娘の初めての反抗期!思春期の反抗期の対応方法とNGな方法




反抗期は子供の成長と言いますが辛いですよね。

そこで娘の反抗期はいつまで続いたのかを今回は書こうと思います。

現在娘は大学1年生になりました。
今は姉妹みたいに何でも話して相談し合ったりするほどの仲良しですが
それまでは犬猿の仲でした。
もうその当時はとにかく酷かったです。

娘の場合は小学2年生と中学2年生の2回ありました。

両方とも体験しましたがもうこっちがまいってしまうくらいでした。

「冷静にしなさいよ。」と実母には言われましたが
「わかった。」と言いつつも心の中では「なれるわけないじゃん」って
思っていました。

でも今はそういう時期があったからこそ今があるのかなって思ったり
もします。

今、お子さんの反抗期で困っている方いらっしゃるのではないでしょうか?
でも、それは個人差がありますが終わりがちゃんと来ます。
あんなに酷かった娘にも終わりが来たように・・・。

小学2年生の時と中学2年生の時2つに分けて書いていこうと思います。
最初に言っておきますが本当個人差があるので必ずこうなる事なりますよって
いう訳ではありません。
参考程度に読んでいただけたらいいなって思います。

娘の初めての反抗期

反抗期の始まり

小学校に入学して色々経験して慣れてきて
2年生に進級しました。

それは突然はじまりました。

私を始め周りの言う事を聞かなくなったのです。

学校から帰ってきた娘がランドセルを床に置いて遊びに行こうとしていたので「宿題やってから遊びに行ってね。」って声をかけて出掛けたのですが
帰ってくると床にランドセル。そうです。帰ってきたままの状態だったのです。

遊びから帰ってきた娘に「宿題やってないじゃん。他の子はやってから遊びに行ってるんだよ。」って言うと
「これからやろうと思ってたのにもうやらない」と言いました。
「やらないと明日のは〇〇(娘)だよ。」って言ってもやろうとは
しませんでした。

そんな事が数日続きとうとう担任から電話がかかってきました。
「〇〇さん宿題忘れが多いので注意して下さい。」と。
それだけかと思っていたら違いました。
「あと〇〇さん私に口答えをするのでご家庭でしっかり教育して下さい。」
とも言われました。
「先生申し訳ございません。〇〇(娘)にはきちんと話しておきますので。」
と謝罪をしました。

「えっ。先生に口答え!?」

しばらく信じられず茫然としていました。

夕飯が終わってくつろいでる娘に言いました。
「宿題きちんとやってきて下さいって先生から電話来たよ。あと先生に口答えしてるんだって?それは悪い事だよ。」と。

でも娘は聞いてるのか聞いてないのかわからない態度。

「〇〇(娘)聞いてるの?」と私。
その様子を見ていた息子も「お姉ちゃん?」と。

娘は立ち上がって「うるさいな。聞いてるよ。やればいいんでしょ。」と
怒りながら自分の部屋へ行ってしまいました。

ため息をつく私に「お姉ちゃんひどい。」とまだ年少さんの息子が
なぐさめてくれました。

相変わらず反抗ばかり

反抗は続きます。
まずは実母に相談をしました。
でも返ってきた返事は「そういう時期だから。」
もうあてにならないので今度は担任に相談してみました。
「中間反抗期なのでお母さんはおおらかに心に余裕を持ってお子さんと接してみて下さい。」

「中間反抗期っていうのかぁ・・・。」とため息をつきました。

娘の部屋はあまりにも汚いので娘に
「部屋少し綺麗にしたら?」と言いました。
そうすると娘は
「お母さんもリビング綺麗にしたら?」と。
確かにリビングは学校や保育園からの書類などで散らかっていました。
痛いところ突いてきたなって思いました。

そこで競争が大好きで負けず嫌いな性格の娘に
「どっちが先に綺麗に片づけられるか競争しない?」
って持ちかけてみました。
そしたら予想通り娘は乗ってきて
「勝ったらおやついつもより多めね。」って。
二人で掃除の競争をしました。
結果は娘が勝ちいつもよりおやつを多めにしました。

よし。この手使えかもと思った私は次に目をつけたのは
娘がやろうとしない宿題に対してやってみました。
もちろん乗ってきて競争です。

娘は負けた時はとても悔しがります。

そこで私は「日頃からやっていれば負ける事なかったんじゃない?」と言いました。娘もそれには反抗せず逆に納得して「そうだね。」と言いました。

そして娘に「反抗してると自分が損して困るだけだよ。」と言いました。

「反抗しても自分が損して困るだけ。」の私の言葉が効いたのかどうかは
わかりませんが宿題をやってから遊びに行くようになり、先生に口答えをする事もなくなりました。そして手伝いも自分からするようになりました。
中間反抗期の終わった瞬間です。

中間反抗期の正しい対応方法

娘の場合は負けず嫌いの性格を逆手に取りましたが
正しい対応があるので紹介します。

・話を最後まできちんと聞いてあげる。
子供が話している途中なのに「それは違うよ。」と遮ってしまう事があります。
私も娘の話を最後まで聞かずに遮っていました。
でもそこは我慢して最後まできちんと聞いてそれから違うと思った所を話してあげるといいです。
まだ小学低学年です。わかりやすくうまく伝える練習途中です。
ちゃんと話を聞いているからもっと聞かせてという姿勢を見せるといいです。
そうするとお子さんも落ち着いて話してくれるかもしれません。

・他のお子さんと比べない。
これも私の耳が痛い所です。いつも「他のお友達はやってから遊んでるよ。」と娘に言ってました。
お子さんは誰かと比べられるのはとても嫌がります。
上手く言葉で表現できないしやめてほしいと思っています。そのモヤモヤや悲しさで反抗という態度で示している場合があります。
子供は敏感なので他のお子さん比べられた事で傷ついています。
過去と現在比べて出来るようになった事に目を向けましょう。

・ルールは共通認識で守らない時はきちんと叱る。
生活をする上でルールは厳守。
ご家庭の方針としてルールを守らなかった場合は叱りましょう。
ただ叱るだけではなく「なぜ守れなかったのか?」を責めずに理由があるなら
聞いてあげるよっていう態度を示しましょう。
そういう態度を示しながらダメな事はダメと伝え妥協はしないでください。
お子さんも「なぜ叱られるのか」って事はわかっています。
なので頭ごなしに叱られると悔しいと思い素直になる事ができないのです。
叱る時は「まず話を聞くよ」・・・このスタンスが中間反抗期のお子さんには
効果的。

・任せてみる
「自分でやってみたい。でも・・・。」と小学低学年のお子さんはやる気と不安の間にいます。
これまで通りお世話をしたいという気持ちを堪えてお子さんに時々は任せてみましょう。
見守りつつチャレンジさせてあげるのです。
出来た時は自信につながり他の事もできるかもってもっと色んな事にチャレンジしてみたいというやる気が生まれます。
その自信が心の安定の基盤となります。
上手くいかなくて助けを求めてきたら手伝い「少しずつでいいだよ。」と伝えましょう。

2回目の反抗期がやってきた

反抗期の始まり

それは娘が中学2年生になった夏休みに入って中盤あたり頃です。
夏休みの課題をやらずにゲームしたり友達と遊んだりしていた娘に
「そろそろ始めないと始業式までに間に合わないよ。ママ手伝わないよ。」と
言いました。
いつもなら「そうだね。少しやってこようかな。」ってはにかむ娘。

その時は違いました。
「うるさいな。わかったよ。やればいいんでしょ。やれば。」と
ムスッとして大きな足音を立てながら階段を上がり自分の部屋のドアをバンッと閉めました。
「お隣さんに迷惑かかるからもう少し静かにして。」と言っても無反応。

とうとうやってきました。
思春期の反抗期です。
ママ友から聞いてはいましたがとうとううちの娘にもやってきたかと。

ご飯食べてる時もスマホをいじってるので
「スマホ置きなよ。」と私よりも先に言ったのは息子。
そうすると
「うっさいな。ガキは黙っててくれる。」と娘。
その言い方に頭に来た私は
「その言い方はないんじゃない?弟の事をガキって言うのも酷いんじゃない?」
と言いました。
そうすると
ご飯茶わんを置いて箸をバンッと置いてまた大きな足音を立てて階段を
上って行き自分の部屋のドアをバンッと閉めました。
その態度にいつもは温厚な夫も
「おい。その態度は何なんだ。」と怒鳴りました。

この反抗期はいつまで続くんだろうと思いました。

とうとう・・・

中学校3年生になった娘。
相変わらず反抗期は続行中。

どんどん態度も悪くなり口も悪くなりました。
私の事は「ババア」夫の事は「ジジイ」弟の事は「ガキ」
と呼ぶように。

中学3年生・・・そうです。
受験生になりました。
絵を描く事が好きな娘は芸術系の高校を見に行きたいと
言うので一緒に見学会の日程を調べて見に行っていました。
いくつか高校を見たのですが「良いとこあった?」と聞くと
「別に」とぶっきらぼうな返事。
本当に高校受験この子大丈夫なのかなって不安を覚えました。

夫と話し合い家庭教師をつけました。
最初は全くやる気を見せなかった娘。
ところが三者面談を機にやる気になった娘。
三者面談で担任から「このままだと行ける高校はありません。」と
はっきり言われたのです。
それが娘の中で「このままではまずい。」と思ったのかもしれません。
先生から出された宿題をやるようになり、時間が近くなると学習机に今日やる
教科の準備をし始めました。
これで受験は大丈夫かなって思い始めました。

やはり家族に対する態度と口の悪さは相変わらず。
ある日の事です。
「勉強するようになったのはとても良い事だけどママ達に対する態度も良くなるといいんだけど。」と言いました。
そうすると娘は
「うるさいんだよ。クソババア。」と一言。
「だからその口の聞き方何とかならない?」と私。
「うるさいな。別にいいじゃん。」と娘。
流石に今まで抑えていた気持ちが爆発してしまい娘の頬を叩いてしまいました。
「何すんだよ。」と娘は私を突き飛ばしました。

そしてとうとう取っ組み合いの親子喧嘩勃発です。

私も娘も負けず嫌いな性格なのでどちらも譲りません。

1階にいた夫と息子が部屋に入ってきました。
「ドタバタうるさいと思ったら二人とも何してるんだよ」と夫。
「何やってんだよ。」と息子。

間にはいって引き離そうとしますが私も娘も全力なので全く離れない。
そこで夫が私を、息子は娘を引っ張って無理やり引き離してやっと離れました。

「いったい何があったんだよ。」と夫。
「このクソババアが悪いんだよ。」と娘。
「親に向かってクソババアはないでしょ。」と私。
「そうだよ。それはお姉ちゃん良くないよ。」と息子。
「うるさい。ガキは黙ってろよ。」と娘。

いつもは温厚な夫が「お前らいい加減にしろ。」と一喝。

その瞬間騒がしさが静かになりました。
「いくら頭に来たからって手を出すのは二人とも悪い。」と夫。
無言の私と娘。

翌朝起きてきた娘に

「昨日は叩いてごめんね。痛かったでしょ。」と言いました。
「私こそごめん。突き飛ばしたけどケガなかった?」と娘。

それ以降取っ組み合いになる事はありませんでした。

そして受験をし滑り止めは合格しましたが本命は残念ながら不合格。

「公立(本命)に行けなくてごめんなさい。」と言いました。
「〇〇(娘)はよく頑張ったよ。」と私は言いました。

中学卒業と共に反抗期は終わりました。

思春期の反抗期の対応方法とNGな方法

まずは正しい対応から書きます。

・叱るラインを決めておく。
思春期に入ったお子さんは否定されるのを嫌がります。
親の言われるがままに行動する事を嫌がるようになり自分で行動したいと
思っています。
なので叱るラインを少し高めに設定しておくとよいでしょう。

・夫と妻で役割分担をしておく。
両方とも叱り役だとお子さんはストレスを溜めてしまいます。
「お母さんは叱り役、お父さんは慰め役」などと分担しておくとよいでしょう。
お父さんはたまに叱り役の方がメリハリがついてよいです。
女の子の場合お父さんがあまりガミガミ叱ってばかりだと離れて行くので
ほどほどに。

・必要以上に話しかけない
お子さんは親が思っている以上に考え方が大人になってきています。
なので必要以上に話しかけたりアドバイスするとうざったく感じます。
節目だけ声をかけるだけで十分です。

・否定から入らない
親は思っている以上の事をお子さんがしているとすべて注意したくなります。
例えば服装や交際相手など。
お子さんは良いと思って築き上げてきているのにそれを否定されると反抗的な気持ちが強くなります。
なので理由やきっかけ程度を聞く程度にとどめておくのがよいでしょう。

そして逆にNGな対応を書きます。

・決めつけた言い方をする。
お子さんに対して「自分が正しい」という言い方はNG。
親が考えている道以外でも成功の道もあると考えお子さんをサポートするのがよいでしょう。いくつかの注意点やメリハリをつける支援の仕方がよいでしょう。

・周りの目を意識していない。
お子さんは周りの目を気にするようになります。
「もう立派な自分は自立した立派な人間だ」と周りに見せたいので
少なくともお子さんのお友達などが周りにいる状況で話しかけたり
支援するのは控えましょう。

・関心を持たない。
あれこれお世話されるのも嫌がりますが逆に関心を持たないと
お子さんの心から親から離れていく原因になります。
「いつでも遠くから見守っているよ」という事をお子さんに感じさせる
事がとても大切です。

・必要ない確認。
過剰までの確認はお子さんとても嫌がります。
親としてはお子さんの事を全て把握しておきたいと思いますが
そこはグッと堪えてください。

・周りのお子さんと比べる。
周りのお子さんと比較され叱られるのはお子さんにとって
とても嫌な事です。自分のお子さんのペースを信じて温かく
見守るとよいでしょう。

まとめ

我が家の娘の2回の反抗期の事、そして正しい対応方法などを
書きましたがいかがでしたでしょうか?

1回目は荒業ですが娘の負けず嫌いを逆手に取って
反抗期を乗り越えてきました。
もちろん夫と息子の手助けもありましたが。
確かに今思えば他のお子さんと比べる事が多かったのでそこは
反省しないといけない部分だなって思います。
私自身も娘くらいの頃、実母はいつも他のお子さんと比べていて
嫌な思いをしたはずなのに・・・。
先生に口答えをしていたのにはとても驚きました。
その先生は翌年も娘の事を受け持って下さりとても感謝しています。

2回目の反抗期。
取っ組み合いの親子喧嘩に発展してしまい
夫と息子はもちろんお隣さんにまで心配かけてしまったので
(翌日顔を合わせた時に「大丈夫でしたか?」って言われたので)
現在でも反省をしています。
勉強面もかなり言い過ぎてしまったなって思っています。
娘は娘なりの考えがあったのかもしれません。
それにちゃんと耳を傾けるべきだったなって思っています。
同じ事を繰り返さないように息子にはちゃんと耳を傾けようと
思います。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。