うつ病の私が仕事に行きたくない時の気持ちの切り替え方




私は20代前半の頃から約20年ほどうつ病を患っています。

現在は心療内科で抗うつ剤や漢方薬、抗不安薬などの処方を受けています。

症状は良くなったり悪くなったりと変化が激しく、特に出産を経て以降は産後うつも患ってそのままうつ病が悪化しました。

最後の出産から5年ほどは仕事をする気にもなれず、専業主婦をしていたのですが、今年の春になって少しでも自分の自由に使えるお金が欲しいと思って以前やっていた介護職のパートを始めました。

介護職は現在未曽有の人手不足であることから、仮に自分に合わない職場であってもすぐに転職先が見つかるだろうということ、また小さな子どもがいても歓迎してくれる傾向にあることから再び就こうと思いました。

幸い現在就職した事業所はとても働きやすくて給料もいいのですが、うつ病であることから時に気分的に行きたくないこともあります。

特に自分が苦手とする利用者がいる場合には対応に苦慮してしまうため、思わず休みの電話を入れようかと思うこともあります。

現時点では気分が乗らないという理由で仕事を休んだことはありませんが、今後うつ病が悪化したら本当に行けなくなってしまうのではないかと日々不安を感じています。

うつ病を患っている私は特に人間関係をうまくやっていくことが苦手

勤務しているのはデイサービス

私が現在勤務しているのはデイサービスで、介護サービスを受ける高齢者の中でも比較的自立度の高い人たちです。

身体的な介護はそれほど多くないことから、体への負担はあまりかからず現在まで腰痛やその他の部位の痛みはほとんど感じていません。

しかしながらそのような人たちは自立度が高い分、認知症の症状が軽度である、あるいはほぼないに等しいという人がほとんどなので、言いたいことははっきりという人も多いです。

不満があって声を荒げて怒ったり

認知症の症状がほぼないので伝えたことを理解してもらえるというメリットはあるものの、中には不満があって声を荒げて怒ったり介護サービスでは行えないような無理な要求をしてくる利用者もおり、そのような利用者への対応は一体どうしたらいいのかと悩むことも多いです。

長くうつ病を患っている私は特に人間関係をうまくやっていくことが苦手であり、これまでに勤務した職場でも全て人間関係がうまくいかなかったことが原因で退職しています。

人とうまく接する方法自体よくわからず

うつ病なので他の人たちの話やテンションに付いていけず、浮いた存在になってしまうのです。

なので人とうまく接する方法自体よくわからず、どのように利用者に納得して話をしたらいいか悩んでしまって行きたくないと感じています。

仕事に行きたくないと思う時は決まって朝起きた時

心から楽しめる趣味

このままずっと寝ていたい、あるいは何もせずにぼーっとしていたいという気持ちになります。

しかし私は数年前から心から楽しめる趣味を持っていて、それにお金を使いたいと思って働いています。

朝そのことを考えると、何とか起きられるようになって身支度ができてそのまま仕事に行くことが可能です。

仕事は単にお金を稼ぐ目的

仕事は単にお金を稼ぐ目的で行くものですが、それだけではモチベーションが上がらないと思っています。

なので今日稼いだお金を基にして趣味を楽しみに行けるということを頭に置いてウキウキしながら仕事に行くようにしています。

またうつ病は自分で気持ちを上げる努力をしても解決できないこともあります。そのためにはきちんと医療機関を受診し、抗うつ剤などの治療を受けることも重要です。

抗うつ剤が危険だというイメージがある

うつ病の治療というと抗うつ剤が危険だというイメージがあるものの、現在は抗うつ剤の種類も格段に増え、自分に合った薬を自分に合った量で服用すれば症状は劇的に改善されます。

なのでうつっぽくて仕事に行きたくないという場合にはそれを気持ちも問題だと放置せずに、きちんと治療を受けて仕事を継続することが重要だと思っています。

仕事に行きたくない時のまとめ

現在うつ病が原因で仕事に行くことができなくなった、あるいは何とか行けているものの仕事に行きたくないと思うことがある人は多くいます。

その場合は仕事に行くためのモチベーションを上げるものを見つけること、そして原因となっているうつ病の治療をきちんと行って症状を改善させることが重要です。

モチベーションを上げるものは法に反しないものであれば何でもよく、おいしいものを食べる、欲しいものを購入する、旅行に行くといったありきたりのものでも問題ありません。

またうつ病の治療も現在は精神科のみならず、心療内科といった小規模のクリニックもあり中には予約待ちの期間が長いところもあるといったように通院する人はとても多く、通いやすい状況にあります。

うつ病はなってしまう原因が気持ちの弱さと考える人もまだまだ多いですが、実際には気持ちの弱さだけでなく脳の物質が不足していたりホルモンバランスが原因となっていたり、あるいは加齢によっても発症するなど、決して気持ちの弱さから来ているものではありません。

なので仕事にすっと行けるようにするためにも恥ずかしいと思わずに医療機関を受診して必要な治療を受けることは大変重要となってくるのです。