パワハラの特徴と上司の対処法まとめと止めさせる具体策




中途入社だった為、年下上司の執拗なパワハラを受けたことがあります。

営業職で毎月の目標数字のノルマが各個人に課せられていたのですが、部署の中で未達成者がいると上司のその月の報酬が減る社内評価制度になっていました。

その為、部署のみなの数字が達成している時は比較的ストレスもなく精神衛生上、問題がなかったのですが、そうでない月は数字が達成していないメンバーを部署の前で攻め立てる朝礼から始まり、未達成者が達成者よりも早く退社することが許されない日々が続きました。

また、有給さえも取得を拒否され、拒否の理由は「未達成でありながら、有給を取ろうとするそういう行為が部署の士気を下げるので今後は謹んで欲しい。」と言われました。

更に、達成者を必要以上に持ち上げ、みなの前で「新卒2年目の○○君ができて、どうして勤続年数の長い○○さんはできないのでしょうね。」と部署全員が宛て先に入っているメールで指摘を受けることもありました。

またある時は期末の評価面談(1対1の個別面談)の中で「あなたは会社の社畜なのだから、もっと馬車馬のように働いてもらわないと困る」と言われさすがに、もうこの上司には付いていけないと思いました。

自分自身含め、部署全体の空気が連日、パワハラ発言を受ける

役員からの抜擢で自分の上司になった

パワハラが始まったきっかけは、それまで同じレイヤー(役職)の営業マンであったメンバーが、役員からの抜擢で自分の上司になったことが始まりです。

それまでは、同じ業務内容で、同じ目標数字を追いかけていましたが、社内の風土的に中途採用者よりも、新卒採用者を昇進させる風土があり、社内研修や社外の研修も新卒入社にはありますが、中途社員はいまだに出席できなくなっています。

新卒入社のその彼女が上司

新卒入社が優遇される理由は、私が考えるに、入社時から社内の風土に触れているため退職率が低いこと、そして、異動人事など拒否されることが少なく、会社にとって融通が利くからだと思われます。

私の場合も、新卒入社のその彼女が上司になりました。

彼女の場合は、スキルもメンバーとほぼ横並び

彼女にとってみれば、初めてのマネジメント業務ということもあり、前任のマネージャーのやり方を真似ていたようなのですが、前任のマネージャーは自身のスキルが高い上で、体育会系なマネジメントをしてたのに対し、彼女の場合は、スキルもメンバーとほぼ横並びのため、目標数字を助けることもできず、ただただ、威圧的な態度でマネジメントをしていたため、自分自身含め、部署全体の空気が連日、パワハラ発言を受けることになりました。

現在は新しい上司が着任しパワハラのない平和な社内環境

あなたは会社の社畜なのだから、もっと馬車馬のように働いてもらわないと困る

上司との個人面談にて、「あなたは会社の社畜なのだから、もっと馬車馬のように働いてもらわないと困る」と言われた際、どうしてこのようなことを言われなければいけないのか、と思い悩み、上司のその上の上司である部長へ個別で相談をしたところ、「彼女はまだマネジメントに慣れていないから、君にもサポートを頼む。部署の現状は理解したが、もう少し様子を見たいと思う。

彼女の今回の昇進人事はお試しでもあるから、その後彼女がどう成長していくかは経過をこっちでも見ておくから、」と取り合ってもらえませんでした。

彼女を昇進に推薦した自分の落ち度

一連の流れを、業務アシスタントさんに相談したところ、「部長的には、彼女を昇進に推薦した自分の落ち度もある為、解決にはならないだろう。

これは人事に直接相談してみてはどうか?」とアドバイスを受け、人事部へ相談をしました。

パワハラが連日行われている現状

結果、人事の部長と2回に渡って面談が行われ、ことの経緯とパワハラが連日行われている現状を説明しました。

その後、他のメンバーも人事部から呼び出しを受け、個別でヒアリングを受けたようです。

皆、上司には思っているところがあり、面談後にその上司は他の部署へ異動となりました。

現在は新しい上司が着任しパワハラのない平和な社内環境になっています。

パワハラ体験談のまとめ

まずは自分自身の中に溜め込まないことだと思います。

私の場合、最初に目標数字が達成していないことを責められていた為、上司からの執拗な叱咤は自分に責任があるのだと背負い込んでいました。

罵声を浴びて自席に戻った際、大丈夫か?と同僚に心配されても、自分が不甲斐ないから、、とそこまで気にしていない振る舞いをしていました。

ただ、だんだんとエスカレートしていき、最終的には人格否定や行動の制限(有給取得ができない、発言を制限される等)、皆の前で連日、感情的に罵られるところまで来ると、これはもう立派なパワハラです。

これらの行為がパワハラであると、客観的に見れば理解できるのですが、当の本人は冷静に自分の立場を見ることができず、負のサイクルに陥りがちです。

その為、客観的に状況を理解してくれる、助言などのアドバイスをしてくれる人(私の場合は業務アシスタントさんでした)へ愚痴からでも話を聞いてもらうことで、自分がパワハラを受けていると認識することができました。

その後、適切な人に相談をすること、自分が望むことは何か(上司ともう関わりたくない為、部署を異動して欲しい、上司の行動が改善するよう指導して欲しい、等)を伝えることで解決に繋がると思います。