「仕事に行かなきゃ」という思いはあるのですが、とにかく会社に行くことを考えるのがしんどいと感じていました。
起きてから会社に行くまでの時間的・精神的な猶予を少しでも長くとりたくて、出かけないといけない時間よりやたら早く起きていました。
シャワーを浴び、スマホでゲームをして、パソコンで好きな動画やブログを読むことで無理やり自分の気分を盛り上げ、会社に行こうと思えるまでモチベーションを上げていました。
結局、会社に行きたくないという思いから身支度が進まず、遅刻ぎりぎりの時間に慌てて家を飛び出していました。
家にいるのに、無意識に「あー帰りたい」と口に出していました。ひどい時は、仕事が終わって家について、着替えをしている時点で「あー帰りたい」と口にしていました。
日曜日の夕方から夜にかけての時間が本当に憂鬱でした。特に「笑点」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」を見た日曜日は、子供のころの毎日のんきに過ごしていた日々が蘇り、テレビを観ながら涙が出てくるレベルでした。
土曜日の午前中の時点で「ああ、また月曜日の朝になったら会社に行かなきゃいけないのか……」と憂鬱な気分になり、せっかくの休みもまったく休んだ気がせず、休みを楽しむことが全然できていませんでした。
前職の労働環境に嫌気がさして、同業他社に転職しました
通勤のハードさに会社に行きたくない
通勤時間が倍になり、家から会社までバス一本で通勤できていたのが、満員電車を乗り継いで通勤するようになり、通勤のハードさに会社に行きたくないという思いが強くなりました。
同業他社に転職したことで、役職がつき、人を指導する立場になりました。全職では下っ端だった自分が、望んでいなかった立場になったことで仕事の仕方に戸惑い、うまく指導することもできなかったことから「こんなはずじゃなかったんだけどな」という思いが強くなり、会社に行くのがしんどくなりました。
周りの人の優秀さと自分の無能さに直面し、会社に行くのが憂鬱
前職と同業種での転職だったので、「仕事もそれなりにできるだろう」と思っていたのですが、周りの人の優秀さと自分の無能さに直面し、会社に行くのが憂鬱になりました。
週の前半については特に会社に行きたくない
前職ではシフト制の勤務であり、平日5日間連続出勤をすることが少なかったため、「明日行けば休みだ」というのをモチベーションに会社に行っていました。
転職後は月～金の勤務になったことから、「明日行けば休みだ」という回数が激減。「あと何日いかないと休みにならないのか……」と考えると暗澹たる気持ちになり、週の前半については特に会社に行きたくないという思いが強くなりました。
月～金の勤務から、シフト勤務の部署に部署を異動させてもらいました
自分に逃げ道を作りました
・「もともと前職をやめたらしばらく休むつもりだったんだから、嫌になったらいつでもやめればいいや」と、自分に逃げ道を作りました。
スマホにカウントダウンアプリを入れ、「就職してからあと●日で半年」「あと●日で1年」という日付を登録。
強迫観念をなくすように心がけました
日付がゼロになったらやめようと自分に言い聞かせ、辞めたいけど会社にはいかないといけないという強迫観念をなくすように心がけました。
とにかく会社に行くまでの時間で自分のテンションを上げまくりました。
好きなメニューの朝ごはんを食べ、高いシャンプーとボディーソープを使って朝風呂に入り、美味しいコーヒーを淹れ、パソコンで好きな動画を見て、自分の機嫌を取るようにしていました。
自分で自分を褒めまくっていました。
「会社に行こうと思って朝起きたこと自体が偉い」「会社に行こうと思ってご飯を食べているのが偉い」「会社に行くために着替えていることがすごい」「頑張って満員電車に乗っているのが超がんばってる……」といった感じです。
会社に行くモチベーションを保つことができました
月～金の勤務から、シフト勤務の部署に部署を異動させてもらいました。
そのことで「明日会社行ったら休みだ」という日が増え、会社に行くモチベーションを保つことができました。
会社に行きたくない時のまとめ
「会社に行かなきゃ」と自分で思い詰めてしまうと、本当に会社に行きたくても行けなくなってしまいます。
「本当に嫌だったら会社やめてもいいや」「貯金●●円できたら会社辞める」「1年働いたら会社やめよう」と、自分に逃げ道を作っておくと、案外会社に行きたくないという気持ちを抑えることができます。
自分で自分を持ち上げて、自分にとってご褒美を与えることで、会社に行くテンションに持っていきましょう。
「会社に行く」という行為がめちゃくちゃすごいことであること、それを毎日やっている自分は相当偉いことを、自分に日々言い聞かせ、褒めてあげましょう。
会社に着いてしまえば、諦めの境地かどうかはわかりませんが、不思議なことに「会社に行きたくない」という気持ちはかなり薄れます。
最後はとりあえず無心で会社に行きましょう。
会社についてもなお「会社に行きたくない」という思いが消えなかったり、体調に異常が出るといったことがあれば、本当に会社に行きたくないというサインなので、そんな時は思い切って休んだり、自分にあった会社への転職を検討するなど、本当に自分はこれからもこの会社に行き続けないといけないのかを一旦よく考えてみましょう。
