今だからわかる!抱っこ紐時期の育児が一番楽だった!




抱っこ紐を本格的に使い始めたのは生後3ヶ月の後半から。

我が子は歩くのは遅かったんですが、身体はすっごいおっきいんです。

身体がちっちゃなママ友さんの子どもちゃんは、2歳になっても抱っこ紐にのってました。

もう子育てに必死すぎて記憶は途切れ途切れなんですが…。

1歳10ヶ月の前には抱っこ紐はもう使えなかったことは覚えています。

予想外に短い期間で終わったように感じますが、毎日毎日、大変抱っこ紐にはお世話になりました。

もう抱っこ紐なしで育児なんて、考えられないくらいでした。

「首が座る前にも使えるから、横抱きもできる抱っこ紐がいいよー」

先輩ママさんから教えてもらって、アップリカの3way抱っこ紐ってやつを買いました。

出産してから初めての家族のお出かけで、抱っこ紐を買いに行ったんです。

横抱きもできる。

おんぶも抱っこもできる。

極め付けに、アップリカのベビーカーにそのまま乗せて設置できるってやつです。

横抱きしながら授乳もできたので、せっかくのドーナツクッションもほとんど使わなかったくらいです。

ベビーカーより我が子は断然抱っこ紐派。

どこに行くにも抱っこ紐は必需品。

出かけるってなったら一番に準備するのが抱っこ紐。

それくらい大事でした。

1日のほとんどを抱っこ紐をつけて過ごしていました。

抱っこ紐時代。

その渦中にいるときは大変でした。

肩に抱っこ紐が食い込んで痛い。

腰もやられる。

足元も見えにくい。

暑い。重たい。

それでも抱っこしながら買い物して、抱っこしながら散歩しました。

雨の日も、傘をさして我が子は抱っこ紐のなかでした。

家ではおんぶに切り替えて、ご飯作りやら掃除機。

洗濯干しをしていました。

あぁ、早く歩けるようになったらいいのに。

楽になるのに。

って、思っていた当時の私に、強めにビンタして1日がかりで喝を入れてやりたい。

たしかに抱っこ紐での行動は重いです。

肩こりも酷かったし、腰痛持ちになりました。

肩の部分に汗疹もできました。

現在、我が子は3歳半。

今だから言いましょう。

抱っこ紐時代が一番楽だった。

そりゃ、「熱さも喉元過ぎれば…」ってやつになっているんだとは思いますが、

それをわかっていても抱っこ紐時代の移動は楽だった!

歩き出すのが遅かった我が子。

早く歩いて歩いて。そんなふうに思っていた私は甘すぎる。

その後歩けるようになって、2歳。

3歳。

そして今の3歳半。

「子どもと出かけるなら、いつが一番楽ですか?」

そう言われるなら、迷わず答えましょう。

むしろ食い入り気味で答えましょう。

「抱っこ紐時代です!」と。

今回、懐かしくも感じる抱っこ紐時代のことを思い出して書いていきますね。

抱っこしているのは重たいけど、メリットは…

自分の好きなように動ける

まさに一番のメリットはこれです!これ!!

赤ちゃんは抱っこされてるだけだから、買い物も好きなように、自分のペースで回れます。

ちょっと本屋さんで立ち読みすることだってできました。

ちょっとフラっと服屋さんに行くことだってできました。

流石に抱っこ紐で服の試着はできませんでしたが、靴屋さんで靴を試着したこともあります。(えぇ、買いましたよ、自分へのご褒美に笑)

もちろん、抱っこ紐をつけたまんまです。

雑貨屋さんも気軽に入れたし、ピアスとかもじーっくり見ることができました。

花粉症がひどかったので、抱っこ紐しながら耳鼻科に行ったことさえあります。

置いていくことはできません。

どこにだってずっと一心同体で一緒ですが、自分のペースで動けます。

時間が来たら、おむつ替え、授乳、または離乳食をするだけ。

妊娠している時とそこまでおっきくは変わらない。

ただ、赤ちゃんがお腹に入っているか。

お世話する時間をちょっと作らないといけないのか。

今じゃそんなふうにまで思います。

それくらい、抱っこ紐時代は自分のペースで動けてたなぁ…と、今になってしんみり。

寝たらベビーカーに乗せられる

我が子は嬉しいことに、車とベビーカーでは背中スイッチは発動しませんでした。

抱っこして寝た時に、そーっと布団に置いた瞬間に赤ちゃんが泣き叫んで起きちゃうあれですね。

布団の時は、かなりおっきな敏感な背中スイッチがあったんですが。

だから、抱っこ紐で寝たらそのままベビーカーへ。

アップリカの抱っこ紐で、アップリカのベビーカーに抱っこ紐のまま赤ちゃんを乗せられるやつを選びました。

寝たら抱っこ紐をつけたまま、ベビーカーに赤ちゃんを置きます。

ベビーカーのお股を支えるベルトを通す穴が、抱っこ紐に開いてるんです。

抱っこ紐のままでもしっかりベビーカーに固定できるので安心、安全!

こうなったらもうこっちのもんですわ!

肩も軽くなったし、ちょっと起きそうになってもゆらゆらベビーカーを揺らしたら寝てくれるし。

さあ、私もちょいと休憩しましょか、と腰を下ろすことができました。

慣れてくると抱っこ紐を外して、ショピングモールに良くあるプラスチックのベビーカーに乗せても寝てくれました。

マックスで倒すとフラットになるので、長いときは2時間くらい起きなかった時もあります。

ここまで来たら、ベビーカーも持ち運ばなくて良くなったのでかなり楽になりました。

カフェとかも入れる

カフェってショッピングモールにもあるし、お子様用の椅子もあるし、お子様用のメニューもあるし…。

子どもがいても全然入れると思うじゃないですか。

いや、入れることは入れるんですけどね。

「ゆっくりカフェで過ごしたい」

「カフェでおしゃべりしたい」

ってなると、断然抱っこ紐時代ができました。

もう寝てくれてたらそれこそ、一人の時のようにお茶できます。

精神的にはすっごい身軽です。

友達とカフェでお茶したこともありましたが、それも全部抱っこ紐時代です。

カフェによっては店員さんに聞いたら、ミルクをあげてもいいですよーって言ってくれるところもあります。

(授乳は可能か、これは必ず店員さんに聞いてください!場所によっちゃだめなところもあります!)

なんなら、粉ミルク用のお湯用意しましょうかー?って言ってくれる神のようなカフェもありました!

離乳食始まる前だと、まだ食べ物にも興味がないから、ゆっくりケーキまで食べられました。

久しぶりに会った友達と、1時間カフェで過ごすこともできました。

子どもは起きていましたが、ずっと抱っこ紐の中です。

それでもゆっくり話をして、美味しいコーヒーをゆっくり飲むことができたんです。

それが華の!もう「華の」と付けちゃいましょう。

抱っこ紐時代の思い出です。

歩き出すとなんで大変になる?

目を離せなくなる

歩き始めると、もう自分の行きたいところには自由に行けます。

興味があるところにはパッと歩いていき、行きたくないところから逃げ出すこともできます。

もうなるともうスーパーに行くのも一苦労です。

綺麗に積んである商品を崩しに行こうとしたこともありました。

そのまま売られている魚を触りに行こうとしたこともありました。

お会計で待てなくて、逃げ出してまた並び直し…なんてことはしょっちゅうです。

なんでカートに乗せないのかって?

乗ってくれなくなるからです。

だってカートに乗ったら自分の行きたいところには行けないってことを、子どもは2歳ながらに理解するんです。

賢いですね〜。

だから、カートに乗るのを命懸けで、全身全霊をかけて拒否するんです。

たかが2歳でも、1歳でも、命を懸けた子どもの力はすごいです。

泣き叫ぶ声もすごいです。

こっちの体力も気力もカートに乗るってだけで使い果たしちゃうんです。

それなら体力だけ消耗する抱っこ紐の方がどんだけ楽だったことか…。

自分のペースで動けない

歩き始めてカートを拒否した1歳から3歳になるまでの間、自分の服を見に行くことさえできませんでした。

もう、食材を買うだけで精一杯です。

ドラッグストアに連れて行ってヘトヘトです。

できるだけ小さなスーパーに行きました。

すぐに子どもを見つけられるからです。

一緒のドラッグストアに行って、どこに何があるかを覚えました。

できるだけスムーズに買いたいものを買うためです。

それでも「何時までに帰ろう」なんて自分で時間を決めることはできません。

その通りにいかないからです。

3歳半になった今でもそうです。

結局それを決めちゃうと、時間通りにいかなくなってイライラするのは私です。

早めに買い物に行って、家でお昼を食べようと思っても、結局グダグダしてウロウロして…。

お腹すいたって喚くので、結局フードコートになります。

抱っこ紐の時は、生活リズムは子ども中心になっても、行動範囲は私中心でいけました。

でも、歩き出すと生活リズムだけじゃなく、行動範囲まで子ども中心になるんです。

もちろんカフェは入れない

そんなこんなで実家の母が来てくれた時に、せっかくなので自宅近くの新しくできたカフェに行きました。

子どもメニューもあるので、家族みんなウエルカムなカフェです。

子どもはお腹が空いているなら、お腹が膨れるまではちゃんと座って食べられます。

そこは食べるのが好きな我が子です。

でも、自分のお腹が膨れたらもう座ってられません。

帰りたいと泣き喚きます。

こっちはまだ二口くらいしか食べてないのに…。

そんなこんなで、休憩でカフェに入れなくなりました。

ちょっとゆっくりお茶を飲もうなんて、子どもには理解してもらえませんから…。

お茶なんてなんでゆっくり飲むの?

一口飲んだら遊ぶもんってことですね。

結局そこのカフェにはキッズコーナーがあったので、母とずっとそこにいました。

交代しようとしても、子どもはバァバがいいって喚きます。

かわいそうに…。

結局母はお昼抜きで子どもを見ててくれました。

もったいなかったので、私は自分と母の分、フードファイターのように急いでかき込みました。

急いで食べないといけないことも辛いです。

ホットコーヒーだろうが一気飲みです。

大変だったけど、抱っこ紐時代は自由にできた!

もちろん、抱っこ紐も楽ってわけじゃありません。

重くて大変でした。

10キロくらいの子どもがずっしりと、肩と腰に食い込みます。

いや、腰よりも、私の場合は肩と首の後ろでした。

これがおんぶってなったら腰にもきます。

それでも一人でコロコロと遊んでくれることはなかったので、ずっとおんぶをしながら家事をしました。

昼寝の時も寝かしつけの時も抱っこ紐です。

なんなら、抱っこ紐をしながらお手洗いもできるようになりました。

それでも、精神的には楽だったんですよね。

目を離すとどこかに行くわけではない。

並んでいる列から逃げ出すこともない。

寝てくれたらそれこそ、自分の好きなように動けます。

カフェにも入れるし、雑貨屋さんにも行けるし、服も見れるし、おやつも食べられます。

漫画だって見れるし、好きなテレビも観られます。

自分の好きなものを見られるので、重いながらも気分転換は十分にできたんです。

歩くのが周りより遅かった我が子。

当時は本当に心配して、とにかく早く歩いてほしいと毎日思っていました。

歩き出すと、こんなに大変になるなんて知らずに…。

カートに乗るのはいや。

抱っこがいい。

でも、抱っこ紐にはもう大きくなりすぎて乗せられない。

その時期が一番しんどかったです。

これは個人差があると思います。

2歳の時は、我が子はカートを思いっきり拒否していました。

ショピングモールによっては、子どもが喜ぶような、趣向を凝らしたカートがあります。

車の形になっていて、ハンドルが付いているものもあります。

ディズニーやアンパンマンの可愛いキャラが書かれているカートもあります。

立って乗るタイプのカートも見たことがあります。

こんなに世間はカートを楽しめるように考えてくれているのに、我が子は完全拒否。

でも抱っこ。

どうやって買い物してたんだろう…。

ってくらい、思い出せないくらいに大変でした。

3歳になると、やっとカートに興味が出てきました。

それでも抱っこ紐みたいに、自分の好きな場所に好きな時間だけとどまることはできません。

服屋さんとかも子どもにとっちゃ楽しくないですもんね。

気持ちはわかります。

子ども服も、別に興味ないですもんね。

今は子どもが幼稚園に行っている間に、一人で手芸屋さんや雑貨屋さんを覗きます。

そしたら思ったより多く抱っこ紐のお母さんがいます。

カフェにも、レストランにも、抱っこ紐のお母さんが多いです。

やっぱりあの時期は自分のペースで動けてよかったな…。

もう時間は戻らないけど、今度は一緒に服を楽しく見られるのはいつになるのか。

まだまだ何年も先になりそうですね…。