ローカル線の車窓から~おすすめの青春18きっぷの旅~




何歳になっても、人は旅に憧れるものです。
まるで子供の頃に戻ったように、冒険心をくすぐられます。

知らない土地に行きたい。
知らない人に会いたい。
美味しいものを食べたい。
まだ見ぬ景色を見たい。

たまには日常から離れて、非日常を味わいたいですよね。
そして、自分の知らないことに触れてワクワクしたい!

そんな旅のツールとして、『青春18きっぷ』という切符があります!
青春18きっぷとは、日本全国のJR線の普通列車・快速列車の自由席が、
1日中乗り降り自由になるという切符。

『乗り降り自由』!!
魅力的な言葉ですね~。

よく勘違いされますが、18歳以上の方もご利用いただけます。
何歳になっても、青春していいんです!!

フラッと出かけ、気になった駅で降りる。
日常の喧騒を離れ、ぼんやりと車窓を眺める。
自分だけのお気に入りにの町や駅を探す。

楽しみ方は人それぞれ。

そんな青春18きっぷを使った旅について、紹介します!

旅のテーマは、『ローカル線の車窓』。

都会の喧騒を離れ、のんびりと走るローカル線。
その車窓から見える景色に癒されてみませんか。

忙しい日常の中では見られない、新たな発見があるかもしれません。

青春18きっぷってどんな切符なの?

1日乗り放題

青春18きっぷは、JR線の普通列車・快速列車の自由席が1日中
乗り降り自由となる切符です。
特急列車や指定席には使えないのでご注意ください。

ポイントは、乗り降り自由、つまり途中下車し放題という点ですね。
通常の切符では片道の営業キロが100キロを越えないと途中下車できませんが、
青春18きっぷにそんなことは関係ありません!

日付が変わるまで、気に入った場所があれば何度でも降りることができます。

期間限定

青春18きっぷは、1年中使えるというわけでありません。
春・夏・冬の決まった期間しか購入・利用できません。

利用期間(発売期間)は
春:3月1日~4月10日(2月20日~3月31日)
夏:7月20日~9月10日(7月1日~8月31日)
冬:12月10日~1月10日(12月1日~12月31日)
ですね。

よく話題になるのは、やはり夏の期間ですね。
夏休みを利用して、旅に出る。
はたまた、日本一周にチャレンジする。

この期間は日本全国で『青春18キッパー』なる人々が見られます。

1人でも、複数人でも使えちゃう

使い方ですが、1人でも、複数人でも利用できます。

青春18きっぷは『5回分』がまとめて販売されています。
お値段は12,050円。
1回あたり2,410円ですね。

1人なら、1枚の切符で5日間も旅ができます。
2人で1泊2日の旅行に使い、残り1回分をどちらか1人が日帰り旅行で使う、
なんて、使い方もできます。

では、以上を踏まえた上で、おすすめのローカル線について見ていきましょう!

おすすめのローカル線

山陰本線(益田~萩)

まず最初は、京都駅から山口県の幡生駅を結ぶ『山陰本線』の
益田~萩の車窓です。

この区間は島根県と山口県の県境を越える区間になりますが、
日本海がとにかくキレイ!!

列車は日本海スレスレを走ります。
その車窓には、透き通った水と、どこまでも続く大海原が眺められます。
そして、山陰地方ならではの、石州瓦の屋根の集落がポツポツと見られます。

大自然の中に、ゆったりとした人々の生活が垣間見えます。

宗谷本線

次に紹介するのは、最果ての鉄路、『宗谷本線』です。
北海道の旭川駅と稚内駅を結びます。

宗谷本線では、北海道ならではの、広大な牧草地を永遠と眺めていられます。
夏ですと、見渡す限りの緑の絨毯の上に、牛さんたちが見られます。

牧草を食べている牛、のんびりとお昼寝している牛。
自由気ままな姿にほっこりします。

北海道でしか、そして道北でしか味わえない車窓に出会うことができます。

飯山線

最後に紹介するのは、長野県の豊野駅と新潟県の越後川口駅を結ぶ
『飯山線』です。

この路線で注目してほしいのが『米作り』です!
飯山線は信濃川に沿って走るのですが、
その流域は米作りが盛んに行われています。

季節によって変化するその景色は、
四季に応じた人々の営みを映し出しています。

特に稲刈り間近のシーズンになると、車窓は金色に染まります。
夏の終わりに、日本の原風景を見に行ってはどうでしょうか

青春18きっぷの旅まとめ

日常というものは忙しなく、日々はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
だから、たまには立ち止まって休憩することも必要です。

その1つが、旅に出ることです。

旅に出て非日常を味わうことは、人生をより充実させてくれます。
子供の頃に味わった、あのワクワク感を、
何歳になっても楽しむことができます。

青春18きっぷは、そんな旅の1つのツールです。

特急列車を使えない分、その旅はゆっくりかもしれません。
しかし、ゆっくり旅するからこそ、見えてくる景色があります。
都会ではなく、田舎を走る『ローカルな』列車だからこそ、
見える景色があります。

お気に入りの駅
お気に入りの町
お気に入りの場所

そして、お気に入りの景色

自分だけのお気に入りができると、楽しくなりますよね。
そして次は、友達や恋人を誘って、お気に入りをシェアしても
楽しいかもしれませんね。

そして、次なるお気に入りを求め、次の旅へ。

楽しみ方は人それぞれです。
あなただけの楽しみ方を見つけてみてください。

のんびり走る列車に乗って、ぼんやりと窓の外を眺めてみる。
何気ない風景が、どれほど心を癒してくれるか。
そんな旅に、出かけてみてはいかがでしょうか。