「かわいい!」と思って買っていったマスクは、子どもにはあんまり響かない。
それなら試しにマスクをいっしょに見に行ってみようと、マスクコーナーに行ってみました。
その当時はまだ好きなキャラクターもないし、好きな色も定まらない…。
そんなんでマスクを選ぶことはできるのか?!
私が勧めた、かわいい犬のキャラのマスクや、サンリオのキャラのマスクは全て無視!
それでも自分で、さくらんぼの柄のマスクを手に取った我が子!
「自分で選んだ」マスクって、やっぱり特別になるんでしょうね。
好きなキャラがあればそれで!
子どもは熱しやすく冷めやすい!
切り替え上手なんですが、そんな一面もあります。
そんな我が子も、知らないあいだにどこで覚えたのかサンリオのポムポムプリンが好きになりました。
多分、「プリン」って名前が気に入ったんでしょうね(笑)
そしてうれしいことに、いまじゃそのキャラのマスクがある!
「プリンちゃんのマスクつける?」と聞くと、
一応「つける!」と返事してくれます。
いや、つけないんですけどね…。
それでも返事が「いや!」じゃなくなったのは進歩です。
「かわいい〜」とマスクを飾るようになりました。
お母さんとおそろいで!
この時期になって、我が子はなんでも私のマネをしたがるようになります。
私が眉毛を描いていたら、自分も鉛筆でこっそり描いている!
除菌シートをスマホの代わりにして、スイスイとスワイプしている!
じゃあもうこの手を使わずにはいられない!
「あれ?このマスク、お母さんといっしょだよー!」
面白いように食いつく我が子。
いっしょに鏡の前に立って、私といっしょの色のマスクを確認すると…。
自分で手に持った!
そして、自分で口のところに持っていった!
私が耳に紐をかけようとすると逃げてしまいましたが、それでも自分でマスクをつけようとした!
オリジナルマスクは子どもも喜ぶ!
アップリケをつけてあげる!
私がかわいいと思って買ってきたマスクは、水玉がどうやら気に食わなかったようで…。
そして水色なのも気に食わなかったようで…。
いや、ちょっと前まで「あおすきー」って言ってたやん。って話なんですけど。
そんなとき、100均でプリンちゃんのアップリケを見つけました。
これはいい!
アイロンでつけるだけだし。
水玉の既製のマスクも、アップリケをつけただけでキャラものになった!
それからそのマスクも、無事「プリンちゃんのマスク」になりました。
気に入った生地で作る!
私は裁縫はぜんっぜんできません。
ミシンも持ってないし、小学校から使ってない。
でも、裁縫は嫌いじゃないんです。
こりゃ入園準備といっしょに、マスクも作っちゃおう!
子どももいっしょに生地屋さんに行ってきました。
おっきい生地を持っていって、切ってもらうのもうれしかったようで…。
自分でいちごの柄の生地を選んでました。
YouTubeを見ながら、ああでもないこうでもない…と初めて作った手作りマスク。
子ども用だとちっちゃいので、思ったより早くできました。
「作ったよー!」と見せると、
「つける」
え!つけてくれるの?!
やっと、マスクを初めてつけてくれた!
最後はこれ!褒め倒す!
すごいよ、すごい!
マスクつけてるよ!鏡見てみて!
かわいー!ステキ!
すごいねー!!
拍手を思いっきり浴びて、我が子はとってもうれしそう。
「マスクつけたら褒めてもらえる」
とにかくこれを子どもにインプットしました。
やっぱり褒めてもらえるのってうれしいですよね。
「みてみてー!」と、マスクをみんなに見せてうれしそう!
そのたびに褒めてもらえるんですから。
最長30分、マスクをつけられるようになりました!
一瞬でもマスクをつけられたら褒め倒すことが大事!
マスク生活が当たり前になったら、子どももマスクできて当たり前ってなっちゃうんですよね…。
でも子どもからしたら、息苦しいし、なんだか気になるしでいい気持ちではないと思うんです。
それを忘れないようにしなきゃ!
幼稚園に行くと、きっと給食のとき以外はマスクをつけないといけないと思うんです。
それこそ、何時間もマスクをつけられるようにならなきゃ!
そんな思いでいっぱいだったんです。
でも、一瞬でもマスクをつけたら褒める!
むしろ、マスクを持ったら褒める!
まだまだそれを毎日繰り返しています。
イヤイヤ期真っ只中の我が子も、30分はマスクをつけられるようになりました。
その方法とは…。
・いっしょにマスクを選びに行く
・好きなキャラのマスクを見せてみる
・お母さんとおそろいのマスクをしてみる
・かわいいアップリケをつけてあげる
・好きな生地で作ってあげる
・褒めて褒めて褒め倒す!
マスクってかわいい。
マスクしたら褒めてもらえるぞ。
そう思ってもらえることから始めました。
でも、やっぱり最後はおともだちの力を借りよう!
幼稚園の子たちがマスクをしていたら、マネしたがるのがその頃の子ども。
そんなに心配しすぎなくても、入園したらうまくやっていけるよー!
と、先輩ママさんも教えてくれました。
マスクをつけないから怒るんじゃなく、
マスクを興味を持ったら褒める。
これを心がけていきたいですね!