希望に燃えていて楽しいOL生活をスタートしました。
どんなに忙しくても、疲れていても、たとえ熱があった時でさえ、遅刻ギリギリにオフィスに飛び込んだことはあっても、決して休んだことはありませんでした。
私でなければダメな特別な仕事ではなかったと思いますが、私がやらなければという責任感が強かったと思います。
学生時代もふざけてばかりで、とくべつ真面目なタイプではありませんでしたが、学校を休むことには抵抗がありました。
親が厳しかったこともあるかもしれません。多少、体調が悪いくらいなら頑張りなさいと言われて、登校していましたので。
ですから、会社で嫌なことがあっても、休むという選択肢はなかったです。
母とは関係がよく、会社の話もよくしていましたから、色々な愚痴もこぼして、相談にのってもらいました。
でも、「いろんな人がいるし、いまは社会勉強だね。」と言われ、自分も納得してしまった。
いま思えば、最初は、母だけでなく、私もそんなに自分にストレスがかかっていることに気づいていなかったと思います。こういう経験は初めてだったので。
意地悪な先輩の事、言葉、顔を思い出しただけで、胃の奥がキリキリして、吐きそうになりました。会社に行きたくない、でも休めない、、、、毎日ゾンビみたいに、無表情に通勤していたと思います。
とにかく家では彼女の話をやめ、考えないようにして、なんとかやり過ごした感じです。
新人が1人でこなせる量を遥かに超えた仕事を回してきたり、面倒な来客の対応を押し付けてきたり
優しくて仕事ができる人
会社に入社して指導員になってくれた女性の先輩は、とにかく綺麗でスタイルも良く、優しくて仕事ができる人でした。
とても華やかで、彼女の周りには常に人が集まっていました。男性社員にも人気があったと思います。
仕事はもちろん、ランチのお店、飲み会での作法など、いろいろなことを教わりました。メイクやアクセサリーやバックなどファッションでも大きく影響を受けたと思います。
先輩が突然私を無視するように
入社後1年近く経ったある日、その先輩が突然私を無視するようになりました。
本当に何の前触れもなく急だったので、わけがわからず悩みました。
それでも自分のせいだと思い、一生懸命理由を考えましたが、全く思いつかず。。。
周りに人がいない時は完全に無視され、人がいるときは無表情にぶっきらぼうな返事をするだけの先輩に、どうしていいかわからなくなりました。
涙が出てくることもありましたが、周りの目もあるし、我慢しました。
にらんでくる先輩が怖すぎて
少しずつエスカレートして、新人が1人でこなせる量を遥かに超えた仕事を回してきたり、面倒な来客の対応を押し付けてきたりしました。
他の先輩や仲のいい同僚がいたので、助けてもらって変わらず何とか日常をこなしましたが、周りもなんとなく異変に気づいていたようです。
でも、女の世界でありがちな厄介な事に巻き込まれたくなかったのかスルーでした。
会社も仕事も好きでしたが、遠くからじーっとにらんでくる先輩が怖すぎて、毎日会社に行くのはとても辛かったです。
先輩にも周りの人にも、必ず挨拶をして、同じ態度で接すること
大好きだった先輩に影響され
先輩の冷たい態度は続く中、周りに助けられながら仕事をしていくうちに、だんだんと私の個性というか、自分らしさが出せるようになり、そうすると徐々に楽になっていきました。
大好きだった先輩に影響され、いろんな意味で意識しすぎていたようにおもいます。先輩が会社の、世界の全てになっていたのかもしれません。
その神様みたいな人に無視されたことにより、違う世界を見つけられた感じです。
自分の立ち位置を他に新しく作ることができました。もっと居心地のいい世界を。
必ず挨拶をして、同じ態度で接する
解決するために、とにかく、その先輩にも周りの人にも、必ず挨拶をして、同じ態度で接することにしました。
そして、どんなに理不尽だなと思っても、親友にしか先輩との出来事を話す事はしませんでした。
そのせいで、私には敵が増えなかったし、仲間も増えた。同情し、さりげなく助けてくれた人もいました。後で聞いた話ですが、その先輩に対して意見してくれた先輩もいたようです。
自分を奮い立たせるため
私が普通に接していたことで、先輩も時間をかけてゆっくりと、さりげなく、いつの間にか普通に戻りやすい環境を作れたと思います。
後で無視された理由も判明しましたが、やっぱり私のせいではありませんでした。
会社に行きたくなくなる程の辛さのなか、自分を奮い立たせるためにしたのが、ネイルです。
毎日、明るい色のネイルをしていきました。
たったこれだけのことですが、このお気に入りのネイルを見て、その日一日をがんばるスイッチにすることにしていました。
仕事に行きたくない時のまとめ
辛いことがあると会社に行きたくなると思いますが、周りには絶対に理解してくれる人がいます。ときには理不尽なこともありますし、後々思い出して、すごくくだらないことで悩んでいたのが馬鹿らしくなることもあります。
今はたくさんの選択肢があるので、その会社にこだわることもないのかもしれません。思い切って休んでランチに行ったり、旅行に行ったり気分転換するのもいいと思います。
その会社にこだわらず、新しい会社に転職するのもいいかもしれないです。
でももしその会社で頑張りたいと言う気持ちがあるのなら、もう少しがんばってみようと思うなら、少し考えすぎないで私のようにオンオフスイッチを作ってみたらいいかもしれません。
髪型でもメイクでも、洋服やバックや靴、時計、きっかけは何でもいいと思います。
髪の毛の色を変えたり、リップの色を変えたり、普段と違う洋服を買ったり、またはすごく好きな洋服を着たり、少し高い時計を買ったり、自分が楽しくなるような、自分に自信を持てるような、小さなきっかけがあるといいかなと思います。
特に私のやったネイルはお勧めです。なぜならば、仕事をするうえで、手や指先を見る機会が本当に多いです。
そんな時に、きれいなネイルを見るとテンションが上がるし、自分でもそれが切り替えのスイッチだと思っていると、勇気が出て効果がありました。
アクセサリーでもいいと思います。何か見つけてください。