とある同僚の態度がひどすぎて一緒のシフトの時には仕事に行きたくありませんでした。
仕事前には必ず出勤スタッフを確認してその日行う仕事や担当業務をあらかじめ推察するのが私のやり方ですが、その際に同僚の名前を見ると一気に萎えてしまいます。
仕事業務自体は楽しく働かせていただいていますが、その同僚がいるだけで気持ちが沈み、苛立ちも生まれてしまいます。と言うのも同僚は私への態度の浮き沈みが激しいんです。
昨日は積極的に声を掛けて談笑したと思ったら、今日は挨拶しても無反応、全く話しかけようとしません。
こちらとしては昨日と変わらず接するつもりでいたのに急にそんな態度を取られますから困惑して自分が何かしたのかと不安に駆られてしまいます。
しかも私以外にはそんな態度は取らず、普通に接しています。
何かしたのかと尋ねても何もないと言われ、その後はいつもみたいに話しますが、翌日にはまた無反応に元通り。
一体何なのかと振り回されてしまい、コミュニケーションも上手く取れません。こちらには非はないと言われたものの、そのような態度を取られ続けたら非があると言われているようなものです。
シフトを確認し、同僚の名前を見て気持ちが萎え、いざ出勤して挨拶しても鈍い反応。
仕事中も話さず、どこかピリピリした雰囲気でこの人と仕事をしたくないと感じ、一緒の出勤時には仕事に行きたくないと感じるようになりました。
自分の嫌いな人と親しくしていることが気に食わない
どちらかと言えば人見知りをする方
元々人間関係は円満で自分でもコミュニケーションが良い方だと感じています。人見知りをしないタイプですし、初対面の方ともお話しできます。
件の同僚はどちらかと言えば人見知りをする方で自己発信もあまりしないです。
ただ私と唯一の同い年と言うこともあり、勤務当初はとても親しくさせていただき、趣味も合い、一緒に出かけることもしばしばありました。
同僚が職場のとある人との人間関係に悩んでいた
ですが突然反応が鈍くなり、会話の数も減り、私への態度が二転三転するようになりました。
本人に尋ねても明確な答えが返らず、私以外の職場の人には普通に接しているので私が件の同僚の態度を話しても、他の職場の方々は気付かない始末。
私に非があるのかと責任を感じる中で同僚との今までの会話を思い出していると、同僚が職場のとある人との人間関係に悩んでいたことを思い出しました。
その人に対しては全く話さず、無反応を決め込んでいます。まるで今の私への態度と同じです。
私への態度の浮き沈みが激しく
同僚はその人が嫌いとはっきりと明言していたので嫌いだから話さないのかと私は傍観していましたし、私自身はその人を慕っているので件の同僚と親しくしていても仲良くすると宣言しています。
しかし思い返してみれば、その宣言をした後に私への態度の浮き沈みが激しくなったことに気付きました。
結局私が自分の嫌いな人と親しくしていることが気に食わないのだと推察しました。
人間的に優れた人ではないと気付いてからは自分を責めなくなりました
同僚に対する印象ががらりと変わりました
自分が嫌いな人間と仲良くしているから態度を悪くしていると気付いてからは、同僚に対する印象ががらりと変わりました。
今までは楽しく、仕事のできる同僚を尊敬し、わからないことがあれば親切に教えてくれることに美点を抱いていましたが、それはあくまで仕事面のこと。中身は子どもみたいだと強く感じるようになりました。
私は同僚の仕事への美点がそのまま人間性にも反映されているのだと勝手に思い込んでいました、こんなに立派に仕事をするのだから人間性も素敵に違いないと勝手に色眼鏡を通して同僚を見ていたのです。
嫌いな人間に対するあまりにもあからさまな態度
なので尚更私への態度の浮き沈みの激しさ、嫌いな人間に対するあまりにもあからさまな態度に当初は困惑しましたが、今は幻滅しかありません。
必ずしも仕事ができる人間が人間的に優れた人ではないと気付いてからは自分を責めなくなりましたし、不安にも駆られず、同じシフトの仕事でも気持ちが萎えることは格段に少なくなりました。
同僚のことを考える時間は格段に減りました
今回の件でとても不安を感じ、自分を責め、精神的な疲労を多々感じましたが、そのように考えるようになってからはずいぶん楽になりました。
今はまだ一緒のシフトだとコミュニケーションの取り方に迷いますし、苛立ちも感じることもありますが、同僚のことを考える時間は格段に減りました。
私は同僚に対して感情をとても移入していたようです。
仕事に行きたくない時のまとめ
仕事がとてもできる人、仕事に対する考え方に対して尊敬できる人はたくさんいると思います。
自分にはできないことを可能にする人に対して人間は尊敬と敬意を抱くと実体験から感じています。
ですがそれ等がその人の性格や人間性に当てはまるわけではありません。
仕事はできるけど人間関係が悪い人、好き嫌いが激しい人は当然いますし、もしかしたら部屋が汚い、生活習慣が良くない、浪費癖があるなど人間には美点がある一方で必ず欠点もあります。
仕事ができる=人間性が素晴らしい人ではありません。
勝手に人を持ち上げて、期待するのは止めた方が良いです。では仕事に対しても尊敬しない方が良いのかと問われるとそれはノーになります。
仕事は仕事、プライベートはプライベート。オンオフのスイッチをしっかり切り替えて接することが大事だと感じます。
私事ですが、今回の件を恩師に相談したら「振り回されて疲れる思いをするから関わるのは止めなさい。
このままだと自分も一緒に引きずり込まれて堕ちるだけ。自分の利益にならないから止めなさい」と助言をいただきました。
相手を自分の利益にすると言うのは下卑た考えかもしれませんが、人は他の人と関わって考え方が変わり、様々な影響を受けます。それはだれでも同じです。
私は助言をいただいてから件の同僚から利益を得られるかと考えました。答えはノーでした。
私が自分では行かない場所、やらないことなど新しい世界に連れ出してくれたことは感謝しています。
そして私はそれ等を体験して自分には合わないと発見できたことは収穫です。ですがそれ以外はありませんでしたし、助言をいただいた時に「だだを捏ねる子どもを相手にするのは疲れるでしょ」と言われてからは何かあっても「子どもだから仕方ない」と割り切って考えられるようになります。
割り切るのはとても大事です。その人と素敵な思い出があっても、必ずもそれを大切に持ち続けて期待を抱く必要はありません。
結局こういう人だと思えば気持ちはずいぶん楽になると思います。