春から育てやすい野菜をご紹介




春になり、暖かくなってきましたね。
この春から何か新しいことを始めたいと思っている方も
多いのではないでしょうか。

春と言えば、芽生えの季節です。
野には花が咲き、山々は新緑に染まり始めます。
暖かくなるにつれ、植物たちが元気になります。

そんな植物の成長を身近に楽しめるのが、家庭菜園です。
今日は家庭菜園を始めようと思っている方向けに、
春から育てやすい野菜をご紹介します。

自分で育てた物を収穫して食べる。
この喜びを味わいたくて、家庭菜園を始める方が最近増えています。
マンションのベランダで、プランター栽培をしている方もよく見かけますよね。

でも、野菜はたくさんの種類があります。
ホームセンターで野菜の種や苗を見ると、その多さに驚きます。
『どんな野菜が初心者にもやさしいの?』と思う方も多いと思います。

そこで、まずは初心者でも簡単に育てられる野菜について紹介します。
そして、少し難しいけど、毎日面倒を見れば美味しく育つ野菜も紹介します。

春に植えると、収穫は夏頃になります。
ですが、しっかりと愛情込めて育てると、より美味しく感じられます。

では、春から育てやすい野菜について、見ていきましょう。

春から育てやすい野菜

ジャガイモ

まず紹介するのは『ジャガイモ』です。

ジャガイモは2月下旬~4月中旬に植え付けて、5月下旬~6月に収穫できます。

ポイントは、早めに植えて、がっちりと根を張らせること。
昔から『ジャガイモは彼岸までには植えること』という言い伝えがあります。
早めに植えても芽はなかなか出ませんが、地中で根が張っていきます。

しっかりと根が張れるように、プランターは深さが30cm以上のものを
用意しましょう。
麻袋などでも栽培できますよ。

ジャガイモは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。

芽が数本出てきたら、1~2本だけ残します。
次に葉が広がってきたら、株元に土を寄せましょう。

植え付けから100日前後で収穫できます。
葉が黄ばんでくると収穫のサインです。
晴れが2~3日続いた後に掘り起こしましょう!

トウモロコシ

次は『トウモロコシ』です。
甘くて美味しいトウモロコシを食べることに憧れた人も多いはず。

トウモロコシは4月中旬~5月上旬に種まきをして、7,8月に収穫できます。
背が高くなるので、日当たりの良い所に植えましょう。

水やりは土が乾いたときに行いましょう。
草丈が15cmほどで間引きします。

そして、忘れてはいけないのが鳥対策!
忘れていると、せっかく実ったトウモロコシが全部食べられて
しまうことも・・・。
そこは防鳥ネットで対策しましょう!

オクラ

3つ目は『オクラ』です。

オクラは4~5月が種まきの時期です。

水はけのよい土に種まきし、本葉が3枚になったら間引きましょう。
その後、背丈が10cm程になったら支柱を立てましょう。

収穫は、実が6~8cmになってから。
オクラは放っておくと物凄いスピードで実が大きくなり、
硬くて食べられなくなります。
上手く管理すれば10月頃まで、毎日のようにオクラが収穫できますよ。

少し難しい野菜

トマト

ここから紹介する野菜は少し難易度が上がります。

まずは『トマト』。
夏野菜と言えばトマトですよね。

4月中旬~5月下旬に植え付けます。
トマトは支柱を立てて、それに沿わせるようにして育てます。

この支柱を地面に刺す特に、トマトの根に当たらないように注意!
根に傷がついて、トマトが上手く育たなくなります。

また、トマトは乾燥に非常に強いため、水の遣りすぎは禁物です。
そのため、雨よけをつけて育てましょう。

きゅうり

『きゅうり』は4月下旬~5月下旬にかけて植え付けをします。

苗を選ぶときは、丈夫で病気に強い接ぎ木苗を選びましょう。

きゅうりもトマトと同じで、支柱を立てて育てます。
草丈が1mほどになったら、病気対策に下の方の葉は切り落としましょう。

ナス

ナスは4月下旬~5月中旬にかけて植え付けます。
きゅうりと同じく接ぎ木苗を使いましょう。
そして、支柱も使います。
夏野菜は支柱を使うものが多いですね。

水やりは、植え付け直後は少なめで良いのですが、
その後はたくさんあげましょう。
ナスは水切れ厳禁です。
肥料もコンスタントにあげるといいでしょう。
美味しいナスを長く収穫することにつながります。

まとめ

家庭菜園を始めようとされている方向けに、春に種まき、
または春に植え付けできる野菜を紹介しました。
栽培が簡単な野菜として、ジャガイモ、トウモロコシ、オクラを、
少し難し目の野菜としてトマト、きゅうり、ナスについてまとめました。

いきなりたくさん育てようとすると大変なので、何種類かに絞って始めるのが
おススメです。
最初は、簡単な野菜数種類+難し目の野菜1,2種類くらいでしょうか。
慣れてきたら、種類を増やしていくと良いでしょう。

野菜は手間をかければかけるほど、美味しくなります。
それは毎日世話をすることで、一種の愛情のようなものが芽生えてくるから
でしょう。

それに、毎日観察していると、自分だけの発見があることもあります。
水が足りない時の様子や、天気による違いなど、よくよく注意していると、
発見がありますよ。
これも楽しみの1つです。

癒し効果もあります。
日々の忙しさをふと忘れたい時にも良いですよ。

そして、何より収穫の時の喜びは最高です!
自分で育てた分、喜びも美味しさも格別でしょう!
ぜひ、採れたての美味しさを味わってみてください。

それでは、さっそく種まきの準備をしましょう!