毎年、5月の第2日曜といえば母の日。
すでに定番となっていて、カーネーションをはじめとする花を贈ったり、スイーツやアクセサリーなどを贈る人も多いと思います。
でも、感謝するのはお母さんだけではないはず。
そうです。
皆さん、6月の第3日曜が父の日だというのをお忘れではないですか?
母の日に比べて何となく陰が薄いというか、感謝するにしてもどうしたらいいか分からないという人もいるのではないでしょうか。
お母さんに比べて、仕事はしてるけど家事をするわけではないし、いつもゴロゴロしてばっかりで夕方にはビールを飲み始めて、あとはグッタリしてるだけ。
そんなお父さんに感謝するって何を?なんて思ってませんか?
いやいや、お父さんだって頑張ってるんです。
外で人に気を使いながら一生懸命に仕事をして、いつも満員電車に揺られながら神経をすり減らし、大変な思いをしているから家では気を緩めてゴロゴロしてしまうんです。
そんな姿しか見ていないから、感謝するに値しないなんて思いがちですが、そんなことはありません。
では、父の日に感謝を込めて皆さんはどんな物を贈っているのでしょうか。
そもそも母の日は他の国でもあると聞きますが、父の日は日本だけのものなのでしょうか。
ちょっと面白そうなので調べてみました。
父の日のはじまり
アメリカの教会から
どうやら昔はどこの国も母の日だけだったようです。
今とは違い、家電などもなかったでしょうから、どの家庭でも女性の手仕事は多かったはず。
1日のほとんどの時間を家事におわれて過ごした時代の女性達、お母さん達は感謝されるに自然な流れだったのでしょう。
遡ること1909年。
アメリカ、ワシントン州で6人の子どもを男手一つで育て上げた父親がいました。
ところがその父親が亡くなり、その娘、長女が教会で母の日んぽ説法を聞いてる時に、父親にも感謝する日があるべきだと考え、教会で父の日に感謝する説法を始めたのがきっかけだそうです。
諸外国の父の日
父の日は日本とアメリカだけではありません。
お隣の韓国では、元々は母の日であった5月8日が父母の日となり、今では両親に感謝を表す大事な日だそうです。
遠くブラジルでは8月の第2日曜が父の日で、家族で一緒に食事をしたりプレゼントを贈ったりして過ごすそうです。
ドイツはイースターから数えて6回目の日曜日直後の木曜日と定められていて、バーなどでビールを飲み歩くんだとか。
さすがビール大国らしいですよね。
国のカラーがある
こうして見ると、同じ父の日や両親に感謝する日であっても、その過ごし方は様々。
それぞれのお国柄が出ていて面白いですよね。
必ず何か贈ってる?
寂しい結果
色々な国の父の日の過ごし方があるというのは分かりましたが、日本では本当に父の日に感謝を表してる人は果たしてどれくらいいるのでしょうか?
某百貨店が、お父さんがいらっしゃる男性・女性にアンケートをとったところ、毎年必ず父の日に贈り物をしていると答えた人は何と32%だったそうです。
中には、数年に1回、ずっと前にしたきり、これまで一度もないといった人もいて何とも寂しい限りです。
何を贈ってる?
では、32%の毎年贈り物をしてる人、あるいは過去に贈り物をしたことがある人に、何を贈りましたか?という質問をしてみたところ、ダントツ1位がビール、日本酒などのアルコール類でした。
2位は、父の日が6月ということもあってか、ちょっと高級なもので夏バテしないようにとの願いを込めて鰻の蒲焼きのギフトセット。
3位は、おつまみセット。あるいは男性でも意外と好きな人が多いスイーツのセットでした。
食べるだけじゃない
父の日の贈り物としては食べるもの、飲むものが上位に並んでいますが、よくよく調べると口にする物ばかりではありません。
ヘアケアセット、男性用化粧品、パジャマ、ゴルフセットなど、お父さんにもオシャレであって欲しいという気持ちが垣間見れる物も。
皆さん、優しいですね。
逆の立場
以上、父の日について調べたことを書いてみました。
今年、皆さんは父の日に何か贈り物をする予定はありますか?
ここで、さらに面白いアンケートの結果があるのを見つけました。
先ほどは、贈り物をする側の方達にアンケートをとったものですが、今度は逆。
贈り物をされる側のお父さん達にアンケートをとったものです。
3位は、一緒にゲームや釣りをする。
2位は、家族で飲みに行く。
1位は、家でのんびり過ごす。
いかがですか?
意外な結果ですよね。
でも、個人的にはこの結果に少しじぃーんとしました。
お父さん達の答えは決して高級な物ではありません。
ここに共通して見えるものにお気づきですか?
「一緒に過ごす時間」です。
普段、お仕事で忙しくしているお父さん達。
疲れて休みの日はゴロゴロしてしまいがちですが、やはり家族のことを一番に思っているのが分かります。
感謝するということは、もしかしたらコミュニケーションをとるということなのかもしれませんね。
「ありがとう」と照れくさくて言えなくても、一緒に過ごして何気ない会話をするだけでも、お父さんにとっては十分な癒しになっているのかも。
もうすぐ6月21日(日)父の日。
あなたは、どう感謝しますか?