パワハラの特徴と上司対策。職場における原因と定義について




何度かパワハラを受けたことがありますが、20代前半のころに受けたパワハラについてお話すると、その時のパワハラは明らかに当時の私の経験と知識ではどうすることもできないような仕事をパワハラ上司が私に与えたことです。

当時私は、現場からマネージメントの部門に転勤しました。一応、優秀だからという理由での転勤でしたが、転勤先では20代の社員は私くらいで、平均40代半ばというベテランぞろいの職場でした。

そのような中で、これまで現場での経験しかなく、パソコンのもろくに使えない、そして企画書なんて書いたこともない私に対して、他の20代の方とは明らかに違う、40代の方が担当するような、規模の大きい仕事が転勤先での初めての仕事でした。

それは職場のホームページに対するアンケートをすべての部署からとるというもので、集計だけではなく、アンケートの内容を考えるところから、トップへの報告書までのすべてというものでした。

優秀だからという理由で転勤したのであれば、やや無理そうな仕事を与えられるのは当然だろうと思われる方もいるかもしれませんが、結果的にそのパワハラ上司は、私とは関係のない事情で他の部署に飛ばされたのです。

その原因とはやはりパワハラでした。

パワハラを受けたきっかけは転勤

転勤の回数

私がこれまでに受けたパワハラの数は、イコール転勤の回数です。

ということから、私がパワハラを受けたきっかけは転勤ということになります。誰しも転勤はすると思いますが、その都度パワハラを受けるような人はなかなかいないと思うので、原因は私にもあるのだと思います。

その原因の1つ目としては、たいてい私にパワハラをする上司に共通するのは、志半ばというか、あまり優秀ではない方が多いですね。

あまり優秀ではない方が多い

1人目のパワハラ上司はその部署で最年長の方でしたが、40人ほどの部署で上から6,7番目で、学歴や経歴も同期より負けていましたし残念な方でした。

2人目のパワハラ上司については経歴は立派でしたが、学歴が高卒ということで出世は非常に残念というか惜しい方でした。

3人目のパワハラ上司も高卒のたたき上げという感じでしたね。
ということで、3人とも学歴が低かったというのも1つの原因ではあると思います。

学歴が低かったというのも1つの原因

2つ目の原因とすれば、「かわいげ」ではないかと思っています。

転勤したては、よそ者であることが当然だと思うので、下手に出ていけば良かったのですが、そこを私は失敗したのだと思います。

偉そうにはしていませんが。とはいってもキャラもありますし、こればっかりはなかなか難しいと思いました。

大先輩が私の持つ報告書奪って、パワハラ上司に説明に行った

同じ学校をずっと昔に卒業した大先輩

お助けマンがいました。同じ学校をずっと昔に卒業した大先輩でした。

一回目のパワハラの時は、一緒にその仕事をやってくれました。いまでもその方を尊敬し、関係は続いています。

当時私は、そのできそうもない仕事を一人でずっと抱えたまま1週間がたち、どうしようもできない中そのパワハラ上司にどうすればよいか相談にいったところ、解決には程遠いアバウトなことしか教えてくれず、何の解決にもなりませんでした。

ところが、たまたまそれを見ていた大先輩がその仕事についてどうやってやればいいのかを教えてくれたので、仕事を概成することが出来ました。

上司にその報告に行ったが門前払い

そしてパワハラ上司にその報告に行ったのですが、門前払いをされました。ところがそれを見ていた大先輩が私の持つ報告書奪って、パワハラ上司に説明に行ったのです。

併せて、いきなりこんな仕事与えても無理でしょうと話もしてくれました。これで一応この仕事はなんとか終えることができたのですが、それからもパワハラが弱りはしたものの続いたのです。

自分から距離を縮めた

私も負けてはいられないので、そのパワハラ上司に自分から近づいていくことにしました。

飲み会の席や休憩するときでも近くに行って話をし、自分から距離を縮めたのです。そのうちに酒を飲みながらパワハラではなく、指導をしてくれるようになりました。

パワハラ体験談のまとめ

自分を客観的に見ることだと思います。

例えば転勤するのであれば、転勤先でどのような立場でその職場に行くのか、そして転勤先のみんなが自分のことをどんな人だと期待しているのかを想像し、ある程度転勤先の理想像を演じることだと思います。

若ければ、素直で元気よく口答えはしない。

3,40代であれば、それなりの結果が求められるし、それ以上になれば管理職だと思うので、頭ごなしに怒るのではなく、話の分かるやさしい上司がいいですね。

このように転勤先に行ってからしばらくの間は期待される役を演じることも必要なのだと思います。

そして万が一パワハラを受けるターゲットになってしまったら、その被害が大きくなる前に、自分からそのパワハラ上司に近づいていくのも一つの手だと思います。

やはり自分に近づいてくる人を嫌う人って少ないと思うので、その人を理解し、話をきく。そして可能であればその上司を好きになることではないでしょうか。

自分がその人を嫌ってしまえば、その溝は絶対に埋まりません。

大なり小なりパワハラっぽいものは存在すると思うので、訴えるなど、話を大きくするまえに、まず自分に問題が無いのかを問い詰め、それから自分を変えてみて、相手の意見を聞き、頑張ってみてからでも遅くはないのだと思います。

人の話しを聞かないパワハラ上司の対処法