以前の私は、バイクは男性が乗るものというイメージがありました。ライダースジャケットに革製のパンツなどが似合う男性いますよね。本当にかっこいいです。また、バイクというと男子学生がバイクに憧れて誕生日が来たらすぐに免許を取ってお金を貯めてバイクを買ったなんてエピソードもよくありますね。
バイクといえば自分には全く縁のない乗り物で、スピードに強い人が乗る乗り物とか、危ないとか、転んで怪我するとか、勝手に男性的なイメージを持っていた私ですが、なんと、主婦になってからバイクの免許を取得することになりました。自分でもまさかこんな歳で運動神経の悪い私がバイクの免許を取るとは思っていませんでした。周りの家族や友達は似合わないし危ないのでやめたほうがいいよと完全にひいていました。でも、私はどうしても免許が欲しかったのでバイクの免許を取ることに決めました。一度決めたら曲げない頑固な性格です。
ところで、バイクの免許といってもそもそもバイクの種類が多くていまいちイメージが湧きにくいですよね。ハーレー等のような大型二輪車、よく見かけるタイプの仮面ライダーとかが乗るタイプの普通二輪車、新聞配達の人が乗っている原付、他にもAT限定もあるようですが、ここでは、普通二輪車のことについてお話したいと思います。
バイクの免許があったらいいなという気軽な気持ちからスタート!
家にあったバイクに乗ろうと思ったら免許が必要だった!
こんなごく普通の運動神経の悪い主婦がなぜ、免許とりたかったかというと、たまたま自動二輪車の免許を持っていないと乗れないバイクが家にあり、それに乗ってみたかっただけです。決して、どこまでも続く長い一本道を一気に加速して走るぞ!というわけではありません。家にあるそのバイクは二人乗りができるので、後ろに子供を乗せて買い物に行けたら便利だろうな。という浅はかな考えで免許を取ることに決めました。
他にも、長く続いている専業主婦のマンネリしていた生活から脱出するために新しいことにチャレンジしたかったというのもあります。
バイクの免許って若い人しか需要がない!?
そして家族の反対を押しきりバイクの免許取ることにしたのです。実際に教習所へ行くと、周りはやはり若い男性ばかりでした。女性がいたとしても若い子です。そこで、私みたいなおばさんに免許がとれるのだろうかと不安になり躊躇しました。バイクの教習所なんて主婦には全く需要のない市場です。
こんな私でもバイクの免許くらい取れるはず!
でも私は、教習所って素人に免許を取らせるために教えてくれる場所だと勝手なイメージで、入校してしまいました。車の免許は持っていたので、バイクは車より操作が少なそうだから、自分は車の免許も取れたんだから大丈夫だろう。と気軽な気持ちで通うことに。
失敗の連続!こんなことでバイクの免許は取れるの?
予想通りにうまくいかない!バイクに乗ることすら難しい!
教習所に通うのも車の免許以来で、懐かしいのと、システムも進化して新しいのとワクワクしました。バイクの免許も車と同じで講座と実技の両方です。
始めに、シュミレーションをするのですが、乗ったことないので見事に事故を起こします。こんな感じで免許が取れるのかとガッカリします。しかし、それ以上に実技になると挫折の連続です。まず、倒れたバイクを起こすところからできません。おばさんには無理です。コツがあるのでしょうか?結局、指導員に助けられクリアしました。
引き起こしができると、バイクの操作になるのですが、ここでも厄介なクラッチの操作です。何度も失敗してエンストし、その度にバイクが倒れます。そして、指導員に助けてもらうという悪魔のループ。
免許取得に自信のない人におすすめ!安心パック
一時限で終わるはすがもう一度というのが何度もあったので、入校したときに悩んで契約した安心パックでよかったとつくづく思いました。安心パックというのは規定の時限で次に進めない人でももう一度同じ技能教習が受けられるという私のような人向けのサービスパックです。
こんな私でもバイクの免許が取れた!
こんな私ですが、一応進みは遅くても少しづつ上達するものなんです。指導員の方のおかげですね。最終段階になると、早くバイクに乗りたくてワクワクしたものです。そして約半年かけて無事に合格できました。
バイクの免許取得に年齢や性別は関係なかった!
自分がバイクの免許を取得してからは、運動神経が良くて若い男性でないとバイクの免許が取れないというイメージは全くなくなりました。だって、私は運動神経も悪く、若くないおばさんでも合格できたのですから。
バイクの免許を取得してからは、自分が歩行者の時でも車を運転する時でも、バイクだったらこっち側を走ってくるだろうな。などバイクに乗る人の目線で物事を見ることができ視野が広がったので良かったと思います。
このような年齢でも、バイクの免許を取得することによって自分に自信が持てるようになったり、マンネリした生活に刺激を与えることができたり、家族の中でも話題が増えたり、学ぶことが沢山あり、プラスになることが多かったです。
私のように気軽に始めてしまうのはちょっと問題ありますが、このように新しいことを始める時には、浅はかな考えと勢いが大切なんだと思います。またこの経験を生かして自分の子供にも、できないことでも頑張ればできる!という事を教えることができて良かったです。新しいことにチャレンジすることの素晴らしさを身をもって体験できました。
バイクに対する勝手なイメージで全く縁のなかった私ですが、バイクがとても好きになりました。結局バイクの免許を取るのに性別や年齢は関係ないんだと思います。