発達の遅れがある子どもと過ごす良いことは?




突然ですが、私の子どもは1歳半検診で発語の遅れがあると引っかかり、

そのまま3歳まで療育に通っています。

最近した発達相談では、「1年くらい発達の遅れがある」と言われました。

と、言うと、我が子は2歳くらいの感じでしょうか…?

「発達に遅れがあります。」

「療育に通っています。」

そう周りに伝えると、みんな気を遣ってくれるのがわかります。

それくらい、発達の遅れがある子どもと過ごすことは、周りから見ても大変に見えるのでしょうか…。

デメリットだらけだと思われているのでしょうか…。

いや、たしかに大変ですよ。

周りの同い年の子と比べると、成長の違いに愕然としますよ。

これからどうなるのか…心配と不安でいっぱいですよ。

でも、毎日24時間子どもといっしょにいるなかで、ずーっと心配と不安と大変ばっかりか…。

って聞かれると、そんなわけはないです!

うれしいこと、楽しいこともたくさんあるんですよ!

やっぱり大変さや心配とかでうれしいことはかき消されてしまいがち…。

出来ないことばかりに目を向けてしまいがちです。

それでも他の子と同じように、発達が遅れていてもうれしいことはいっぱいです。

今回は、発達が1年遅れている子どもをもつ母親の私が、子どもと過ごすなかでうれしいことをお伝えしたいと思います。

1歳半検診でひっかかちゃった…。

まだ言葉が出ていない…。

周りはたくさん会話できているのに、うちの子は全然…。

そんな不安と心配でいっぱいなお母さんのあなた!

今回は、「良いこと」にとことん目を向けてみましょう!

それじゃ、うちの場合の良いことをどうぞ!

日常のなかでうれしいことたくさん!

少し言葉が出ると感動する!

我が子が初めて出した言葉は、「ママ」でもなく「パパ」でもなく、「いや」でもありません。

「おいしい」でした!

1歳半を過ぎてしばらくしてからでした。

え?おいしいて言った?!

すっごくびっくりしたんです!

2歳になると、「かーちゃん」と私を呼ぶようになりました。

えー!!お母さんって言ってる!言ってくれてるよ!

もちろん、その時期は周りの子は普通に文章を話します。

それでも新しい単語が出るたびに、感激していることは今でも続いています。

周りの子にとって当たり前になっていることは、まだまだ我が家では特別なんです。

それってちょっと、贅沢なことだと思いませんか?

みんなと同じができるとうれしい!

我が子はまだ大人の言っていることが理解できないことが多いので、支援センターでも一人ちがうことをしていたり、動き回ることもしばしば…。

ある日の支援センターで、絵本を読んでくれるときに先生が子どもたちの分の椅子を出してくれたんです。

周りのお友達が椅子に座る様子を見て、それまで一人で遊んでいた我が子も釣られて椅子に来た!

それから椅子に座ったー!!

周りを見てキョロキョロしていましたが、それでも絵本が終わるまで椅子にいました!

みんなと同じように椅子に座っている姿を後ろから見て、とっても感動したのを覚えています。

みんなといっしょができた!

これは集団生活も期待できそう!

そう思わせてくれた出来事でした。

幼さがかわいいときもある!

周りの子どもたちは、お母さんと大人のように会話しています。

「お母さん、お昼今日何食べたの?」

「ヘアゴム明日はピンクが良い」

すごい!…と思う反面、いろいろ知っているので言い負かされてしまったり、大変なこともたくさんなんだとか…。

たしかに、「これはお母さんできない。わからない。」と言っても、

「じゃあスマホで検索して」って言われちゃうんですから。

我が子はそんな言葉知りません。

「これお母さんできない、ごめんね」

と言えば、夫のところに行って「おとーさーん!たすけて!」

「おとうさんする!」(お父さんが代わりにやってという意味らしい)

まだまだ言い負かされることはなさそうです(笑)

まだまだあるうれしいこと!

言い方が可愛い!

私たちが住んでいる地域は、結構方言がある場所なんですが…。

ちょっと言いにくいのか、我が子は結構標準語で話します。

それが可愛かったりします。

自分ができないことがあれば、「あれ?おかしいなー!」

自分が今言える言葉を使ってがんばっています。

「おかーさん!」と呼ばれるまで、そっと見守ります。

「できないー!かたいよー!」

そう言いながらいろいろがんばっています。

子どもが標準語を話すのって、可愛いですよね。

いつかはきっと方言になっちゃうので、今の言い方が余計に可愛いです。

気持ちが伝わるとお互いうれしい!

知らない間にたくさん単語を覚えてきている我が子。

そんな我が子が必死に私に「きのこ!きのこ!」と言ってきます。

えー?きのこ?

きのこ食べたいの?

そうじゃないらしく、きのこのおままごとのおもちゃでもない…。

きのこの絵を描いてみたけどちがう…。

「くろい!きのこ!」とテレビを指差します。

あー!!リモコン?!

テレビつけてくれってことだったんですね。

きのこじゃなくて、リモコンって言ってたのか!

そんなことより、リモコンなんて言葉いつ覚えたの?!

希望が叶って、にっこりしていました。

成長が感じられるときも!

療育で製作をしたんです。

お雛様の製作でした。

先生たちが形を作ってくれていて、お内裏様とお雛様の顔を子どもたちが描くんです。

とりあえず丸は描けるようになった我が子でしたが。

丸2つの下に横線を一本。

え!顔描けるの?いつの間に?

「眉毛は?」と声をかけたら、目の上にフニャッと2本の線。

すごいすごい!なんとなく顔ができてるー!

こんなことができるようになったなんて、知りませんでした。

集団のなかに入ると成長が見えるときも!

今までは集団のなかに入ったら、幼さが際立つときが多かったんです。

それでも療育やプレ幼稚園に行くようになってから、お友達と並んで待っている。

同じようにかけっこをしてる。

座ってお絵かきもしてるし、「せんせい!」って手を挙げて呼んでいる!

家では見られない我が子の成長を、集団だからこそ見えることもでてきたんです。

幼稚園と療育を我が子は並行していくことになりました。

それに対しても、完全に受け入れたわけじゃないんです。

周りのお友達と比べて、しょんぼりすることのほうか多いんです。

それでも、子どもと過ごす毎日は、発達が遅いから悪いことばっかりじゃない。

・少しでも新しい言葉が言えたらうれしい!

・みんなの真似してできるとうれしい!

・幼さがまだまだかわいい!

・言い方もかわいい!

・お互い理解できたらうれしい!

・集団に入っているところを見ると感動!

プレ幼稚園でもお帰りのとき、

みんなで並んで挨拶をします。

せんせい、さようなら!

これで2語ですね。

他の子は言えて当たり前かもしれません。

でも我が子は違います。

2語話せるなんて!って感動なんです。

今日幼稚園でなにした?

すべりだいした!

このやりとりも、我が家では特別です。

わー!会話できた!

すごいすごい!

我が子が寝てから感動で泣いてしまいました。

それくらい、周りよりも特別でうれしいことがいっぱいなんです。

そこにしっかり目を向けて過ごしていきたいですね!