育児でもう叱りたくない!叱らない方法って本当にできるの?




「叱らない育児」

子どもの自己肯定感を伸ばす。
そしてなにより、叱ることを辞めることで、お母さんの子育てのイライラを少なくする。

こんなことができれば、ほんとうに理想の育児ですよね。

でも、育児はまったく思い通りにいきません!

子どもに叱らないですごすなんて、ほんとうにできるの?
むしろ、余計にイライラしない?

「叱らない育児」に疑問を抱いているお母さんも多いのではないでしょうか。

はっきり言って、私もそのひとりです。

でも、もうイライラガミガミするのもしんどい!
できれば穏やかに子育てがしたい!

私の理想です。

もともと私は、叱ることが得意ではありません。
ガマンしてガマンして…
ある日どっかーんと爆発させてしまうタイプです。

相当やっかいですね。

もしも叱らない育児がちょっとでもできれば…。

1日、いや数時間だけでも、叱らない育児を実践できたら、毎日が少しちがってくるんじゃないか。

イヤイヤ期真っ只中の子ども相手に、私が身体を張って「叱らない育児」を実践してみます!

育児で叱らない!実際にやってみた!

褒める、褒める!とにかく褒める!

褒められて悪い気がしない人なんて、ほとんどいません。
それは赤ちゃんであれ子どもであれ同じです。

毎日、ほんとうにちょっとしたことを褒めてみます。

「おしっこいっぱいでたね!よかったね!」

「がんばって食べてる!すごいね!」

「ちゃんとおっちんしてテレビ観てえらいねー!」

今まで当たり前すぎて、とくになにも言っていませんでした。

でも、2歳はまだまだできないことのほうが多いんです。

褒められていると分かると、ちょっと照れてうれしそう。

外に出ると人の目を気にする

家のなかに子どもとふたりっきり。

ずっとその状態が続けば、もちろんイライラは溜まりやすくなって当たり前です。

誰も見ていないので、ついつい子どもに怒鳴ってしまうことも。

それなら、近くのスーパーでもいいので、外出してみることがおすすめ!

他人の目があれば、子どもに怒鳴ってしまいそうになっても、抑えられることもあります。

私は支援センターにほぼ毎日行きました。
だいぶとイライラは減少されたのです。

叱らなかった自分も褒める!

これがじつは一番大事なんですよね。

子どもばかり褒めるのではなく、がんばっている自分を褒めること!

でも、一番忘れてしまうことなんです。

私も全く自分を褒めませんでした。
母親なら当たり前だと思っていたからです。

でも、子どもに叱らなかった!
子どももえらかったし、なにより私もがんばった!

素直にそう思ってもいいじゃないですか。

毎日のご褒美に、子どもが寝てからちょっぴり晩酌するのが楽しみになっています。

やっぱり無理!?育児で叱らないのは大変なこと

危ないこと、モラルに反することはしっかり言う!

なんでもかんでも笑って過ごすことはちょっと違いますよね。

子どもが車道をどうしても歩きたがったことがあります。
でも、もちろん車道を歩くなんて危険すぎます。

それはしっかり、「こっちはブーブーだけが走るの!危ないからいけないよ!」

そう伝えても、イヤイヤで寝っ転がって泣いてしまいます。

それでも、「じゃあ、端っこだけなら…」
とはなってはダメです!

危険なことはしっかりダメだと伝えます。

子どもが安全なら少し離れてみる

子どもにイライラしてしまっているとき。
イヤイヤで泣きわめいてどうにもならないとき。

ずっと子どもの側でうんざりしなくてもいいと思います。

とくに家の中。
子どもが安全なら、私はちょっと離れてみます。

私自身も気持ちを落ち着かせるため。
そして、子どもも気持ちを切り替えるためです。

結果、自分で気持ちを切り替えた子どもが、ケラケラ笑ってテレビを観ていた…。
なんてこともあります。

たまには一緒に泣きわめいてみる

お母さんだって人間。
たまには思いっきり泣きたくなる日もないですか?

そんなときは、泣いている子どもと一緒になって、私も泣き喚いてやります。

子どものように、
「うわーん!うわー!」と泣くと、すっきり。

子どもは泣く私を見て、やっぱりびっくりします。

そして、お気に入りのぬいぐるみをとなりに置いてくれたり、頭をよしよししてくれることもあります。

そんな子どものうれしい行動に、より泣けてきます。

叱らない育児、意外とストレスが溜まる!?

つい子どもに厳しくしてしまったり、叱ることが続いてしまうと、お母さんもイライラが溜まります。

叱るって、すっごいエネルギーがいるんです!

ちょっとしたことでマイナス面ばかり捉えると、どんどん叱ることが出てきますよね。

でも、それはお母さんにとってかなりのストレスになっていると思うんです。

じゃあ、叱らない育児はストレスが溜まりにくいのか?

いや、溜まりますよ!!

だって、耳がつんざくくらいの金切り声で、いつまでも泣かれるんですもん。

どこにいっても泣きわめいて、周りの目を気にすることになるんですもん。

子どもの発語が少ないと、何に怒っていてどうしてほしいのか、わからないんですもん!

それを24時間ずっと横で見守ります。

ストレスが溜まるに決まっています。

でも、それでいいと思うんです。

ストレスが溜まるのは、やっぱり子どものことを気にしているから。

どうでもいいと感じているのなら、ストレスなんて溜まりませんよね。

子どもをかわいいと思うからこそ、ストレスが溜まるんです。

なので、お母さんもうまくストレス発散できる方法を、ちょっとずつ見つけていきたいですね。

子どもにとっては、やっぱりお母さんの笑顔が一番です!