焼きおにぎりがフライパンで作ると崩れる??




おにぎりに醤油をつけてただ焼いただけで、あんなにおいしくなるなんて。
焼きおにぎりは手軽に作れて少し特別感がある、おいしい食べ物ですね。
子供から大人まで、年齢問わずに人気のある焼きおにぎり。
冷凍食品だと便利だけど、個数も少なく割高感がありますね。
やっぱり手作りの方が安く多く出来るのでおすすめです。

さて、みなさんはどう作られますか?
トースター?グリル?直火?フライパン?
いろいろな方法がありますが、醤油がついてこんがり焼ければ焼きおにぎりになりますね。

しかし、焼いているときに崩れてしまったという経験はありませんか?
トースターにのせたとき?グリルにのせたとき?直火で焼いているとき?フライパンで焼いているとき?
トースターとグリルに関しては、網との関係が強いかと考えられますね。
網の幅に合わなかったり、握りが緩かったり、醤油のつけすぎだったりと。
直火に関しては、網でやる場合は前述の通りかと思われます。網以外ではやったことがないので、自身で研究して頂ければと思います。

フライパンなら、崩れることも少なく一度に多くを焼けて楽だろうと思いますが、崩れてしまった経験はありませんか?
今回は、焼きおにぎりをフライパンで作ると崩れてしまう原因について考えます。

崩れる主な原因はいくつか考えられます

まずは醤油をつける前まで

醤油をつけるまでとつけてからの2段階にわけて考えていきましょう。

握り方

1つめは握り方です。
握り方にも原因を2段階にわけられます。
1つは、最近では少なくなったと思われますが、素手で握る場合です。
素手で握る際には、お米が手につかないようにと味をつけるために、手に塩水をつけて握ると思います。
その際、もし塩水を多くつけてしまうと、せっかくお米がくっつこうとしているところに水が入ってしまい、握りが甘くなってしまいます。
その結果、焼いた際に崩れやすくなってしまいます。

もう1つは、握り方があまいということです。
ふんわりとしたおにぎりの握り方が最近コンビニなどにも多く好まれますが、焼きおにぎりにふんわりは不要です。
少しきつめに握るほうが、片面焼いてひっくり返す際に崩れなくて済みます。

焼き方 その1

まずは握ったおにぎりをそのまま焼きましょう。
もしかして焼きおにぎりは一度焼くだけだと思っていませんか?

違います!

焼きおにぎりは二度焼きます。

そのまま焼き、あとで醤油をつけてからまた焼きます!

まずはそのまま焼きます。
焼き加減も重要です。

ほとんど焦げない程度で、表面がパリッと乾燥する程度です。

トースターやグリル、フライパンで焼く場合に共通して予熱をしてください。
予熱をしておくことでくっつくことが防げます。
フライパンでくっついてしまうことを心配されるなら、薄くごま油をほんのわずかに塗ることもオススメです。

ここまでが醤油を塗る前までの大事な崩れないポイントです。

さあ醤油をつけましょう

醤油のタイミング

3つめは醤油をつけるタイミングです。
これは私も失敗を経験済みです。
上に書いた順に作れば失敗はないはずですが、焼きおにぎりが崩れる原因を探っている方が読まれる記事であるため、念のため書いておきます。

醤油をつけるタイミングを失敗すると、ボロボロと崩れていきます。

醤油は必ず、
一度おにぎりを焼いてから、
浅い皿に入れた醤油におにぎりを両面つける。

これで崩れません。
焼いて固まったお米につければ崩れません。

醤油の量

4つめは醤油の量です
醤油の量は少量です。
先ほども書きましたが、浅い皿に入れて、おにぎりの側面が3分の一浸る程度でじゅうぶんです。

余談ですが…
焼きおにぎりの天才かというほど美味しく、さらに均等な大きさのものを大量に作ることが出来る私の祖母は、醤油を入れた皿に「味の素」をかなり多めに振りいれていました。「うまみ」のためです。
ジャリジャリと音がするほど…。

そういえば、昔は「味の素」をいっぱい摂ると頭が良くなると言われたそうです。

焼き方 その2

さて、再度焼いていきましょう。
今度はやや焦げがでるほうが美味しいので、こんがりするまで焼いていきます。

ここでもフライパンへの醤油の焦げ付きが心配な方は、薄くごま油をひくことをオススメします。

こうして焼きおにぎりの出来上がりです。

焼きおにぎりの作り方まとめ

美味しい焼きおにぎりを作ろうとして、失敗してしまった皆さん。
何故なのか原因はわかったでしょうか?

読んで頂いて分かったと思いますが、崩れる原因はフライパンに限らずということです。

私が焼きおにぎりに出会ったのは、やはり祖母の作ったものが最初です。
おにぎりだけでもあんなにも美味しいので、何個でも食べられてしまいます。
そこにさらに、醤油で香ばしく焼いた焼きおにぎりが出てきたので、もうなんとも言えない最高の気持ちでした。

実家を出てから、あの焼きおにぎりを再現しようとして失敗。
思考錯誤を重ねるもうまくいかず、実家に連絡して作り方を祖母に聞いたことを思い出します。
私の場合は醤油のタイミングの失敗でした。
それからは失敗せずできるようになっています。

最後にまた余談ですが…
焼きおにぎりの醤油は、減塩醤油などではなく、普通の醤油を使用することをオススメします。
身体のためと減塩醤油を使うと、いまいちうまみが足りないおにぎりになります。
祖母は最近高血圧だからと家族から減塩醤油を勧められ、焼きおにぎりにも使ったところ、家族から「美味しくない」とブーイングを受けていました。
勧められたから使ったのに…。

祖母が使う「味の素」は、昆布だしに含まれる味から発見された「グルタミン酸」といううまみ成分ですね。
このうまみは味覚の敏感な日本人しか感じられないと言われています。
ということは…

この焼きおにぎりは日本人にしかわかりえない最高の食べ物なのではないのか!

ぜひ焼きおにぎりに「味の素」を使いましょう!

それでは素敵なおにぎりライフを送ってください。