夜中に何回も泣く、抱っこしても授乳しても泣き止まないなどなど。
子育て悩みのほぼ上位にある「夜泣き」
待望のお子さんが産まれて嬉しい気持ちでいっぱい。
ところが夜中に何回も泣いて身体的にも精神的にも
まいってしまった。
まるで終わりの見えないトンネルの中。
そういうママさん多いのではないでしょうか?
娘を妊娠中の時に実母から「夜泣き酷かったんだよね」と
愚痴られました。
もしかしてこの子が産まれたらそうなるの・・・。
とても不安に駆られながらの出産。そして育児。
ですが娘は「夜泣き」せず2ヶ月からぐっすりと朝まで
寝てくれました。
そして2人目。
今回も大丈夫だよねって思いながら出産。そして育児。
ですが娘の通りにはいかず息子は「夜泣き」をしました。
夜中に何回か泣いてその度にお世話をして寝るけど
また数時間後泣いてはその繰り返し。
しまいには一緒の部屋で寝ていた娘に
「〇〇(息子)うるさいから一緒に寝るのやだ」と
怒って別の部屋で寝るようになってしまいました。
私1人ではダメだと思い主人にも手伝ってもらいました。
それでも身体的にも精神的にもまいりました。
そんな夜泣きも10か月くらいから回数が減ってきて
1歳ちょっと前には朝までぐっすり寝るようになりました。
今回は「夜泣き」について書いていこうと思います。
夜泣き
夜泣きとは?
夜中に突然目を覚まして激しく泣くことです。
多くは生後6ヶ月から1歳半くらいまでみられます。
長いお子さんだと5歳くらいまですることもあります。
しかし夜泣きのメカニズムはまだはっきりと解明されていません。
抱っこする、授乳する、オムツを替える等で泣きやんで
また眠りにつきますがほぼ一晩中泣いているケースもあります。
うちの娘のように1度も夜泣きをしたことがないというお子さんもいます。
夜泣きの原因は?
いまだに夜泣きの原因は解明されていませんが
一般的に2つの要因が夜泣きを引き起こしているのでは
ないかと言われています。
〇何らかの不快感が重なる。
赤ちゃんは言葉で自分の感情を表現することができないので
泣くということで表現しています。
赤ちゃんが生きていく上で泣くのは切っても切れないので
夜中でも生じることがあるのでそれが原因になっているのでは
ないかと言われています。
〇睡眠と体内時計の未完成。
睡眠には深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」が
繰り返されています。
大人は90分で繰り返されているのに比べて赤ちゃんは50分で
繰り返されています。
なぜ短いのかというと脳の発達を促して日中に刺激を受けたことを整理するために脳が活動している状態の「レム睡眠」が長く必要だからです。
この「レム睡眠」の時に何らかの不快感や夢などが影響してぐずります。
体内時計は生後4ヶ月くらいを迎える頃には発達して昼と夜の区別が
つくようになるのですがまだまだ未完成です。
夜泣きの始まった時期とおさまった時期は?
夜泣きが始まった時期の平均は「生後6ヶ月」
最も早かったのは「生後0ヶ月」で
最も遅かったのは「2歳4ヶ月」でした。
夜泣きがおさまった時期の平均は「1歳1ヶ月」
最も早かったのは「1歳1ヶ月~1歳6ヶ月」
最も遅かったのは「4歳」でした。
夜泣きが始まった時期とおさまった時期では大きく個人差が
あります。
夜泣き年齢別の原因と対策方法
0歳
〇原因
言葉で自分の感情を表現することができないので
泣くことで伝えています。
身体の不快で泣くことが多いです。
自分が目を覚ました時にパパとママが眠っていて
かまってもらえないという不安で泣くこともあります。
〇対策
身体の不快を取り除いてあげましょう(授乳、オムツを替えるなど)
おくるみやタオル等で包み込んであげてお腹にいた頃の環境を
作ってあげましょう。
1歳
〇原因
睡眠のサイクルがまだ不安定であることです。
興奮の高まりが抑えきれず眠りが浅くなることで
目がすぐ覚めてしまい不安になって泣いてしまいます。
日中に受けた強い刺激が原因になっている事もあります。
〇対策
寝る時間を決めましょう。
生活リズムを整えましょう。
泣き方が酷い時は一度起こしましょう。
「寝言泣き(大人でいえば寝言)」の場合もあるので
泣いても2~3分は様子を見ましょう。
2歳
〇原因
イヤイヤ期であること。
疲れすぎて脳が刺激され睡眠の質が落ちます。
妹弟が産まれた、保育園に入園、引っ越し等の環境の変化。
〇対策
楽しく遊んだほど脳が刺激されているので夕方以降は
ゆっくりと過ごしましょう。
昼寝の時間帯と長さを工夫してみましょう。
環境の変化があった場合は抱っこしたりお子さんと
ゆっくりお話ができる時間を作りましょう。
夜泣きの乗り越え方
パパさんに協力してもらう。
一晩中ママさん1人で面倒を見るのは
とても大変。
そこで明確的なことを伝えてパパさんに
協力してもらいましょう。
我が家は交互に息子の面倒を見ていました。
夜間は主人が寝て私が面倒を見る、
早朝は私が寝て主人が面倒を見る感じです。
娘は幼稚園に通っていたのでイベントがあると
お弁当が必要な日があるのでそういう時は逆に
していました。
少しでも寝れると全然違うし気持ちにも少し
余裕ができます。
アロマを使う。
赤ちゃんでも限られていますが使用できるアロマが
あります。
ただし濃度は薄めで3歳までは芳香浴のみに使用しましょう。
〇カモミール
カモミールのアロマオイルには鎮静作用があります。
赤ちゃんの安眠のサポートとなり寝つきの悪い赤ちゃんや
夜泣きに効果があるといわれています。
就寝前にアロマポットやガーゼに1滴垂らします。
赤ちゃんだけでなくママにも安眠効果とリラックス効果がある
アロマです。
〇テイーツリー
テイーツリーは抗菌、抗ウイルス作用があります。
呼吸器系の不調、風邪、インフルエンザなどの感染に効果が
あるので赤ちゃんが風邪をひいた時に最適なアロマです。
芳香浴で薄い低濃度で使用しましょう。
〇ラベンダー
ラベンダーは深くリラックスする効果があります。
安眠効果もあるので就寝前に薄い低濃度で芳香浴で使用しましょう。
ママにも赤ちゃんにも優しいアロマです。
〇ベルガモット
ベルガモットは情緒不安定な時に効果があります。
気持ちを落ち着かせてくれるので夜泣き予防に効果のある
アロマです。
〇クラリセージ
クラリセージは鎮静作用と精神を高揚する作用の2つの作用があり
赤ちゃんが日中に健やかに過ごすのに効果のあるアロマです。
※妊娠中の方は通経作用があるので控えましょう。
一人で抱え込まずに相談する。
子育て支援センターもしくは各自治体の保健センターに
相談しましょう。
育児の電話相談もあります。
〇エンゼル110番
妊娠中から就学前までのお子さんの相談を
30分を目安に相談にのってくれます。
月曜~土曜 10時から14時まで(日曜祝日、年末年始を除く)
0800-5555-110
フリーダイヤルをご利用できない方は
046-259-8951(通話料がかかります)
〇日本助産師会 子育て、思春期、更年期、女性のあらゆる相談室
思春期の悩み、子育て、更年期症状などの相談事業を行っています。
毎週火曜日 10時から16時(祝祭日、お盆休み、年末年始除く)
03-3866-3072
全国にも相談窓口があります。
http://www.midwife.or.jp/general/supportcenter.html
まとめ
それぞれ年齢ごとの原因と対策方法そして乗り越え方法に
ついて書きました。
私がこれを通してママさんに伝えたい事は
「一人で抱え込まない」
「つらい時は周りに相談する」
この2つです。
何気ない事ですがとても大切な事です。
一人で抱え込んでも良い事は一つもないです。
私は何でも一人でやろう癖があり
夜泣きも含め一人で抱え込んでいました。
身体的にも精神的にもつらくなるだけでした。
周りに相談するのに抵抗のあるママさんがいらっしゃると
思いますが必要なのはちょっとの勇気とママさんの辛い
の気持ちを伝える事です。
その先にはアドバイスをもらえたり家族が協力してくれたり
保健師さんが定期的に訪問してもらえたりするという
大きな収穫があります。
本当にママさんの辛い気持ちを伝える事とちょっとの勇気。
私も抵抗はありましたがその一言とちょっと勇気で大きな
収穫を得る事ができました。
なのでこの2つについては私は経験したので言い切れるのと
伝えたい事です。
夜泣きは育児する中でつらい事です。
でも夜泣きの要因などが分かって育児をするのと
分からないで育児するのはとても大きな差ではないでしょうか?
今は夜泣きでとてもつらい時期ですが
おさまる時期が必ず来ます。
それまではママさんに合った対処方法や乗り越え方で
頑張りましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。