アラビアの食器、人気ランキング!




北欧食器の定番ともいえる、アラビア社。

ムーミンやオーロラなどで有名なフィンランドで誕生した、数々の名作食器を生み出してきた王道のブランドです。アラビアの食器は日本でも人気があり、パラティッシのシリーズやティーマなどは実際に使っているというユーザーも多いのではないでしょうか。

また、1950年代から1970年代に製造され、現在では廃盤となっているヴィンテージの商品はコレクターの多いアイテムとなっています。

アラビアは1873年にスウェーデンのロールストランド窯の製陶所として創業し、古い歴史をもっています。

1945年にカイ・フランクをディレクターに迎え、現在でも人気のシリーズ「ティーマ」の原型ともなる「キルタ」を発表し、世界の注目を集めました。アラビア社は北欧ならではのデザイン性やデザイナーの芸術性と使い勝手が良く、実用的でシンプルな設計が特徴的です。

寒い夜が長く続く北欧の食卓に、ぱっと花を添える、明るくなるようなデザインの食器が多いのが特徴です。

アラビアの食器では主に、現行のアイテムとヴィンテージのアイテムで、特にそれぞれ人気の高いシリーズがあります。日常で使い手くなる、アラビアの食器の人気ランキングをまとめました。

アラビアの現行食器ランキング

1位 アラビア・パラティッシ(現行)

アラビアで最も有名で、最も人気があるといっても過言ではないシリーズ。

「フィンランド陶芸界のプリンス」と称されたデザイナー、ビルガー・カイピアイネンによってデザインされました。

カシスやパンジー、洋ナシなどが華やかにデザインされ、パラティッシ=楽園を見事に表現しています。

フィンランドではちょっと特別なディナーや、友人や家族を招いたホームパーティーで度々使用される特別なシリーズです。

テーブルコーディネートを華やかに飾りたいときやホームパーティなどのときにおススメのシリーズです。

2位 アラビア・ティーマ(現行)

アラビアの立役者でもある、カイ・フランクによってデザインされたティーマ。

これまでのテーブルウェアはシリーズでそろえることが当たり前となっていましたが、ティーマは様々な食器の組み合わせができようにシンプル且つ、実用的なデザインとして当時のフィンランド社会に衝撃を与えました。

シリーズや色展開も多く、限定カラーも出ているほどの人気ぶりです。ティーマは磁器で作られていますが、前身でもあるキルタは陶器で製造されていました。

磁器となることで、オーブンや電子レンジも使用可能となり、より実用的な食器となり、今でもなお人気のシリーズとなっています。

3位 アラビア・トゥオキオ(現行)

24hトゥオキオは、アラビアを代表するデザイナーのヘイッキ・オルボラによってデザインされました。

「トゥオキオ」とはフィンランド語で「つかの間の時、瞬間」を意味しており、1日(24時間)、あらゆる時間で使用できるようにと命名されました。

白地に鮮やなブルーの模様は和・洋どちらの雰囲気でも楽しむことができます。

アラビアの古い歴史のデザインを継承しつつ、現代でもマッチするデザインとなっています。

ランチでもディナーでも、食材を華やかに見せることができるので複数枚使い分けるのもおすすめです。

アラビアのヴィンテージ食器ランキング

1位 アラビア・フローラ(ヴィンテージ)

フローラとは「植物誌」という意味で、タンポポやスミレ、サクラソウなどの野草が色彩豊かに描かれています。

デザインを施したのはエステリ・トムラ。小花柄などの花模様を得意としており、数々の人気シリーズを生み出しています。

日本でも人気となっているシリーズで、製作期間も1979年~1981年の3年間しか製作されていない希少シリーズとなっています。

バックスタンプにもカラーで野草が描かれており、コレクションとしても楽しめるシリーズでとなっています。

2位 アラビア・ルスカ(ヴィンテージ)

ルスカとはフィンランド語で「紅葉」の意味。紅葉を表現したかのようなブラウンでムラのある釉薬の表情が特徴です。

1961年から2000年までの製造と期間も長く、他のヴィンテージのシリーズと比べてしっかりとした厚みがあり割れにくいため、日常使いでも使いまわすことができます。


ルスカは釉薬の雰囲気や濃淡が一点一点異なるため、気に入ったものを選ぶ楽しさもあります。


フィンランドはほとんどの家庭でも使われてきたといわるくらいの人気シリーズで、ロングセラーとなりました。

3位 アラビア・アネモネ(ヴィンテージ)

カップやプレートいっぱいに大きく描かれたアネモネが特徴のシリーズ。


アネモネは全て絵付師のハンドペイントにて描かれており、濃淡や滲み具合などが異なるのが魅力の一つです。

アラビアのお馴染みのデザイナー、ウラ・プロコぺによるデザインで、1963年~1993年までの間に製造をされました。丈夫で厚手のフォルムなので、家族分揃えても良さそうですね。


北欧らしいデザインとなっており、日本でも親しみやすさがあります。

アラビアの食器、人気ランキングまとめ

北欧を代表するアラビアは、数々の名作を生み出し、現在でも高いデザイン力と機能で人気を博しています。

繊細で温かみがあり、テーブルを彩ることのできるシリーズを中心に人気となっています。

また、優れたデザイナーが切磋琢磨しあうことで、素晴らしいデザインが生まれてきました。現在販売しているシリーズは買い足しもしやすく、サイズ違いで集めやすいので家族分やホームパーティ用などでそろえておくと、テーブルの上が一段と華やかになり、料理をおいしく演出してくれます。

ヴィンテージのシリーズは、なかなか出会うことも少ないですが、お気に入りの場所にティスプレイしたり、現行のシリーズと組み合わせて、特別感を演出したいときにオススメです。

ヴィンテージのシリーズは年々、手に入る数が少なくなっており、希少性が増していますので、コレクションとして持っていても良いですね。

厳しい環境の中で生まれた、北欧のデザインは決して飽きることのなく、日常のアイテムとして活躍することでしょう。


北欧の食器は、シンプルなデザインで実用的なものが多いことも特徴的です。


今持っている日本の和食器とも組み合わせることもできるので、ワンポイント色を入れてみたいときなどにはおススメです。