皆さんが普段お使いの部屋は何色がありますか?
また、お子さんのお部屋は何色があるでしょうか?
毎日の生活の中で私たちは色々な色に囲まれて過ごしていますよね。
例えば、サラダにあるカラフルな野菜の色を目にすると「美味しそう」と食欲がわいてきます。
また、仕事帰りに見る綺麗な夕日のオレンジ色をみるとホッとしますよね。
デートに着ていく服の色を選ぶ時は気分が明るくなったりします。
逆に、嫌いな色や暗い色を目にすると気分が落ち込み、考え込んでしまったりすることも。
このように、多くの色から私たちは思考や感情、想像力に影響を受けているのをご存知でしたか?
大人になった今も資格試験の勉強が必要だったり、検定試験を受けたいと考えている方には、特に色から受ける影響は大きいと言われています。
そして、もちろん大人だけでなくお子さんも同じように色を見て影響を受けているのです。
大人もお子さん達も、なかなか集中できずに困ってるという方は多いと思います。
色の持つ意味やイメージ、あるいは癒し効果、生活への取り入れ方など、色の魅力について知り、知識を深め、色を意識してさまざまな場面で活用することで、より快適に過ごせるようになるのです。
それでは実際、どんな効果があるのか見ていきましょう。
色の意味
そもそも何色ある?
色えんぴつや絵の具などを見るとカラフルで、たくさんの色がありますよね。
一体、色って何色あるのでしょうか。
それが全部で11色なんです。
「え、たったの11色だけ⁉︎」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです。
赤・青・黄・緑・桃(ピンク)・橙(オレンジ)・白・黒・茶・灰・紫。
これが世界的に認識されている11色と言われています。
色には意味がある
恐らく皆さんには好きな色があり、その色に対してイメージしている事があるのではないかと思われます。
では、色の意味やイメージとはどんな物なのでしょう。
幾つか例を挙げてみます。
•青→自由、爽やか、冷たい、憂鬱
•赤→情熱、興奮、怒り、戦い
•黄→幸せ、活発、軽率
•橙→明るい、元気、活気
•茶→安心感、自然、堅苦しさ
•緑→自然、癒し、ヒーリング
等々、いかがですか?
あなたの好きな色はイメージ通りでしたか?
国によって違う
しかし、これらの意味やイメージは世界共通なのかと思いきや、国が変わって文化も違うと同じ色なのにガラリと別の意味合いになるようです。
それぞれの国の歴史的背景、文化などから色に対する意味やイメージが違っていて、逆に世界の国の人達から見れば日本の色のイメージに驚かれるかもしれません。
色がもたらす効果
リラックスしたいなら
茶色、またはベージュなどがオススメです。
茶色は土や木の色とされているので、人間が求める本来の自然な癒しの効果があるのかもしれません。
カフェやホテルのロビーなどを想像してみてください。
テーブルや椅子が木目模様でできていたり、茶色やベージュ、クリーム色などで統一されてるのを見たことはないですか?
勉強に集中したい時は
黄色、橙、青色あたりはいかがでしょう。
日々の生活は良いことばかりではありません。
仕事をすれば時には誰かと意見が食い違うこともあるでしょう。
子供さんだって、テストの点数が悪く落ち込むこともあるでしょう。
それでも集中して次の事をしなければいけない時に、気持ちを盛り上げる色として黄色や橙が向いていると言われています。
逆に安定して静かに気持ちを集中させたい時は青色が向いています。
先ほども挙げたように青には冷静さ、冷たさの意味があり、ほんの一時期だけ気持ちを盛り上げるだけではなく、少し熱を下げて持続させたい時にクールな青が適しています。
癒されたいなら
これは断然、緑です。
リビングに観葉植物が1つ置いてあるだけでも気分が変わりませんか?
また、自然に囲まれ、森林の中を少し歩くだけで気持ちよくなることがありますよね。
それが緑色のもたらす効果です。
上手く色と付き合おう
いかがでしたか?
色にはこんな様々な効果があるなんて、私自身知りませんでした。
でも間違った色を選ぶと逆効果になることもあるようです。
例えば、勉強に集中したいのに赤色の何かが置いてあると、集中できないことがるそうです。
赤には興奮、怒り、戦いといった意味があるため、赤色は勉強部屋や仕事部屋には不向きなようです。
こうやって、私たちは好きな色、癒しの色などを無意識に選んでいるのです。
もちろん、部屋全体に色を配色させる必要はありません。
例えば、リビングならカーペットやカーテンの色を意識してみるとか、観葉植物をいつも見るテレビの横に置いてみたり。
お子さんの勉強部屋に黄色や橙の花を一輪かざして机の上に置いてみるのもいいかもしれません。
また、よくノートに書き込む時に青色のペンで書くと覚えやすいと言われています。
何も勉強や仕事に集中したいときだけでなく、気分が沈みがちな時は、黄色や橙色の物を置いて気分を上げたり、仕事でストレスを感じている時には緑を置いてみたり、いつもと違う色の服を選んでみるとか、ちょっとだけ色を意識するだけで随分と違ってくると思います。
こうして場面、場面に応じて、色を楽しむという事を生活に取り入れてみませんか。