無自覚なパワハラで感情的に怒鳴る先輩、長期間無視する上司への対処法とは?




私は2度転職をして今の職場に腰を据えております。

最初の職場の先輩はこのみに20年以上のお局様でした。この職場のことを一番わかっているのは自分であるという自負からか非常に感情的に接してくる先輩だったように思います。

「なぜこうなったのか」の理由を言及し次回同様の間違いを起こさないようにするという指導にとどまらず、「なぜそんな考え方になるのか」「その発想自体がおかしい」と人格を否定するような言動が見受けられ、後輩としては息の詰まる職場でした。

次の職場では、「何でも聞いてね」と言ってくれる優しい印象とは対照的に「そのくらい自分で考えたらわかるだろう」という対応をされることも多く、「勝手なことをするな」と「自分で判断してやれ」の矛盾を感じやすかったです。

「普通はこうだろう」といったような言い方をされることが多く、「普通」の感覚の違いからすれ違いも多くありました。

また、一度機嫌を損ねると3か月は挨拶すらも無視をされ、仕事も取られてしまいました。日中営業マンが出払って殆ど一日中二人きりという事務所の雰囲気は在籍期間中長期にわたり悪かったように思います。

仕事がない中で「何かできることはありませんか」と聞くと「掃除でもしてれば」「掃除も仕事のうちだからね」といわれ、一か月のうち半月以上事務所の掃除ばかりしていたように思います。

十分に仕事も教えてもらえず、大変いたたまれない気持ちで過ごしておりました。

自分の注意力不足や知識・経験不足からくるミス

一度のミスが尾を引くようにずっと言われ続ける

最初のきっかけは書類の数字の書き間違い、チェック証跡漏れ等、自分の注意力不足や知識・経験不足からくるミスだったように思います。

ただ、二つの職場ともに共通して言えるのは、一度のミスが尾を引くようにずっと言われ続ける様子は女性特有だったようにも思います。

職場は親世代の男性が多く

また、最初の職場は親世代の男性が多く、娘のようにかわいがっていただいておりましたが、職場の男性たちからは「事務所ではお局様がいるから声をかけにくい」「挨拶をすると〇〇(私)の後ろからにらみつけてる」というようなこともききましたので、お局様にとってはそれも面白くなかったのかもしれません。

次の職場では、私は先輩よりもパソコン操作に詳しかったのが、面白くないと思われていたように思います。

入社して間もない頃、先輩がアナログ手していた作業をエクセルでこうしたら手間が省けます、と提案をしたら、その時は感心したような対応をしてくださいましたが、それ以降「〇〇(私)さんはパソコン詳しいからね」と事あるごとに言われるようになってしましました。

経験不足からの無礼な対応

仕事の効率を考えての提案も結局は「自分の方が仕事ができるアピール」ととらえられてしまったようです。

私の経験不足からの無礼な対応もあったように思いますが、それでも諸先輩方にとっては「自分が一番仕事ができる」という自尊心が傷つけられたくなかったのかもしれません。

環境を変えるのが一番の解決策

手っ取り早く転職

正直なところ、二つの職場とも上手には解決しないまま、手っ取り早く転職してしましました。

長くその職場にいる先輩に変わってもらうことは難しいし、二つの職場ともに、一番長くいる先輩の下についていたので、上司よりも経験や貫禄があり、実質的には上司の上司、のような立ち位置の方々でしたので、上司に相談しても困ったように首をすくめられてしまうだけでした。

結局のところ諸先輩方の対応は変わらず

私自身も、先輩の対応に「感情的に話されては仕事のはなしもしにくい」「無視されたまま仕事も取り上げられてしまっては私も対応に困る」という旨の話をかなり勇気をもってしたこともありましたが、結局のところ諸先輩方の対応は変わりませんでした。

直接言ってもダメ、上司に行ってもダメであればその職場に居続ける限りはそれに慣れるか、どうにかして先輩色に染まりなおして、仲を修復していくしかなかったのだと思います。

転職というのも一つの方法

ただ、女性特有の気質なのか一度不仲になると元には戻りにくいことは私もわかっていますし、それであれば環境を変えるのが一番の解決策のように思いました。本当の解決ではないのかもしれません。

それでも自分の考える「仕事とは何か」がその職場の色と違った時には、転職というのも一つの方法だったように思います。

パワハラ体験談のまとめ

まずは、諸先輩、上司にかわいがってもらえる後輩や部下であることが大切なのかもしれません。

最初は仕事ができない、使い物にならないという目線で接されるのは仕方がないことですが、それでも謙虚に、時間を守り、挨拶をしっかりし、質問や確認をたくさんして、一生懸命に取り組んでいれば、多くの場合はその頑張りを見て頂けるように思います。

最初の職場では、若さからか、私は謙虚さもかけていたように思いますし、相手に対する恐怖心から質問や確認を避けていました。

それが悪循環の始まりです。相手とのコミュニケーションが、パワハラ防止に繋がります。

挨拶も、質問や確認も、相手との会話でありコミュニケーションです。考え方や感覚の差もありますし、挨拶をしない人だっていますが、だからといって自分からしなくなるというのは私のように悪循環を招いてしまうのだと思います。

こういう理由だからやらない、ああいうことがあったからしない、と出来ない理由を考えて動かなくなると今まで出来ていたこともできなるなります。

悪循環が生まれ始めると委縮してしまい尚更です。

そういったことが起こらないように、雰囲気の悪さを察知したらまずは悪化しないような関係性作りに励む。

修復不可能であれば、転職して新たな気持ちでスタートするのもまた、ありなのだと思います。