もうすぐ七夕祭り。今年は何をお願いする?




梅雨明けしそうでしない毎日。

今日かな?明日かな?と、天気予報を見てはガッカリしています。

気づけば今年も半分終わりますね。

天気だけでなくパッとしないニュースに気をとられ、日常のことができているのかいないのか、相変わらずどんより気分です。

しかし、もう暦の上では7月になろうとしています。

7月といえば、やはり七夕祭りですね。

小さいお子さんのいるご家庭では、保育園、幼稚園で短冊に願い事を書いたり、家でもご家族で願い事を書いたりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

小さいお子さんも、お父さん、お母さんもどんな願い事を書いたのでしょう。

私も小さい時、短冊に願い事を書き、吊るした覚えがあります。

「何をお願いするの?」などと先生や友達に聞かれたり、見せ合いっこして恥ずかしいような照れくさいような気がして、でも楽しかったなぁという記憶があります。

自分がどんな願い事を書いたいかはすっかり忘れてしまいましたが、今どきのお子さん達はどんな願い事をするのでしょうか。

さらには今年のように何かと自粛や規制を強いられて、お子さん達、また親御さん達は短冊にどんな願いを込めるのでしょう。

私も何をお願いしようかなと考えながら調べてみました。

どうして願い事をするの?

七夕祭り

子供の頃は時期になると何もしなくても家族や先生から七夕の話を聞かされたものでした。

お恥ずかしいは話、今は何となく記憶に薄っすらとしか残っていません(汗)

織姫さまと彦星さま

七夕とは簡単にいうと年1回、天の川を渡って織姫さまと彦星さまが会う日ですよね。

ある時、一生懸命に機織りをする働き者の織姫を天の神様が、牛の世話を頑張ってしていた同じように働き者の彦星と結婚させてあげようといい、2人はめでたく結ばれたそうです。

ところが、結婚してからの2人は一緒にいるのがとても楽しくて毎日仕事もせずに遊んでばかり。

それを神様が怒って、2人を引き裂いてしまったのです。

会える日のために

引き裂かれた2人は悲しみのあまり大そう落ち込み、気持ちがふさぎ込んでしまいました。

そんな様子を見かねて、「ならば年に一回だけ、会わせてあげよう」と神様が七夕の日の7月7日に会わせてあげたそうです。

それ以来、2人は年に一度の会える日のために一生懸命に仕事を頑張るようになったとか。

そして織姫がやっていた機織りのことを棚機(たなばた)と呼んでいたことから、七夕祭りと呼ばれるようになったとのこと。

何だか懐かしいですね。

この話、むしろお子さん達の方がよく知っているかもしれませんね。

何をお願いする?

子どもたちの願いごと

今年はいろいろな事があって、今もなおスッキリしない中、お子さん達は短冊にどんな願い事を書くのでしょう。

•ゲーム、おもちゃを買ってもらえますように。

•旅行や遊園地に行けますように。

•成績があがりますように。

•お友達といっぱい遊べますように。

•将来、〇〇になれますように。

•大好きなキャラクターに会えますように。

いかがですか?

子どもらしく、可愛い願い事ですね。

お父さん、お母さんの願いごと

それでは親御さんたちの願い事も見てみましょう。

•健康でいられますように。

•家族が幸せでいられますように。

•子どもと一緒に元気で過ごせますように。

•仕事をずっと続けて生活していけますように。

•日本、世界の国々が平和でありますように。

やはり、ご両親の願い事となると現実的なことも願いに込められているのが分かりますね。

願い事からわかること

このように、お子さん達の願い事は今の自分たちにとって身近なこと、あるいは将来の自分への願いが多いのに対して、親御さん達は家族のこと、お子さんのこと、日本または世界の人々のことなど、自分のことはあまり出てこない傾向があります。

ご家族や周囲の関わりのある方々が健康で幸せなら自分も幸せという感じ方へ、大人になるにつれ変わってくるものなんですね。

願い事だけじゃない

以上、ここまで七夕での願い事を見てきました。

もちろん、子供だからとか大人だからという区別なく、願いごとは人それぞれにあるものです。

しかし、色々ある今年もこうして七夕祭りを迎えることができ、本当に嬉しく思います。

せっかくの七夕祭りですから願い事ばかりでなく、今年はお子さんと一緒に七夕飾りを作り、折り紙を使って笹の葉への飾りつけなんかもやってみてはいかがでしょう。

また、七夕の夜にはそうめんを一緒に作って食べるのもいいかもしれません。

七夕にそうめんを食べるのはなぜか、ご存知ですか?

これは中国の風習の一つで、帝の子が病で亡くなり霊となって疫病を流行らせた事があり、大好物だった白く細長い小麦粉でできたお菓子をお供えしたそうです。

その後、疫病は治まり、それ以来、供養と健康を願って7月7日にそのお菓子を食べるようになり、それが平安時代の日本に伝わり、日本では色や形が似ているそうめんを食べるようになったとのこと。

そして、そうめんをいただいた後は一緒に星空を眺めてみましょう。

もしかしたら都心の方では天の川までは見えないかもしれませんが、星を見るだけでも何だか盛り上がりますよね。

織姫さまと彦星さまが会って楽しそうにしているかもしれない。

そんなことを想像しながらお子さんと話すと、天の2人に負けないくらい楽しいかもしれませんよ。

さて、冒頭でも書きましたが今年の私の願い事は何かといえば、やはり誰もが日常を平和に楽しく過ごせることに尽きます。

こうして1年の各行事を家族や友人と過ごせることに感謝して、また来年も楽しく過ごせますように。

それが私の願い事でございます。