初めての経験!幼稚園の入園式ってどんな感じ?




とうとう我が子も幼稚園の入園式を無事?迎えました!

世間では感染症対策が徹底されていた時期だけに、入園式は例年と比べればかなり簡略化された模様。

それでも入園式をやってくれるだけでありがたい!

私自身の記憶では、もう自分の幼稚園の入園式の記憶は一切ありません…。

私の母に「私の入園式ってどんなだったの?」って聞いても、「泣いてたような、泣いてなかったような…」

って曖昧です。

入園・入学と、卒園・卒業でいちばんちがうことって、練習があるかないかですよね。

卒園式や卒業式は、結構練習して本番を迎えます。

でも入園式や入学式って、練習なんてもんはなく当日を迎えますね。

今回の幼稚園の入園式も、集合時間が書いてある紙をもらっただけで、別にそこに当日の式典の内容やらプログラムが書かれているわけではありません。

さあ、我が子、初めて幼稚園の制服に袖を通して登園です!

いや、まず制服を着てくれるのか?

帽子はかぶってくれるのか?

リュックは背負ってくれるのか?

上靴を履いてくれるのか?

もう、身だしなみのことだけで、全身が心配事になるくらい心配と不安だらけです(笑)

私はかろうじて小学校の入学式の記憶ならあります。

まず、自分の組の教室に行って空っぽのランドセルを置いて、名前の順に並んでみんなで体育館に入りました。

前から順番にパイプ椅子に座っていき、校長先生の他によくわからないお偉いさんの大人の長ーい話を聞きました。

そして、担任の先生が前に出て紹介されました。

式が終わればまた教室に戻って、プリントやらをランドセルに詰めて帰りました。

小学校ではこんな感じです。

じゃあ、幼稚園は?

ちなみに我が子が通うところは、「こども園」の「幼稚園部」です。

こども園なんて私が子どもの頃はなかったので、余計にわかりません。

周りにすでに上のきょうだいがいて、入園式を経験しているママ友もいないため、情報は皆無。

感染症対策で、園児までもマスク着用。(まだ3歳なのに…)

もちろん、検温、消毒は園内に入る前に全員徹底。

来賓もなしらしい。

先生たちの劇やらお歌もなし。

上級生たちのお歌もなし。

大人は園児と同居している両親のみが出席可能。

できるだけきょうだいは出席しないように。

いろんな制限があるなかでの初めての入園式です。

「あー、入園式ってこんな感じなんだ…」と、

いろいろと予想外なことがあったり、はちゃめちゃな感じだったり…。

とにかく、幼稚園の入園式なんてさっぱり記憶にない私にとってはとっても新鮮な1日でした。

「入園式ってどんな感じなの?!」ってちょっと気になっているママさんのあなた!

今回は、私が体験してきた入園式のお話をしたいと思います。

なんとか早めに幼稚園に到着!

制服を着るのを嫌がる我が子…

早めにもらった制服ですが、一回試しに着てみようとしてもイヤイヤ。

おかげで、ジャケットの袖上げもなんとなくでしかできませんでした。

入園式当日…。

制服を出して着替えさせてみようとしても「いやー!!!」

ここでうっかりしていた!

制服はスカートなんです。

そして、式典時は白のハイソックスと決まっているんです。

でも、春休み中はずっと私服はズボンで過ごしてきた我が子。

どうやらスカートのすーすーする感じが気に食わなかったようで…。

これは私の大きな計画ミス…。

くそ!スカート慣れさせときゃよかった…!

スカートの下に、パジャマのズボンを履き出しました…。

あれまあ…。

とりあえず泣かれて座り込んでしまうんで仕方がない!

そのまま出発です…。

は、恥ずかしい。

教室に着いたら母子分離にされる我が子…

幼稚園に着くと、お友達はみんな白のハイソックスに制服で来ています。

そこで自分だけなんでパジャマやねんと気づいたんでしょう。

自分からパジャマを脱いでくれました。

やれやれ。

カバンや帽子を置きにいったん教室に行きます。

早めに幼稚園に着いたのでそこで一緒に待機かと思っていたら…。

「お父様、お母様は先に会場の方へお願いしまーす!」

え?離れるの?

これには我が子もそうですが、私も夫も唖然。

いや、私たち以外にも、他の子も唖然。

「ぎゃー!!!いやーーー!!」

泣き叫ぶ我が子を残して教室を出ます。

あれ、離れるの?予想外。

よく響く我が子の泣き声が心苦しい…。

我が子以外にも、他の子もギャンギャン泣いていました。

私たち夫婦は、会場に行って先に椅子に座って待機。

ここでようやく、「そっか、これから入場してくるんだ」と、幼い頃の思い出が蘇ります。

お友達と手を繋いで入場してきた!

まだ名前の順や背の順なんて分かりません。

一列に並ぶ余裕もありません。

とりあえず、大丈夫な子から順番に入場してくるようです。

そんな感じの先生からのユーモアたっぷりのアナウンスが流れます。

さすが、慣れてる…!

扉が開くと、先生に手を引かれて、なんと我が子先頭で入場です!

出会ったばかりの名前も知らないお友達と手を繋いで、半泣きになりながらも引き攣った笑顔で入場してる!

パパママに手を振りながら入場してくる子もいます。

帽子を被ったまま入場してくる子もいます。

泣きながらもお友達と手を繋いで頑張っている子もいます。

もう泣き崩れて先生に抱っこされている子もいます。

走って元気よく入場する子もいれば、すぐさま泣いてママの元に行く子もいます。

それぞれカンバって入場しているのは、やっぱり年少さんらしい可愛くて微笑ましい姿です。

さあ、入園式の始まりです!

みんなキョロキョロ落ち着かない

保護者席の前に小さな可愛い椅子が並べられて、それぞれ席になんとかつきました。

みんなキョロキョロ。

そして泣いている子もたくさん。

先生たちがテキパキと子どもたちをなだめていくのが頼もしい!

園長先生のお話も、短いです。

「おはようございます」とみんなで元気よく?ご挨拶。

国歌斉唱(歌いませんが…)のときも、立てる子は立って、あとはご自由に…ってくらいフランクでした。

先頭で入ってきた我が子は、なんとそのままいちばん前の席に座らせてもらっています。

私たちがどこにいるかもすぐにわかったようで、ずーっとこっちを振り返ってはニヤニヤ…。

でも、あのニヤニヤは心細い時の半泣きのニヤニヤだ…。

遠目で見てもわかる我が子の表情に、なんだかなんとも言えない気持ちになりました。

それでも、座ってる…。ちゃんと泣かずに椅子に座れている。

それだけで、泣きそうなくらいの感動でした。

走り回ったり、泣いたり、ママのところに来たり…

園長先生から保護者に向けての挨拶や、1年間関わってくれる先生たちの紹介。

このへんは大人向けの話でもう子どもたちは聞いてませんね。

椅子に座る我慢の限界がきたのか、会場を走り回る子も出て来ました。

もう離れるのが限界…。

泣き崩れてママのところに来る子もちらほらいました。

先生がわざわざ泣いている子を連れてきてくれることもありました。

それでも、全ての子どもの行動が微笑ましい雰囲気として入園式は進んでいきます。

やっぱり慣れてるなぁ…。

泣いてもOK!椅子に座れなくてもOK!

今日来てくれただけでOK!

そんな柔軟な対応をしてくれる園で安心です。

そうですよね、まだ3歳ですもん。

我が子ももう椅子から立ってはこっちを向いています。

きっとこっちに来たいんでしょう。

それでもなぜか我慢しているのがいじらしかったです。

手を引かれて退場していく我が子

子どもたちだけで集合写真も撮りました。

泣いている子は、保護者が抱っこして写真に写ってくださいとのこと。

さあ、我が子はどうなるのか?

先生たちが撮影用に椅子を移動している間、先生のもとで園児たちは待ちます。

それでも泣き崩れてしまった子は、先生がパパママを探して子どもを連れてきてくれます。

準備できた子から椅子に座っていきます。

人だかりの隙間から覗くと…。

なんと我が子センターにちゃっかり座ってる!!

赤ちゃんの時からのお友達の子は、泣いてママが一緒に写真に写ることになりました。

いつもその子の真似をしているので、こっちに来るかと思いきや…。

不安そうな顔をしているものの、ピースまでしてる!

その後、先生に手を引かれてこちらを気にしつつ、半泣きで退場しました。

式典後も少しの間は母子分離…よくがんばりました!

式典が終わり、「よし、帰ろう!」と思いきや、今度は教室で担任からの話があるとのこと。

その間、子どもたちは別のお部屋で遊んでいるようです。

密を避けるために保護者1名は教室に行き、他の保護者は会場に残ることになりました。

私が教室に行って、夫は会場で待ちます。

教室では、改めて担任の先生の紹介と園の持ち物。

あとは簡単に保護者全員が自己紹介しました。

それでも30分以上は経ってることと思います。

時計が見える場所になかったので、ここら辺は体感ですが…。

もう泣いて泣いてダメ…という子は、続々と会場で待っている保護者の元に集まっていたそうです。

夫も我が子が来るか来るかと、待ち侘びていたようです。

が!

「最後まで来なくて、結局こっちからお迎えに行った」

「教室を覗くと、普通に積み木で遊んでいた」

なんと泣いてすらなかったと!?

これには私も夫もびっくりです。

幼稚園から家までは、子どもに合わせて歩くと15分くらい。

不安でいっぱいだったであろう我が子は当然抱っこになるはず…。

と、前日から覚悟を決めて段取りしていた私たちを裏切り。

超ご機嫌!元気いっぱい!で家まで歩いてくれた!

なんとも我が子の成長を感じた1日でした。

行きは嫌がっていた帽子もカバンも、しっかり自分で持ってる!

帰り道が一緒のお友達にも手を振っている。

なんて子どもは対応力が高いのか…。

子ども以上に、入園式に参加しただけの私たちがぐったりでした。

次の日はお休み。

やっぱり入園式は不安だったのか、朝から甘えん坊な我が子。

その姿も見られて安心。

だってスッと幼稚園行く!バイバイ!ってなっても寂しい。

なんて勝手な親心…。

これまでずーっと一緒だった我が子と離れる時が来ました。

短縮で一瞬で帰ってくるとはいえ、じっとしていられないくらいこっちがドキドキです。

そして、シーンと静かなリビングはなんだか物足りない…。

楽しいこと、嫌なこと。

いろんなことを幼稚園で経験してくれるでしょう。

嬉しくもなんだか切なくなった入園式でした。