産褥期の産後1ヶ月の過ごし方はどうなる?お風呂や外出はいつから?




「産褥期」と呼ばれる産後1ヶ月。

お母さんの身体は、まだまだ出産のダメージを大きく受けています。
約1ヶ月かけて、身体はゆっくりと妊娠前のように回復をしていきます。

と、いうことは、産後1ヶ月は出産前のように、いつもどおりに過ごすことは難しくなりますね。

家事はどうすればいいの?
お風呂は入ってもいいの?
外出は?車の運転は?してもいいの?

家に帰れば、入院中のように休んでばかりの生活では難しくなる場合もあります。

また入院中とはちがい、家に帰ると看護師さんも助産師さんもいません。
退院してから、一気に不安が押し寄せるお母さんも多いのです。

退院してからどうやってすごそうか…。
私も入院中から不安でした。

多くの病院では、産後約1ヶ月すると、赤ちゃんとお母さんの調子・体調を看てくれます。
1ヶ月検診ですね。

たかが1ヶ月…。と思われがちですが、
新生児とすごす1ヶ月は非常に長く感じるものなんです。

1ヶ月検診までは、お母さんは自宅でどう過ごせばいいのでしょうか?

今回は、産後1ヶ月のお母さんの過ごし方についてのお話です!
産後1ヶ月の大切な時期を、どうすごせばいいのでしょうか。

私の産後1ヶ月の過ごし方の体験談も合わせてどうぞ!

産後1ヶ月は大切な時期!過ごし方も気をつけて

家事は最小限に!できれば他の人にまかせて!

洗濯、料理に掃除…。
家事は重いものを持ったり、立ちっぱなしが続きます。
とくに赤ちゃんが家に来れば、赤ちゃんの分の洗濯物も増えます。

でも、全部を出産前のようにするのはちょっと待って!

産後約1ヶ月は、赤ちゃんのお世話だけに集中したいところ…。
できるなら、他の人に家事をお願いしてください。

夫はもちろん、里帰りや家事代行サービス。
そして、ネットスーパー。

もちろん自治体に相談してもかまいません。

家事は完璧にしなくてOKなんです。

お風呂はシャワーでさっと

「ゆっくり湯船につかりたい!」

入院中はシャワーですごすため、退院したら家のお風呂でゆっくりしたいですよね。

でも、残念ながら産後1ヶ月は、シャワーのみですごすことになります。

産後1ヶ月までは悪露が続きます。
赤ちゃんの出口から、出血があることです。

これが感染のもとになってしまうこともあるのです。
お風呂には大腸菌が潜んでいます。

赤ちゃんの出口や子宮の傷から、菌が体内に入りやすくなってしまっています。

感染を防ぐために、産後1ヶ月は少しだけ、シャワーで我慢しましょう。

外出は様子を見て無理せずに

ずっと赤ちゃんのお世話に一生懸命になってしまえば、どうしても家にこもりがちに…。

睡眠不足も相まって、気分もふさぎ込んでしまうお母さんも多いです。

やっぱり外出は気分転換になっていいですよね。

産後1ヶ月は、お母さんは出血で貧血になりやすいです。
もし赤ちゃんを預けて外出する場合、絶対に無理はしないようにしましょう。

産後1ヶ月経つと、赤ちゃんのお宮参りも考える時期ですね。

赤ちゃんの外出は、1ヶ月検診で医師に相談してからが安心です。

母子ともに無理なく!
これが鉄則です。

産後1ヶ月、私はこう過ごした!

赤ちゃんのお世話に集中!

里帰り出産を選んだ私。

料理から洗濯まで、全て家事は母にお願いしました。
そして私は赤ちゃんのお世話に専念!

家族はみんな仕事で昼は赤ちゃんとふたりでしたが、
ありがたいことに私のお昼ご飯まで準備をしてもらっていました。

そのため、赤ちゃんが寝ているあいだは私もゆっくり身体を休ませることができました。

搾乳もゆっくりできる時間が取れたため、乳腺炎になることもなく
1ヶ月検診を迎えることができたのです。

夫にもたくさん頼る!

里帰り先に夫は来にくいだろうとは思いましたが…。
むしろ、休みの日は泊まってもらいました!

だって、新生児の時期はたった1ヶ月しかないんですから!

赤ちゃんはふたりの子どもです!
やっぱり一緒に新生児の時期を乗り越えたい!

夜中の赤ちゃんのお世話を全て夫に任せました。
搾乳した母乳とミルクで過ごしてもらったのです。

私は0時から6時まで、たっぷり6時間眠ることができました。

早朝、赤ちゃんが寝ずにヘロヘロになっている夫。

「あのとき大変だったねー」
と、今では大切な思い出になっています。

日光浴だけでも気持ちは変わる!

私の産後の身体の戻りの悪さ。
そして時期はインフルエンザが蔓延していたこと。

赤ちゃんが1ヶ月経っても、お出かけはなかなか行くことはできませんでした。

そんなときは、家の前でふたりで日光浴!

出産してから部屋のなかにこもりきりでした。
外の風がとにかく心地よい!

少し冷たい風でした。

もこもこのおくるみに赤ちゃんを包んで、お日様の当たるところで抱っこ。
心なしか、赤ちゃんも気持ちよさそう!

家の中では全く寝なかった赤ちゃんも、太陽の光を眩しそうにしながら寝てくれたのです。

産後1ヶ月の過ごし方は注意が必要!

そろそろ赤ちゃんのお世話にも疲れが出始める産後1ヶ月。

「どこかへ出かけてリフレッシュしたい!」
「お風呂くらいゆっくり入りたい!」

寝不足なので、もちろんお母さんも気分を変えたいですよね。

でも、まだまだお母さんの身体は出産のダメージから立ち直り中!
それだけ大仕事だったんですね。

・できれば家事をまかせて育児に集中する
・お風呂はもう少しだけ、シャワーで我慢!
・遠出や旅行は避けて!近場のお散歩からスタート

家事は完璧を目指さずほどほどに。
まずは赤ちゃんのお世話と、お母さん自身の身体の回復に努めます。

湯船に浸かるのも、1ヶ月検診がすぎてからのほうが望ましいです。
1ヶ月検診のときに、お母さんも内診してもらい、子宮の様子などを看てもらいます。
そのときに湯船に浸かっていいのか、先生に聞いてみましょう。

赤ちゃんも一緒にショッピングなど楽しみたいですが、時期も大事!
冬場は風邪やインフルエンザが流行ります。
赤ちゃんはもちろん、お母さんにうつってしまうと大変なことになります。

家の外だけじゃなく、部屋のなかでも日光浴をすれば気分は変わります。
お母さんと赤ちゃんの双方の様子を見て、簡単にできる気分転換として日光浴を取り入れるのもおすすめです。

赤ちゃんとの生活は始まったばかり!
無理なく赤ちゃんがいる生活に慣れましょうね。