私は、10年ほど前、市役所に勤めていました。
その時、職場の先輩である男性から、毎日のように、パワハラを受けて、とても困っていた経験があります。
それは、今から15年くらい前のことでした。
その先輩は、私より後に、私のいる職場に異動してきました。
やってきた当初は、私に対して、すごく低姿勢で、「よろしく頼むわ」と嬉しそうに言っていました。
しかし、その先輩が配属されて2年目、パワハラがいきなり、行われるようになったのです。
ある日、私がいつものように仕事をしていると、「お前はバカか!もっと早く仕事しろ」と、その先輩は、私に暴言を吐くようになりました。
私は、最初、「何で私がこんなこと言われなきゃいけないの」と思いました。
それ以降、毎日、「お前は、バカか。もっとしっかり仕事しろ。もっと早く仕事しろ」という暴言が続いたのです。
私は、その人が先輩であることと、男性であることから、言い返すことができませんでした。
それで、毎日続くそのパワハラに、参ってしまい、朝、仕事に行こうとすると、頭痛やめまいがするようになりました。
「これではいけない」と思いながらも、私は、為す術もなく、言われ放題になっていました。
友達に相談したのですが、それでは、解決できませんでした。
こいつなら、何を言っても、喧嘩になったり、反論されない
低姿勢で大人しくしていたその先輩
パワハラの原因は、思い当たるものがありません。
しかし、今振り返って考えてみると、きっかけは、その先輩が職場に慣れてきたことが考えられます。
1年目は、低姿勢で大人しくしていたその先輩ですが、2年目になると、職場や他の同僚の中に、彼とよく話をする人が出てくるようになりました。
それで、気が強くなってしまったのだと思います。
パワハラのターゲットになってしまった
私が仲良くしていた50代の先輩の同僚と、セクハラをした男性の同僚のは、すごく仲が悪かったので、その人と仲良く話をしている私が、パワハラのターゲットになってしまったのも、原因の一つ だと思われます。
私は、職場で、誰に対しても、反論したり、喧嘩したことが一度もなかったので、「こいつなら、何を言っても、喧嘩になったり、反論されない」とその先輩に思わせてしまったのが、パワハラの原因だと、今は思っています。
さらに、後から知ったのですが、どうやら、その同僚は、うつ病を患っているようでした。
感情の起伏が激しかった
それで、1日1日で、気分が違っていたのが大きな原因だと思います。
今振り返っても、その男性の同僚は、塞ぎ込むような時もあったかと思えば、すごく大きな声で笑って、大きな声で喋ったりしている時がありました。
今思うと、うつ病のせいで、感情の起伏が激しかったんだと思います。
私がパワハラを解決した方法は、ズバリ上司に相談したこと
出社拒否のような状態で、めまいや頭痛
体調を崩し、出社拒否のような状態で、めまいや頭痛を起こしてしまった当時の私は、「これはどうにかしなければならない」と強く思うようになりました。
それで、私は、友人の勧めで、以前上司だった女性に相談してみました。
その女性の上司は、パワハラをしている男性のこともよく知っていたからです。
私は電話をかけ、その人を呼び出し、昼休みに、ランチを食べながら、その女性上司に悩みを聞いてもらいました。
すると、その女性上司は、「体調大丈夫?それはすごく辛いね」と励ましてくれました。
うつ病を患って、何ヶ月も、仕事を休んでいた
そして、その男性の同僚について、「あの人は、私が同じ職場だった時も、うつ病を患って、何ヶ月も、仕事を休んでいたのよ」と事情を教えてくれたのです。
その後、「あなたの今の上司と私は、知り合いだから、あなたがこんなことを悩んでいると、伝えておくわ」と言ってくださいました。
私は救われたような気持ちがして、とても嬉しかったです。
それから10日ぐらいして、私は、今の男性上司に、仕事中に呼び出されました。
面談室に行くと、「君がパワハラを受けている話を聞いたよ」と上司は言いました。
私を厳しく鍛えたいとの思いから、パワハラ発言をしていた
その男性上司は、「なぜ僕に直接言ってくれなかったの。これからは、僕に何でも言ってね」と言ってくれました。
私は一気に気持ちが軽くなり、今までの経緯を 上司に正直に話しました。
すると、上司は「わかった。君は今まで通りに仕事をしていなさい。
僕が話ししてみる」と言ってくれました。それから数日後、また、私は上司に呼び出されました。 結果を報告してくれたのです。
上司の話によると、その男性は、私を厳しく鍛えたいとの思いから、パワハラ発言をしていたことがわかりました。
それ以降、一切、同僚のパワハラ発言はなくなりました。
パワハラ体験談のまとめ
私は、過去に、とても辛いパワハラ被害にあった経験があります。
毎日のように、「馬鹿か!」と暴言をはかれ、いわれのない言葉の暴力に苦しんでいました。
体調を崩し、仕事に行こうと思うと、頭痛やめまいがするという、さらに辛い、2時被害的なことも経験しました。
当時は、とてもつらかったのですが、親や家族には、そのことを相談できませんでした。
心配をかけたくなかったのです。
そして、友人や、同い年ぐらいの同僚には、相談しましたが、悩みは聞いてもらえるものの、解決には至りませんでした。
なぜ、私がパワハラにあったか、今振り返って考えてみると、私は、とてもおとなしいように、職場のみんなから思われていた事が一つの原因だと思います。
よく考えてみると、女性でも、言われたら即反論する ようなタイプの強い性格の人は、パワハラにあった様子がありません。
でも、性格を変えるっていう事はとても難しいと思います。
それで、私からパワハラ被害にあわないために、アドバイスできることは、まず、上司にすぐに相談するということです。
私がこのパワハラ経験で学んだことは、もっと早く、上司に相談すればよかったということです。
上司に相談するということは、実は、とても勇気のいることだったりします。
でも、パワハラで辛い思いをしているのなら、ぜひ、勇気を振り絞って、上司に相談をしてみてください。
パワハラをするような卑怯な人というのは、自分より強い立場の人には、絶対に歯向かわないという特性があります。
ですので、私のように、体調を崩すところまで悩んでしまう前に、早めに、上司か、上の立場の人に相談することをお勧めします。