毎日の生活で、長方形の紙って溜まってきませんか?
大きさがバラバラで、まとめにくく結局捨てるはめに….。
丸めて捨てるとごみの量が増えてしまい、一枚ずつ切って捨てるのは手間がかかります。
部屋のものがあふれてくる時って、机の上に紙が置きっぱなしだったり些細なことが始まりだったりしますよね。
紙の処理を簡単に上手くできる方法はないかと考えている時、昔おばあちゃんが作っていた折り紙の箱を思いだしました。
テレビを見ながら、電話をかけながら、家族と話しをしながらちょこちょこと手を動かしあっという間にできる箱。
折りたためばきれいに見た目も整い、輪ゴムや紐で束ねれば収納場所にも困りません。
正方形の折り紙の箱は何となく作れますが、長方形の箱は作り方はどうだったかな?できれば、丈夫な箱を作りたいと思い作り方を調べてみました。
昔はちゃぶ台の真ん中に置き、食べ終わったみかんの皮や細かいくずを入れ、そのまま生ごみ入れへ捨てていました。
紙で作った箱に捨てることで、みかんの食べ残しから出るわずかな水分を紙が吸ってくれます。また紙のインクには消臭効果や防虫効果が期待できるため、生ごみの嫌な臭いを軽減してくれます。ごみもまとめて捨てる事ができるため、部屋のごみ箱を汚すことがなくなります。
初めて作る時は少し時間がかかりますが、慣れてくればあっという間に作れる箱。他にも色々な使い方があるため、ご紹介させて頂きます。
長方形の紙が、家に増える理由を考える
知っているようで知らない紙の歴史。長方形のチラシから何が見える?
紙の原料はパルプ(木材)です。大昔は粘土版や草の茎、羊の皮や麻のぼろきれが紙の代わりに使われていました。1700年後半から1800年前半にかけヨーロッパで、木材を機械ですりつぶして紙を作る方法が発明され、紙の大量生産が可能になったそうです。
以降、世界中で商業の宣伝に欠かせない存在となったのがチラシです。
日本では、経済の発展と共にチラシの数や種類が増え、至る所で紙のチラシを手にするようになりました。チラシが多いのは、日本が裕福になった証なのかも知れませんね。
なぜ長方形の紙が多いのか?
少し話がそれますが、黄金比や白銀比って聞いたことはありますか?
古来より人間が最も美しいと感じる比率だそうで、歴史的建築物や美術品をはじめ、身の回りの生活品・新聞や本などで取り入れられています。
黄金比とは、縦と横の比率が1:1.618と呼ばれていて、私たちがよく目にするgoogle社やApple社のロゴにも利用されています。
手に持ちやすいという理由から、新聞・クレジットカード・タバコなどにも黄金比は利用されています。
あらゆる所でこの比率が利用されており、身の回りの物は長方形であふれています。
日本人の『もったいない精神』
国語辞典で『もったいない』と引くと『無駄になることがおしい』と出てきます。
昔の日本は、野菜や米を作り自給自足で生活をしている家庭が多くありました。
また『八百万の神様』といわれるように、自然物や自然現象などあらゆるものに神様が宿っているという教えがあり、物を大切に扱うべきと考えられていました。
野菜カスを畑の肥料にしたり、服が破れたら繕ったりし、物を無駄にしないことが美徳とされていたため、簡単に物を捨てることができませんでした。
毎日溜まるチラシや紙を捨てられないのは、そんな日本人特有の感性が関係しているのかもしれませんね。
折り紙の箱・入れ物の作成動画、おすすめ3選
ミニマリストにおすすめ。底が平らな箱の作り方。
『折り紙 箱』で検索すると、様々な動画や作り方が紹介されています。その中でも特におすすめなのが、『底が平らな箱』の作り方です。
おすすめの動画は、YouTube:くろねこ工房/Origami Crafts 「ミニマリストも絶賛!チラシで作るゴミ箱の作り方」です。
なぜおすすめかというと、折りたたんだ状態できれいに収納できるからです。
出来上がった箱は広げず折りたたんだまま置いておけば、かさばりません。
きれいにまとめられ、収納も楽にできます。
シンプルな動画なので、見たまま真似をすればすぐに完成しますよ。
変わった形の箱・入れ物
次に紹介するのは、少し変わった形の箱・入れ物です。
四角だけじゃなく、他の形が作りたいという方におすすめの動画です。
YouTube:ばぁばの折り紙チャンネル「折り紙の箱 長方形の紙で簡単に可愛い小物入れのつくり方」
形が可愛いので、ゴミだけでなく小物やドライフラワーを入れても素敵ですね。
あれば助かる?長方形紙で作る封筒
可愛い柄の紙があれば、封筒を作るのもおすすめです。
急な集金などで、はだかでお金を渡すのが嫌な時、封筒の作り方を知っておけば大変便利です。
YouTube:りりまるといくまるのなんでもちゃんねる!
「A4用紙で簡易封筒を作ります!」
封筒って、使いたい時に無い場合がありませんか?
ハサミやのりを使わない、オリジナルの封筒が作れますよ。
折り紙の箱・入れ物、作り方まとめ
簡単に紙についてのお話と、お気に入りの動画を3点ご紹介させて頂きました。
油断するとすぐに増えてしまう、チラシ類。今回ご紹介させていただいた方法を取り入れて頂いて、生活の中にエコを取り入れてみませんか?
最後に折り紙は世界に誇る日本の伝統芸です。
平面から立体を作り上げる技術は、日本人の豊かな感受性と器用な手先がなせる技です。
また紙って何だか触っていると妙に落ち着きませんか?インクの匂いもほっこりとします。それは紙が、自然の木からできているからだったんですね。
昨今広告の主体は、パソコンへ移行し、チラシの数は減ってきています。
また、雑誌や本も電子化し同様です。
少しの紙ならばすぐに捨て、ゴミに出してしまえばおわりです。
しかし手間をかけ再利用することでゴミを減らせ、貴重な木材からできた紙をリサイクルできるんです。だだ捨てるだけじゃ、もったいない。
想像してください。お茶の間で大切な人と話ながら、子供と一緒に折り方を教えてあげながら、一人で熱中しながら….。
それは、大昔から続いている文化なんですね。
手先を動かすってともて楽しいことですよ。
捨てるものを再利用するって、地球にも環境にも優しいことです。
身近なところからできるエコライフ、今日から初めてみませんか。