自宅で簡単!保湿もできる入浴剤の作り方




寒い季節になると、温かい湯船に浸かるバスタイムが楽しみになりますよね。
お風呂には体を温める以外にも、血行をよくしたり、
リラックス効果があるなど、様々なメリットがいっぱいあります。

そんなバスタイムには入浴剤を使うという方も多いはず。
入浴剤にもいろいろな種類があって、
売り場に行くとついつい楽しくなってアレもコレもと
手に取ってしまいますよね。
私もこれまでたくさんの入浴剤を試してきました。
しかし、種類が多すぎてなかなか自分好みの入浴剤に出会えずにいました。

そんなある日、「入浴剤は手作りできる」ということを知ったのです。
調べてみると、手作り入浴剤は自宅のキッチンにある材料で
簡単に作れるうえに、保湿効果やデトックス効果など、
その日の体調や気分に合わせて簡単にアレンジできるんです。
私個人がもっとも効果を実感したのが、
「牛乳」と「はちみつ」を入れた入浴剤。
湯上りの肌がしっとりと保湿されるのに加え、
湯冷めもしにくいという嬉しい効果がありました。
寒い季節はもちろん、夏でも冷房で意外と乾燥しているので、
年中使える入浴剤としてお気に入りです。

他にも様々なレシピがあるので、それらをご紹介していきます。
どれもご家庭にある材料で簡単に作れるので、
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

入浴剤は入浴の効果を高めるもの

入浴剤で効果促進!〜入浴の効果:保温、疲労回復〜

お湯につかり、体が温まることで血管が広がり、血行がよくなります。
全身に温かい血液がめぐるため、体がぽかぽかと芯から温まるのです。
また、血液を流れるヘモグロビンは体温が上がると、
結合している酸素を放出しやすくなるという性質があります。
入浴により新陳代謝が活発になり、老廃物や披露物質の排出が促され、
疲労回復効果が期待できます。

入浴剤で効果促進!〜入浴の効果:心肺機能の強化〜

湯船の中では体に水圧がかかりますが、これも血の巡りをよくする効果があります。
湯船に浸かると息が上がるという経験はありませんか?
それは、体に水圧がかかると横隔膜が上がり肺が小さくなるのですが、
これにより、体に酸素を取り入れようと呼吸の回数が増えるためです。
したがって、入浴による適度な水圧は心肺機能を高めてくれるのです。

入浴剤で効果促進!〜入浴の効果:リラックス効果〜

湯船に入ると浮力が働いて、体重は空気中に比べて
およそ9分の1程度まで軽くなります。
すると筋肉や関節への負担が軽くなり、脳への刺激も少なくなります。
これにより気分がリラックスするのです。

手作り入浴剤の作り方

保湿効果でしっとり肌に!牛乳+はちみつの入浴剤

材料
牛乳・・・コップ1杯
はちみつ・・・大さじ3杯

乾燥肌の人におすすめな入浴剤です。
はちみつは高価なものでなくて構いません。
身近なスーパーに置いてあるはちみつを使いましょう。
お風呂上がりのお肌がしっとりと潤います!
また、牛乳の脂肪分で体の保温効果も高まりますよ!
牛乳の香りを取るため、お風呂を出るときは、
シャワーで体をさっと流すことをおすすめします。
牛乳の香りが苦手という方は、生クリームを代用してもOKです。
牛乳より香りが抑えられ、ぐっと入りやすくなりますよ。

甘いだけじゃない!実は保湿効果もある、お砂糖の入浴剤

材料
砂糖・・・大さじ3杯

糖類には潤いを閉じ込める作用があり、実は保湿成分として
採用している化粧品もあるくらいです。
大さじたった3杯を湯船に溶かすだけで、全身を保湿することができます。
お湯の質感は、香りもベタつきもなく、
いつも通りのお風呂といった感じになります。

コウジ酸の力で美肌効果も!日本酒+グリセリンの入浴剤

材料
日本酒・・・大さじ2〜3杯
グリセリン・・・大さじ2〜3杯

日本酒も化粧品に使われるなど、美肌効果が有名なお酒ですよね。
その秘密は、日本酒に含まれるコウジ酸にあります。
コウジ酸にはシミの原因物質であるメラニンの生成を抑制する働きがあり、
日本酒を入れたお風呂には美肌効果が期待できるのです。
グリセリンもプラスすれば、保湿力も高めることができますよ。

保湿もできる入浴剤の作り方まとめ

キッチンにある材料だけで作れる入浴剤の作り方、いかがでしたでしょうか。
どれも手頃な値段で手に入る材料ばかりだったと思います。
おすすめは牛乳+はちみつの入浴剤ですが、自分の好みに合わせて
いろいろとアレンジできるのも手作りならではの良さですよね。
分量は目安程度に考えていただき、肌との相性やお好みに
合わせて増減させてみてくださいね。

冒頭でも触れた通り、入浴剤は入浴の効果を高めるものです。
3つの入浴効果をしっかり享受できるよう、
湯船には最低でも10分は浸かるようにしましょう。
このとき、お湯の温度は38〜40度のぬるめのお湯がおすすめです。
ぬるめのお湯に浸かることで、
副交感神経が働いてリラックス効果が得られますよ。

また、疲労回復には睡眠時間を30分削ってでも入浴したほうが良い、
とも言われています。
忙しくて湯船に浸かる習慣のない方も、お気に入りの入浴剤を見つけて
お風呂に入ってみてください。
疲れも和らぐのでおすすめですよ。

*注意*
これらの入浴剤は、食物(有機物)を使っているため、
入浴後はなるべくその日のうちにお湯を抜き、お掃除してください。
有機物を含むお湯は腐敗しやすいので
清潔に保つことを心がけるようにしましょう。