豊島園、閉鎖いつ?




西武グループ遊園地「豊島園」が8月から段階的に閉園することが決まったらしい。

豊島園は、大正15年当時財界人の1人の藤田好三郎氏が所有していた土地を、運動と園芸を東京都市民に広く奨励するために公開したのが始まりだそうです。

長い歴史のある、豊島園が今年プールを除いた各施設を段階的に閉園するのは、少し寂しい気持ちになるのではないだろうか。

近隣の住人だけでなく、日本人なら一度は耳にしたことのある遊園地だろう。

かく言う、私も子供の頃夏になると、「年間パスポート」を首にぶら下げ、毎年必ず訪れ肌を小麦色にしたことを思い出す。

豊島園の楽しさ

豊島園の歴史

軽く豊島園の歴史を振り返ってみることにしたい。

1926年 大正15年9月15日 造園家の設計により部分開園。

当初の名称は、「練馬城址 豊島園」だったそうです。

1927年(昭和2年)開園式を日本庭園で挙行。

1931年、昭和6年

競売にかけられ、安田信託銀行(現在のみずほ銀行)が自己落札。

その後、経営者が転々とする。

1941年(昭和16年)11月1日武蔵野鉄道(現在の西武鉄道)が、当時の経営会社である日本企業を吸収合併する。

1944年(昭和19年)戦況悪化により一時閉園。

 このころは、太平洋戦であり、空爆に備えて園内の練馬城跡に、練馬監視哨(軍事施設)が設置される。

1946年(昭和21年)営業再開

1951年(昭和26年)株式会社豊島園臨時株式総会により同社は解散して、事業を西武鉄道株式会社が継承することを決議。

1952年(昭和27年)豊島園ホテル開業。

1963年(昭和38)

 8月23日 株式会社豊島園は解散し、事業を西武鉄道株式会社が継承。

 10月1日株式会社豊島園を設立。

1967年(昭和47年)花火大会を開始。

2004年(平成4年)夏の花火大会が終了。

2020年(令和2年)閉園の発表。

豊島園のアトラクション

豊島園のアトラクションのほんの一部を紹介します。

○カルーセルエルドラゴン

夢とロマンを語り継ぐ、としまえんのシンボル。

1907年ドイツのミュンヘンで名工といわれたヒューゴ・ハッセの手によって作られた歴史的な回転木馬。1971年にとしまえんにやってきたそうです。

100年以上の歴史を超えて、夢のロマンを語り継ぐ伝説の回転木馬なんです。

2010年、日本機械学会により「機械遺産」に認定されました。

所有時間  2分

定員    154名

料金    300円

○こどもの森

巨大な樹をイメージした空中迷路。

子供向けの玩具だけでなく、誰でも気軽に利用できる健康器具もあるため、3世代が一緒に楽しめる。

料金   400円

○模型列車

アメリカの開発時代、西武の野原を走っていた機関車を忠実に再現。

初夏はあじさい園、冬季はイルミネーションで彩られた緑豊かな自然の中を走り抜けます。

所要時間  4分20秒

定員    126名

料金    300円

○フライングパイレーツ

地上45メートルの空中航海

海賊船と商船の2隻の大船が地上45メートルを急上昇・急降下。

大空をスリリングに空中航海する気持ちよさ!

所要時間  2分20秒

定員    120名

料金    500円

○サイクロン

旋風のように園内の風景を眼下に急降下、急上昇を繰り返す、ローラーコース

所要時間 2分15秒

定員   28名

料金   500円

一部でしたが豊島園には、沢山の魅力的なアトラクションがあります。

閉園する前に、また楽しみたいものです。

豊島園 庭の湯

緑に囲まれた、静かな時間を満喫できる大人の湯処

1階

・日本庭園

・バーデンゾーン

・温浴ゾーン

・サウナゾーン

・美肌処/ボディークリーン

2階

・岩盤浴棟

・お食事処

・リラクゼーションエリア

・ほぐし処/ボディーケア

・タイ古式療法

・バリ式エステ

・和室棟

・お土産処

温浴ゾーン

自慢の庭園を眺めながら楽しむことができます。大地のミネラルが凝縮された天然温泉露天風呂をはじめ、天然温泉の数々を堪能できるゾーンです。シャワーやカランには肌にやさしい軟水を使用している。

岩盤浴棟

通常のサウナと比べて室温が低く、温められた天然石のベッドに横になり、無理なく穏やかな発汗を楽しめる岩盤浴。ベッドは6種の薬石を使用している。

庭の湯まで、閉鎖されるのかは今のところ不明なようです。

ありがとう 豊島園

イベントの多数ある豊島園

フリーマーケットやコスプレイベント、ストライダーエンジョイパーク としまえんカップなど

フリーマーケット

300店もの出店を誇るフリーマーケットは掘り出し物が見つかると大人気!園内各所に出店ブースがあるので、まさに“お宝探し”感覚で、家族、友だちみんなで楽しめる。

楽しいイベントも、数多くあった豊島園。

閉鎖に追い込まれる「豊島園」

東京ディズニーランドが0.3%増の3010万人、サンリオピューロランドが9.6%増の198万人と、遊園地からテーマパークへと人気が移り、大正15年に開園した歴史ある『としまえん」は閉鎖へと追い込まれそうです。

『としまえん』は流れるプールを世界で初めて設置し、ウォーターシュートを営業用として日本で初めて導入。先進的な取り組みをしていたことで知られています。独特な広告展開をする注目度の高い施設でした。

しかし、近年の業績はパッとしない状態が続いています。2019年3月期の純利益はわずか50万円ほどだったようです。

閉鎖後は何になる?

どうやら閉鎖後、としまえんの跡地には、2023年の春に「ハリー・ポッター」のテーマパークの建設や東京都が大規模な公園を設備するとの計画もあるようです。

まとめ

90年以上も長きに渡り多くの人達を、楽しませてくれま豊島園も、閉園することになるようです。

寂しい気持ちはありますが、世の中の流れは豊島園閉鎖は、やむを得ないのでしょう。

「ハリー・ポッター」のテーマパークは、多くの人々を来園できるのでしょう。

それは、それで楽しみです。

そして、豊島園に本当に今まで「ありがとう」と言いたいです。

ありがとうございました!