私は結婚までに3年以上一人暮らしをしていました。
が…!
家事が大っ嫌いで、大の苦手です。
ひとりで住んでいるときも、しかたなーく料理を作っては掃除をして、洗濯して…。
ほんとに、最低限しかしていません。
でもひとりなんで、そこまで困りません。
結婚して子どもが生まれました。
再度認識しました。
私、家事大っ嫌いだ!
炊事洗濯掃除。
たったこれだけだと思っていた家事。
それが甘かったんです。
子どものころは、ぜんっぜん座らない母を見て、
お母さんって、ずっと立ってるなぁ。
なんで座らないのかなぁ。
そんなことを呑気に、高校生まで思っていた自分に喝を入れてやりたい!
お母さんって「座らない」んじゃなくて
「座れない」んだよ!
なんでかって、「名もなき家事」が
怒涛のようにあるからだよ!
いま、困ってます…。
この「名もなき家事」に…。
世の旦那サマ方。
ご存知でしょうか?
奥様は、誰にも見てもらえない。
評価されない家の仕事と奮闘していることを…。
今回は、私も大っ嫌いで苦しめられている
名前のない家事のお話。
どうぞ、旦那サマも一緒にご覧になっていただきたい!
私も嫌い…この名もない家事…
お風呂の排水溝のおそうじ
シャワーをして目を開けると…。
あ、水が溜まってきた…。
そう、排水溝が抜けた髪の毛で埋まってくるんですよね。
当然、シャワーの水が流れにくくなります。
これを見つけるとがっかりします。
あぁ、排水溝掃除しなきゃなぁ…って。
なんでいっつも見つけるのは私なんですかね?
夫は「おやおや、排水溝の水が流れにくいなぁ」
なんて思わないんでしょうか?
「ま、時間をかけて流れるしいっか」と思っているのでしょうか。
それとも、魔法のようにまた水が流れると思っているのでしょうか…。
炊飯器にあるご飯をうつす
どういうこと?って男性は疑問ですか?
炊飯器に残っているご飯が少なくなったら、別のお皿に移すんです。
なぜなら、またご飯を炊飯器で炊かないといけないからですよ。
余ったご飯の量。
冷凍庫にあるストックのご飯の量。
そして、献立と合わせて食べるであろうご飯の量。
これを掛け合わせながら、今回はどれだけお米がいるのか予想して、新たにご飯を炊くんです。
ご飯は自然と炊飯器から湧いてくるんじゃないんです。
少なくなったら、せっせと違うお皿に移し、
炊飯器を洗ってるんですよ。
掃除機のゴミ捨て
ゴミ捨てのときに集めてほしいゴミ。
それが掃除機のゴミ!
掃除機って、ホコリ髪の毛を吸い取ってますからね。
掃除機のなかにもゴミが溜まってるんですよ。
それをうちの夫は気がついてなかったようで…。
「掃除機って、ゴミどうしてるの?」
と、なんとも間抜けな質問をしてきたことがあります。
え?捨ててますけど?
「へー、掃除機もゴミ捨てなきゃなんだ」
いや、掃除機ってゴミが消えて無くなる奇跡の機械とでも思ってました?
ゴミ捨ては人力ですよ?
子ども関係の名もない家事もあります…
オムツポットのゴミ捨て
おしっこをしたあとのオムツって、溜まるとめちゃくちゃ重いんですよね。
そりゃ水分をたっぷり吸ったオムツがいくつも集まったら、重さも予想外になります。
もちろん、オムツポットも4次元ポケットのように、無限にオムツを捨てられるわけじゃありません。
すぐにパンパンになります。
子どもが触らないように、子どもが寝た夜中にせっせかとゴミ捨てをしてます。
また外のゴミ箱に捨てに行くまでが重い!
意外と憂鬱な家事のひとつです。
サイズアウトした服の整理
子どもって、予想外にすぐに服がサイズアウトするんですよね。
そのままにしてたら、子ども用のタンスがいっぱいになります。
だって、足りない分をその都度買い足してます。
タンスこそ、4次元ポケットだったらいいのに〜。
子どもの服の整理も、やっぱり名もない家事です。
私が整理するために、夫は子どものパジャマや靴下の収納場所を知りません。
何度も言っているのに…。
持ち物の名前書き
子どもが大きくなると、子どもの持ち物に名前を書く機会も多くなってきます。
それこそ、オムツからビニール袋。
色鉛筆の1本にいたるまで。
どんなものにも名前を書かないといけないんですよね〜。
お名前シールやスタンプも売ってはいますが…。
まだそこまでは必要はない。
でも、手書きになると、結構めんどうです。
「オレは字が汚いから」
なんて言わず、旦那サマもすこーし一緒にしてくれると、きっとあとで素敵な思い出になるはず!
私の父は細かい作業が好きなので、色鉛筆の名前は父が書いてくれました。
今でも素敵な思い出ですよー。
名もない家事の多さに、ゆっくり座ってられません!
自分が母親になって、ようやく気がつきました…。
これ、座るヒマないぞ?!
そうか、うちの母も、座らないんじゃなくて、やることが多すぎて座れなかったのか!
なんでこんなに名もない家事が多いのか。
そして、終わることがない。
育児も絡むとなおさらです。
とくに私は家事育児が得意じゃないので、余計になおさらです。
父親を集めて、母親の気持ちを知ってもらう実験をした話があります。
時間内に簡単な計算問題を解いてもらうんだそうです。
ただ、スタッフが問題を解く父親にずーっと話しかけて、気を散らします。
結局父親は問題を解き終わった人の方が少なかったそうです。
そして、すっきりしない気持ちの父親に、
これが家事育児をする母親の気持ちだと説明するんだそうです。
達成感が得られない。
思うように仕事が進まない。
誰からも評価してもらえない。
そんな体験をしてもらったそうです。
この話を聞いて、
「そう、こんな気持ち!」って私が納得してしまいました。
旦那サマも働いています。
もしかしたら、とっても早い時間から働いているかも。
毎日かなり遅くに帰ってくるかも。
連勤だらけかも。
なので、全面的に手伝って!
そんなことは言いません。
ただ、名前のない家事はとーっても多くあること。
そしてそれを奥様がしていること。
それを知ってください。
旦那サマがわかってくれていると、やっぱり奥様は嬉しいですよね!