息子の保育園の卒園アルバムの制作




卒園アルバムって一生残る大切な物ですよね。

うちの息子が通っていた保育園は卒園アルバムは
写真選び、レイアウト、コメントまで自分で制作し
表の年度と保育園名と子供の名前などの仕上げを業者に
依頼する形でした。

娘の時は卒園アルバム係と業者にお任せだったので
何もせずに済んでいました。

どうするかとても悩んだのと同時に不安に
なりました。

まさか自分で制作するなんて・・・。
不器用な私に果たして息子が一生大切にする
卒園アルバムを作れるかどうか・・・。
どうしたら1つしかないオリジナルの卒園アルバムを
作れるだろう・・・。

でもやるしかない。

そう覚悟した私はまず写真加工が上手なママ友に色々な
やり方を教えてもらったり、娘の卒園アルバムを参考にしたり
して少しでも時間さえあれば卒園アルバムに取り組みました。

息子は0歳児クラスから在籍していたので
どの写真を入れようか悩み家族に相談したりして
アドバイスをもらっていました。

何とか期日までに間に合い、胸をなでおろした事を
今でも鮮明に覚えています。

試行錯誤しながら制作した日々を書いていきたいと思います。

卒園アルバムの制作

第一段階 写真に苦戦

息子は0歳児クラスから保育園に在籍していたので
写真が山のようにありました。

クラスごとに分けて写真を選ぼうと思いました。
でも山のようにある写真。
これもいい、あれもいいと選んでいたらアルバムに
収まらない。

さて困った。
何か基準を決めないとこれは収まり切れない。

どんな基準にしようか・・・。

産まれて間もない時に撮った写真と笑っている写真と
転園して今はいない仲良しだったお友達と遊んでいる写真を
主に入れようと決めました。

そのままだとちょっとなって思った私。
そこで娘が小さい頃から仲良くしてもらってるママ友の家に遊びに行った時に
綺麗に写真加工してある写真が玄関に飾ってありました。

すごいなって見ているとママ友が「これね私が作ったの」と一言。
そこで息子の卒園アルバムを制作する事になってそのままじゃ
ちょっとなって思っているけどアイディアが思いつかない事を
相談しました。

そうするとママ友が
「私でよければ教えてあげるよ。〇〇(息子)君が一生大事にする
 卒園アルバム作ろう。」と助け船を出してくれたのです。

まずはこの写真をどういう風に(形など)にしたいかイメージする事。
その形に写真を切り分けていく。注意するのは形が偏らないように気を付ける事。

そして写真をギザギザに切るはさみの存在を知ったり、
紙コップを使って綺麗に丸く切る方法、
100均で売ってる可愛いマスキングテープを使ったり
など色々と私に伝授してくれました。
帰り道に100均に寄って材料を調達しました。

帰宅してこの写真をどういう風にしたいかイメージして
偏らないように気を付けました。
そして教わった通りに写真を切っていきました。

あんな山のようにあってそのままだと
ちょっとって思っていた写真がとても
可愛くアレンジ出来ました。
伝授してくれたママ友に今でも感謝しています。

第二段階 レイアウト

可愛くアレンジできた写真。
さてどのようにレイアウトしていこうか
悩む・・・。

並べてみるけどなんかいまいちピンとこない。
私が試行錯誤している様子を見ていた娘が一言。
「ママどうしたの?さっきから怖い顔してるけど。」

「そんなに怖い顔してた?レイアウトで悩んでるのよ」と言うと
娘はなぜか誰に似たのかセンスだけは良い。
試しにお手本として娘に並ばせてみた。

「さすが。」って思わず言ってしまったくらい
完璧なレイアウト。

「どうしたらこうなるの?」と聞くと
「一番目立たせたい写真を真ん中に置いて
 全体のバランス見ながら置いていくの。」と娘。

そっか。
一番目立たせたい写真を真ん中に置いて
全体のバランスを見ながら置いていけばいいのか。

それからもレイアウトで試行錯誤している姿を見るたびにやってきて
「これよりもこっちの写真を真ん中に置いてみたらいいんじゃない?」
とアドバイスをしてくれるように。

娘と2人でクラスごとにレイアウトしていき
無事完成。

助かった。
娘にはお礼に大好きなケーキを買ってあげました。

第三段階 写真に添えるコメント

レイアウトが無事終わり後は写真の横に入れるコメント。
100均で色んな形が入ってる可愛いコメントのセットが
売っていたのでそれを購入。

産まれてすぐ撮った写真には
「産まれた瞬間お姉ちゃんとても喜んだよ」と。

0歳児クラスで初めて撮った写真には
「保育園で初めてのピース」と。

他の写真にもお友達とこういう事をして一緒に遊んだ話や
当時担任だった先生とこの写真の時はこういう話をした事
等と書いていきました。

そして名前の由来。
我が家2人とも産まれる前から名前は決まっていました。
娘の時は主人に名付けを手伝ってもらいましたが
息子の時は私1人で決めました(主人には事後報告)
どんな思いでその名前が思いついたのかどんな祈りをこめているのか
を書きました。

担任の先生や他の先生のコメントは後日書いてもらいました。

そして卒園アルバムを息子が手にする時が・・・

卒園式後保育園で教わった体操などをしている間に

担任の先生が2人いました。
1人の先生は体操の方を見ていたのですが
もう1人の先生が見当たりません。
ちょうどお手洗いで席を立ってすませて戻ろうとした時に
教室からもう1人の先生とクラス代表のママさんの姿が。

見ていると出来上がったアルバムを綺麗に並べていました。
「手伝いましょうか?」と声をかけると
「すみません」と言って卒園アルバムを何冊かもらい
その子が使っていた椅子や机に一つ一つ並べていきました。

まるでドッキリを仕掛けているみたい。
「自分のアルバム見つけたらどんな反応するんでしょうね」と
先生とクラス代表のママさんと私でワクワクしていました。

全て並べ終わり体操をしている子供達やその様子を見ている
パパさんやママさんの所へ何事もなかったように戻りました。

教室へ戻ってきた子供達は自分の卒園アルバム探し

体操などを終え教室へ戻ってきた息子やお友達。
卒園アルバムが置かれているのを見て一斉に自分のを
探し始めました。

「僕のあった」「私も」
と自分の卒園アルバムを手にして満面の笑みの子供達。

そして息子も自分の卒園アルバムを見つけて
「〇〇(息子)のもあった」と大きな声でみんなに知らせました。

見つけた場所でみんなそれぞれの卒園アルバムを開いて
見たり、お友達のを覗いて見たりしていました。

私も含め他のお友達のママたちや担任の先生2人もその様子を見て
みんな笑顔になっていました。

帰宅中の車の中で卒園アルバムができるまでの話を息子にしてみた

なかなか帰ろうとしない子供達。
帰ったらみんな離れ離れになってしまう。
クラスメイトで入学と同時に引っ越しをしてしまう
お友達もいたので余計に・・・。

いっぱい遊具で遊んでいっぱいお話して
担任の先生やお友達と写真を撮ったり・・・。

みんな思い残しがなくなってきて少しずつ帰り始めました。
「〇〇(息子)そろそろ帰ろうか」と声をかけると寂しそうな
顔をしながら車の中へ。

保育園から自宅に帰る途中、息子に卒園アルバムの感想を聞いて
見ました。
「とても嬉しかった。〇〇(途中で引っ越したお友達)君元気かな。」と。
「そうだね。でも〇〇君元気だよ。〇〇ちゃんママが言ってたよ。」と
話すと安心した様子。

「その卒園アルバムねほとんどお母さんが作ったの」と言うと
「えっ。お母さんが・・・。ありがとう。」と顔を赤くしながら
言ってくれました。

写真を選ぶ時に息子のお友達のお母さんが手伝ってくれた事、
レイアウトをお姉ちゃんと一緒に考えた事、
写真1つ1つにコメントを入れた事、
名前の由来を書いた事。

その話を全部聞いた息子は
「お母さん大変だったね。僕とても嬉しいよ。」と。

その言葉に嬉しくて涙がこぼれました。

まとめ

卒園アルバムの制作のお知らせをもらった時は
息子が一生大事にしてくれる卒園アルバムを作れるか
どうかとても不安でいっぱいでした。

でもママ友と娘に助けてもらいながら何とか期日までに
間に合い息子に喜んでもらえる卒園アルバムを作る事が
できました。

1人の時に開いて見る事があるのですが
無事産まれてから保育園での思い出がいっぱい
つまっているなってしみじみと感じました。

息子が通っていた保育園は「手作り」をとても大事に
している保育園でした。
お誕生日カードも園行事の招待状も全部先生方の手作り
でした。

全て残してあります。
息子が20歳になったら渡そうと思っています。

「手作り」って気持ちがこもっていていいなって
この保育園を希望してよかったなって今でも思います。

これから卒園アルバムを制作される方
お子さん達が一生大事にする素敵な卒園アルバムを
作ってあげてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。