会社に行きたくないと思ったら本当に吐き気がするくらい嫌だと思うことがありました。
まず、寝ても夢の中にまで会社が出てくる。ついでに数字も出てくる。起きたら体がものすごくだるくてなかなか起き上がることができない。
電車で通勤しているときは、満員電車の中で頭痛あめまいがして、吐きそうになる。腹痛がひどくて、一度は電車を降りるはめになる。
また、車で通勤していたときは、このまま交通事故にあえばもう会社に行かなくてもいいのではないか、とませおもいつめるようになりました。
ひどいときは、会社の最寄の駅や近くまで来ているのに、そこから動くことができなくることもありました。
でも会社には行かないといけない。会社に電話をして仲のよい同僚に迎えにきてくれ、と頼むことすらありました。
一人では足がすくんで会社になかなきあ入ることができなかったからです。そして、昼休みになってもなにも食べる気がしない。
ロッカールームの長いすでひたすら横になっていました。仕事を終えて、やっと帰れるときにはもう疲れきっていて、電車に乗ると熟睡してしまいます。
お酒を飲んでるわけでもないのに寝過ごして終点まで行ってしまったことは一回ではありません。
業績不振によって人員が減ったこと
退職者が出たとしても人員を補充することがなかった
会社に行きたくなくなったきっかけは、業績不振によって人員が減ったことです。
機械メーカーの営業部で営業事務として働いていたのですが、退職者が出たとしても人員を補充することがなかったために、どんどん仕事量が増えていきました。
入社したときの3倍の仕事
先輩が辞職するとその業務を引き継いで、の繰り返しでした。もうやめたい、と思ったときには、入社したときの3倍の仕事を抱えていました。
定時に帰れることはもはやなく、定時後に急な仕事も降ってくる環境でした。ある日、金曜の仕事の後、同僚たちと大阪に行って一泊する小旅行の計画を立てていました。
目的は大阪の夜を満喫し、美味しいものを食べて、飲もう!ということでした。しかし、その日も新幹線の時間が迫ってきたころ、仕事を切り上げようとする私は、上司に呼ばれました。
会社に行くことが本当に嫌
「明日は土曜で会社は休みだけれど、午前中に課長クラスだけで打ち合わせをすることになった。その資料を今から作って欲しい」と。
有無を言わせない態度だったため、泣く泣く大阪行きをあきらめて、むなしく資料を作り始めたのですが、突然涙がぽろぽろの止まらなくなってしまいました。その日以来、会社に行くことが本当に嫌で、会社に行って上司と口をきくのも本当に嫌で、気持ち悪いと思うようになりました。
上司の転勤は割りと激しい会社だった
同僚はみんな良い人で仲良し
しばらくは会社に行くのが本当に嫌で辞めようか、とも考えました。
しかし、今の会社の上司は嫌いでも、同僚はみんな良い人で仲良しだし、上司の転勤は割りと激しい会社だったので我慢すれば、状況が変わってくるのではと思うようにしました。
無理矢理にでも定時で帰る日を自分で決める
残業はやった分だけ、お金がきちんともらえるのも大きかったと思います。そこで、体も心もつかれきっているから、無理矢理にでも定時で帰る日を自分で決めて、まわりのメンバーにも宣言することにしました。
「今日は定時で帰るから」と。
上司が無理なお願いをしてきても、「今日は通院のために帰らせていただきます。明日の午前中に仕上げます」と言って強気に出ることにしたのです。
無理にニコニコしていい子ぶるのもやめました
その時には、辞めてもいいと思っていたから強気にでれたのでしょう。
そのことがきっかけになったようで、そのうちに上司が、意見を伺うような感じで見るようになり、何を言われても大丈夫な人のポジションから少しずつ抜けたように思います。
また、疲れているときに、無理にニコニコしていい子ぶるのもやめました。自分はもう無理です。
これ以上は明日行こうの業務に差し障るので帰らせていただきます。とはっきり言えるようになり、気持ちも楽になり、体も楽になりました。
会社に行きたくない時のまとめ
誰にでも仕事に行きたくないと思えるときはあると思います。
私の場合は、自分がいい人だと思われたい、評価されたい、という思いがあったのが良くなかったとは思います。
仕事はお金を得る手段であって、生きるために仕事をするんだ、といつも頭で考えるようにしてください。
仕事をするために生きているのではないのだと。この仕事が嫌でも、仕事なんて替えはきくし、私の代わりは他にいる。
今日この仕事が終わらなかったとして、誰も死なないんだから大丈夫。と仕事に追われる人は自己暗示をかけてください。
そうすると、なんだか大丈夫な気がして、少し強くなれます。なかなか休みづらい状況であったとしても無理やりにでも休みはとってください。
そうでないと心も体も壊れます。
うそも方便で、帰宅するため、きちんと休日をとるためには、どんなことを言ってでも帰ってください。
仕事の替わりはあるし、仕事上で、替わりをする人もいるけれど、心や体を壊したらこの先、ずっと自分や自分の家族が困るのです。
そして、都合のよいことばかり言って、仕事をおしつけてくる上司には、その上の上司を味方につけて、かわいがってもらうことで虐げられないようにしました。
自分の上司と仲の良い部下におかしなことはできませんからね。
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