子供に習い事をさせようと思ったら、何を習わせたいでしょうか？昔は「読み書きそろばん」と言われたように習字やそろばんが主流だったように思えます。最近では、ロボットを組み立てて動かしたり、パソコンを使ってプログラミングしたり、化学の実験教室等、未来を担う子供たちに合った習い事が人気ですね。
他にも昔から王道の水泳やピアノも人気が高いです。このように習い事はひとつに選べないくらい沢山あります。習い事は学習系と運動系とに分けることができるので、それぞれ一つずつ習わせるのもバランスが良くていいと思います。
いざ、何を習わせようか決めるときに親としては気になるのが月謝ではないでしょうか？沢山、習わせるとそれだけでも月謝はかかりますね。子供に学ばせたいことは沢山あるけれど月謝のことを考えると全て習わせるのも難しいのが現実ですね。自分の子供にとって最適な習い事を厳選しなければなりません。
私も女の子がいるので、あちこち習い事の体験に参加させて比べてみて、親子で悩みました。特に運動系は長続きさせたかったので慎重に選びました。そして、うちの子に何を習わせたかというと空手です。女子なのに空手？と驚くかもしれませんが、もちろん周りの知り合いにも驚かれました。しかし、習わせてみたら空手は男子だけでなく女子にでも是非進めたい習い事だということが分かったのです。
日本の空手は女子でも人生のプラスに！
女子なら何を重視して何を習わせる？
子供に習い事をさせるときに、どんなことを重視して決めますか？ピアノやダンス、バレエは発表会があるので日頃会えないおばあちゃん等にも見せることもでき、女子なら華やかで人気のある習い事ですね。また、水泳は学校の体育の授業で困らないように、体力がついて健康的になれるので男女問わず人気です。
特に考えなかった！？空手を選んだ理由とは？
このように、習い事の成果をどこかで発揮できるのが、習い事をさせる意味があると思うことでしょう。しかし、私はそのような事は一切考えずに女子なのに空手を選びました。空手は学校の授業にもありませんし、華やかな発表会もありません。
ではなぜ空手に決めたかというと、まず第一の理由として他の子と違ったことをさせたかったのが大きな理由です。それと、空手は日本の武道ですよね。外国人は日本人のイメージとして忍者や空手をイメージしている人もいるくらいです。
空手ができるようになれば自己PRにもなる！
このように、これから国際化社会のなかで子供が活躍したときに空手ができるということをアピールできたらきっと周りの人達も興味を持ってくれて、それだけでもうちの子にとってプラスになると思いませんか？そんな理由で習わせました。特に子供の意見は聞いてません。でも、初めて見学に行ったときに、空手って格好いいと目をキラキラさせていたので最終的にこれにしようと決めたのです。
空手で身につく礼儀は他の習い事では学べない！
武道である空手は礼儀を大切にしている！
空手は柔道や剣道と同じように武道なので、「礼に始まり、礼に終わる」といった礼儀を学ぶことができます。稽古の始めと終わり、試合の始めと終わりもこの礼で成り立っていますので、空手では礼儀を大切にしています。空手の時に礼儀を忘れてしまうと注意されたり、やり直しもあります。
空手では当たり前のことも学べる
礼儀は学校でも家でも大人たちは教えてはいてもなかなか身につかないので、空手で学べるのは有難いですね。また最近では、学校の先生もあまり叱ったりしませんね。ゆとり教育とか先生が叱ると親がクレームを言ったりする、教育に必要でも叱ることも難しいです。時には厳しく叱ることも必要だと思いませんか？空手の稽古の時は先生の話を聞かないと注意されます。これって当たり前のことですね。
空手の稽古は２種類あった！
また、空手は痛いイメージがあると思いますが、空手にも組み手と型と2種類あり、組み手は蹴ったり突いたりの戦いのタイプです。型は組み手と違って１人で演じます。この組み手はもちろん戦いますが、うちの子が習っていたところでは寸止めでした。ですので、ボコボコに殴られてしまうということもありません。この寸止めをコントロールするのも結構な集中力と力が必要なのです。そして、１人で演じる型は上手くできるようになると非常に格好いいです。練習は地味ですが、かなりの集中力を養うことができるでしょう。
空手をするのに女子は関係ない！習い事の選択肢に加えよう！
空手の素晴らしさを理解していただけたでしょうか？そして、女子のお子さんの習い事で悩んでいるあなたも空手という選択肢が増えたのではないでしょうか。白い胴着を着用して帯をしめる我が子が逞しく見えることでしょう。
ここでは子供の習い事に限定してお話ししましたが、空手は子供から大人まで性別を問わずオススメしたい習い事なのです。空手は礼儀を習うことによって日本人の心を学ぶことができ、普段使わない筋肉を動かすことによって健康的な体づくりができることでしょう。特にこの礼儀というのが、実際にやってみると気持ちが引き締まり普段の生活の中でも礼儀を意識した生活を送ることができ、人間的に成長できたと感じることができます。
別に、水泳やダンスなどを否定しているわけではありません。それぞれの習い事には良いところがあるので、目的に合わせて習わせるのは問題ありません。しかし、子供の習い事の選択肢に空手がある人って少いのではないでしょうか？
私は、日本人として空手というスポーツがあまり現代の子供たちに浸透していないのが残念です。実際に教室も多くはありません。空手は、健康的な体づくりだけでなく、家庭や学校では学ぶことがない人間的な部分を学ぶことができ、精神的にも強くなれます。子供から大人まで学べる空手は、余裕があれば親子で習ってもいいのではないでしょうか。
