ノルディックウォーキングの正しい歩き方。高齢者の方にもおすすめ。




健康のために、運動は必要!お金もかからず、簡単に始められるウォーキングは運動初心者には最適です!

時間や場所を選ばすマイペースで行えることから、ウォーキングを日々の運動にとり入れている方はたくさんいます。ゆっくりとした呼吸で、長時間行えるためご高齢の方にも取り入れやすい運動です。
メディアでも多数とりあげられており、有酸素運動の代表格としてダイエットにも効果的といわれています。

でもいざ始めてみると、体重は減らないし、変なところが筋肉痛になるし…。本当に効果はあるの?と疑問に思うことがいっぱい。
何となく不安なまま始めて、しらない間に辞めてしまう…..。
始めては辞めてを繰り返している人が、多数いると思います。

『歩く』って誰に習うわけでもなく、子供のころから知らない間にできているもの。何となく、自己流で行うけれど本当に正しい歩き方って意外と知らないものです。
わざわざ歩き方を習うために、ジムや講習へ行くのは面倒だし….。

そもそも歩くことが嫌い!という方も多いと思います。そんな方におすすめしたいのがノルディックウォーキングです。

『ノルディックウォーキング』ってあまり馴染みのない言葉ですが、北欧ではメジャーなエクササイズフィットネスです。

ノルディックウォーキングとは?

ノルディックウォーキングの歴史

ノルディックウォーキングは、1930年頃フィンランドのクロスカントリースキーチームによって発案されました。
夏場は雪が不足しているため、オフシーズンにポールをもってハイキングやランニングを行ったことがはじまりとされています。

現在では世界40か国を超える国で普及活動が行われており、フィンランドでは成人人口の約20%の人が行っているといわれています。

ノルディックウォーキングに必要な道具

ポール2本と動きやすい服装、以上です!
ポールはインターネットや大型スポーツ用品店で手軽に購入可能です。
トレッキングポールと形が似ていますが、構造が微妙に違います。
トレッキングポールは体重をぐっとかける前提で作られていますが、ウォーキングポールは違います。歩く時の補助的な役割として、手がリラックスして持てるようグリップやストラップがつけられています。

ノルディックウォーキングの効果

ポールを持つことで、自然と正しい歩行姿勢となり呼吸が整います。

実は私、歩いたり走ったりすることが大嫌いでした。少し走れば間に合う電車も、何本見逃してきたことか…。そんな私が、ノルディックウォーキングに出会いその効果に驚愕したんです。

まず肩が軽くなります。ひどい肩こりが悩みでしたが、ウォーキングにより肩甲骨が動かされるので、肩回り・背中の筋肉が柔らかくなります。血行もよくなり、肩こり解消になります。

次に全身の筋肉がうまく使われます。
私はO脚で、長時間歩くと足の外側が痛くなるんです。
ポールを持ち正しい姿勢で歩くと、太ももの内側が筋肉痛になります。体幹保持のために大切な筋肉群を鍛えることができます。

また腰の負担が軽減され、長時間歩くことができます。ポールをもっている時ともっていない時を比べると、疲労感がまったく違います。
また腰の負担も軽減し、長時間歩くことができるんです。

ノルディックウォーキングの歩き方

ノルディックウォーキング、ポールの選び方

長さ・重さ・ストラップ・折りたたみができるか、が大切です。

ポールの長さの目安は、グリップを手で持ちポールを地面に垂直に立てた状態で肘が90度になる高さです。

ウォーキングポールは素材によって重さが違います。
カーボン製のポールは丈夫で軽いですが、価格が高めです。アルミ製のポールは価格が安めで丈夫ですが、やや重いです。
素材を組み合わせたウォーキングポールもあるので、体力に合わせて適度な重さのものを選んでください。

ストラップは手からポールが落ちないようにするため、ついているものを選びましょう。手が痛くならないように、少し余裕をもったサイズのものがよいです。

外出先でもポールを利用したい人は、折りたためるものを選ぶと持ち運びに便利です。

正しい姿勢と歩き方

正しい姿勢とは、横から見たとき耳・肩・ひじ・腰・くるぶしのラインが一直線になっていることです。ポールを持つと背筋が伸び、重心がやや後方になります。
踏み出した足と逆のポールを軽く地面につけます。地面につけるポールの位置は、歩幅の半分程度・身体の真横か少し前がよいです。

力んでしまうと筋肉がこわばるので、軽くリラックスした状態で行います。ポールを後ろへはじくイメージで、上半身を起こしテンポよく歩いてみましょう。

視線は数メートル先を見るようなイメージです。ポイントは、へそが上や下を向かないよう意識することです。

高齢者にもおすすめの理由

高齢になると筋力の低下により、猫背や腰痛・膝痛になられている方が多いです。病院でもウォーキングなどの軽い運動を勧められます。しかし、悪い姿勢でウォーキングをすると、身体を痛める原因となってしまいます。

しかしウォーキングポールを使用すると、背筋がのび重心が後方へ移動するため猫背や腰痛をもっている方でも、楽な姿勢で歩くことができるんです。

またポールを持つことで、転倒防止にもなり安全に運動をすることができます。

ノルディックウォーキングの正しい歩き方まとめ

いかがでしたか?簡単にはじめらるウォーキング方法をご紹介させて頂きました。

私自身、飽き性で激しいスポーツが苦手なため、運動がなかなか続きませんでした。ダイエットや健康のため、運動が必要なのは解っているけど続かない…。

そんな人こそ、ノルディックウォーキングをおすすめします。
ポールと軽い荷物だけ持ち、ゆっくりと歩くことでリフレッシュもできますよ。

車や電車のスピードに慣れていますが、歩くことで見慣れた景色の新たな発見にもなります。
ノルディックウォーキングと名前がついている通り、山の中で行われていた運動のため、景色を楽しみながら運動を行う要素が含まれています。
ポールを持つことで、自然と目線が前を向き上半身が起きるようになっています。
仕事やスマホで下を向く習慣がついている現代人。気持ちも下を向きがちになっていませんか。
空を見上げるいい機会となり、現代人の私たちにはうってつけの運動だと思っています。

雨の日は足元が滑りやすくなるため歩けないのが難点ですが、その他は好きな時・好きな場所で行えることも利点です。四季折々の景色を見ながら、全身運動行えるって一石二鳥ですね。

正しい歩き方を身に着け、無理なく運動を行っていきましょう。