野球の道具の名前を一覧にしました、貴方はいくつ言えました?




プロ野球がコロナの影響で延期になり、早く開幕してくれないかと待ち遠しい人も多いのではないかと思います。かくいう私もプロ野球ファンの一人でありますので、野球が開幕しない春は少し退屈であります。

でも世の中にはまったく野球のルール、野球の「や」の字も分からず、一切野球に興味がないという人もいるのではないかと思います。「野球離れ」という言葉もあるくらい、野球をする人も減少傾向にあります。

野球に興味がない人がよくいう意見として、「野球のルールが難しい」というものがあります。確かに野球のルールは複雑で1日や2日で覚えられるものではありません。ただ、私も分かりやすく野球のルールを教えられる自信がありません。

どうしたら野球に興味がない人に興味を持って頂けるか考えました。違う視点からアプローチをしてみようと思い、今回「野球の道具」について細かく紹介してみたいと思いました。

サッカーやバスケットボール等のスポーツの中でも道具の数が多い部類のスポーツであり、案外道具の名前を知らない人って多いかと思います。

「へぇ!こんな道具があるんだ知らなかった」と思って頂いて、少しでも野球の違った側面を知って頂ければいいなと思います。

この機会に野球の道具の名前や特徴を覚えて頂き少しでも野球に対して興味を持って頂ければ幸いです。(一部ルールを説明しながら紹介致します)

共通した道具

野球の服装

必須:ユニフォーム、アンダーシャツ、靴下、靴、帽子

野球のユニフォームはケガから身を守る様に全身を覆う形となっています。また、アンダーシャツと共に汗を吸収しなるべく、早く汗が蒸発する様に手助けしてくれます。

靴下はソックスとアンダーソックスに分かれています。履く理由としてはスパイクから足を守る役割と汗を吸収する役割があります。

靴は練習用のシューズとスパイクがあります。スパイクは裏にプラスチックあるいは鉄製の金具がついており、踏ん張ったり、加速するのを手助けしてくれます。

帽子はボールから頭を守るのとユニフォームと同じで相手チーム、味方チームを分ける役割もあります。

任意:サングラス

日光の光や照明の光から目を保護します。

打撃用の野球道具

必須:バット、ボール、ヘルメット

打撃をする人をバッターと言います。打撃とはピッチャーと呼ばれるボールを投げる人のボールを打つことです。バットを使ってボールを打ちます。点数を取ることを目的にしています。

バットには金属バットと木製バットがあります。

ボールは軟式ボール、準硬式ボール、硬式ボールがあります。

ボールがバッターに当たると危ないので。ヘルメットをかぶり頭をボールから保護します。

任意:打撃用手袋、肘(ひじ)当て、脛(すね)当て

バットが滑って飛ばない様に打撃用手袋をはめます。プロではほとんどの人がつけます。アマチュアではつけない人もいますが、つけるのが主流です。

プロでは硬式球を使いボールも早いので、ほとんどの人が肘当てや脛当てをします。アマチュアでは高校野球の様に硬式球を使用する場合はつける人が多いですが、草野球の様に軟式球を使用する場合はあまりつける人はいません。

守備用の野球道具

必須:グローブ

守備とは相手が点を取られない様、防ぐ目的があります。バッターが打ったボールを素早くキャッチしてバッターをアウトにする為にグローブを手にはめます。

グローブには種類があります。野球のポジション(野球は打ったボールを処理してアウトにするスポーツです。立っている位置によって役割=ポジションがあります)によってグローブには種類があります。細かい説明は次の野球のポジション別の道具で紹介します。

任意:守備用手袋

プロではほとんどの人がつけています。アマチュアでもつけたりつけない人がいます。守備用手袋はボールを捕った時の衝撃を緩和する役割があります。グローブの下にはめます。

野球のポジション別の道具

ピッチャーの野球道具

ピッチャー用グローブ、ロジンバッグ

ピッチャーとはボールをキャッチャーめがけて投げるポジションです。マウンドと呼ばれる、少し土で盛り上がった所にいます。ピッチャー用グローブは網目に隙間がありません。これはピッチャーの握ったボールを見えない様にする為です。

バッターはボールの握り方でどんなボールがくるか判断します。(変化球と言って、上手なピッチャーはボールの軌道を変えて曲げたりして打ち辛くします、握り方によってボールの軌道が変わります)

でも個人的にプロ野球選手ならボールの握りを見分ける観察力がありますが、アマチュア、特に初心者の方にはここまでの能力はないと思うので、正直に言って、網目に隙間があろうがなかろうが関係ないと思います。

ロジンバッグは白いチョークの様なものが入っている、いわば滑り止めの様な物です。雨の日や、天気が良くても手が滑りやすい環境の中、滑るのを防ぐ役割があります。

またピッチャーの投げるボールの良し悪しはボールのスピン(回転数)によって変わってきます。このロジンバックを使うことで、指の引っかかりを良くします。

内野手、外野手の野球道具

ファーストミット、内野手用グローブ、外野手用グローブ

ファーストミットはファースト(一塁)を守る人がつけているグローブです。ファーストはバッターがボールを打って走って最初に会う守備の人です。ファーストミットはボールを取るのに適していて、次に紹介するキャッチャーミットに少し似ています。

内野手はバックホームを背にした時の比較的内側にいる、ファースト、ピッチャー、キャッチャー以外の守備の人です。3人います。ファーストから反時計回りにセカンド、ショート、サードになります。

外野手は比較的外側にいるポジションでバックホームを背にした時から見て、左にレフト、真ん中ににセンター、右側にライトがいます。外野手用のグローブは内野手用に比べ、大きく、ポケットと呼ばれるボールを捕る面の深さが深いです。

キャッチャーの野球用具

キャッチャーミット、キャッチャーマスク、キャッチャー用ヘルメット、チェストプロテクター、レガース

キャッチャーはピッチャーのボールを受けるポジションです。ボールを取るためにファーストミットよりも大きいデザインとなっています。

また、ボールを身体で受け止めたり、バッターが打ったボールが直撃するので、顔や胴体、脚や足を守る為にキャッチャーマスク、キャッチャー用ヘルメット、チェストプロテクター、レガースをつけています。

野球道具のまとめ

1.打撃と守備で使い分ける道具が違う

2.野球の服装は身を守る為と相手チームと味方チームを見分ける役割がある

3.野球はボールが当たりケガをするので、防具が充実している

4.ポジションによってグローブを使い分ける

その他にも紹介しきれませんでしたが、審判道具としてアウトカウントを数えるインジケーター、審判用マスク、審判用チェストプロテクター、走る際に踏むベース、ピッチャーが踏んでいるピッチャープレート等があります。

いかがだったでしょうか?思いの他、種類がたくさんありましたよね?特にグローブは種類がたくさんあり驚いた方もいるのではないでしょうか?

初心者の方にとってはグローブはどれも同じと思われるかもしれませんが、一度スポーツ用品店で実際に手に取ってもらえばその違いに気付くと思います。

道具は選手の身を守る為ではなく、最大限の力を発揮する為にもあります。パフォーマンスを向上するために野球道具メーカーは日々研究を重ねています。今後の野球の道具の動向を見るのも面白いかと思います。

野球のルールが分からなくても少しでも野球の道具を通して野球に興味を持って頂けたら幸いでございます。

以上、野球の道具を紹介して、野球に対して興味を持ってもらう為の記事でした。