職場でのモラハラ、対処法や相談窓口は?




毎日行かなければいけない職場でモラハラに遭うと本当に辛いものです。
職場にはパワハラ、セクハラなど様々な種類の嫌がらせがありますが、
モラハラはその中でももっとも分かりにくいハラスメントだと言われています。

モラハラとは、言葉や態度によって相手の人格や尊厳を傷つけ、
精神的苦痛を負わせる陰湿ないじめですが、それを受けている当事者は、
「自分が悪いのかも」「このくらい我慢すべきなのかな」と思い、
我慢することを選択し続けてしまう人がとても多いのです。

また、加害者側が悪意を持っておらず、
相手に精神的苦痛を与えていることをあまり自覚していないことも多く、
パワハラやセクハラに比べると実態が見えづらいという特徴もあります。

つまり、加害者も被害者も
「これは指導の範囲内である」と認識してしまい、
モラハラだという自覚がない場合が多いのです。
そして体調や精神に異常をきたして初めて、
ようやくハラスメントが行われていたのだと気づくのです。

しかし、モラハラは決して許される行為ではありません。
もし被害に遭っているのなら、モラハラに関する知識を身につけ、
具体的な対処法と相談窓口を知り、
現状を改善するための行動を起こすことが大切です。
また、知らず知らずのうちに加害者になってしまわないためにも、
どんな行為がモラハラにあたるのかを理解し、気をつけていきましょう。

モラハラかどうかを判断する3つのポイント

人格に対する攻撃はモラハラだ!

職場におけるモラハラは、場合によっては
必要な指導のこともありますし、行き過ぎた言動の場合もあります。
周囲から受けている行為がモラハラなのか、
指導の範囲内なのかを判断するポイントを紹介します。

まず一つ目のポイントは、その行為が業務に対する指摘なのか、
それとも人格に対する攻撃なのか、という点です。
口調が厳しいだけではモラハラに当たりません。

業務に対する指摘であれば、
たとえば「仕事の進め方のどこがいけなかったのか」
「どうすれば改善できるか」といった建設的な会話になるはずです。

しかしモラハラでは、「なんでこんなことも出来ないのか」
「お前は本当に使えないやつだ」というように、
業務内容とは関係なく、その人の人格や性格を攻撃対象にしています。

話が終わった後に得られるものが何もなく、
自責の念を覚えるだけであればモラハラを疑いましょう。

攻撃対象が特定の1人だけならモラハラを疑え!

モラハラは特定の1人だけに対して行われます。
他の人には優しいのに、自分だけ厳しい態度を
取られていると感じたら、それもモラハラを疑う必要があります。

モラハラを受けている本人はもちろん、周囲の人も、
特定の誰かが執拗に攻められていないか、
日頃から注意を払うようにしましょう。
厳しく当られるだけでなく、特定の人だけが無視されていたり、
仕事に必要な資料や情報を回されなかったり、
または仕事を振られず雑用ばかり押し付けられているようなら要注意です。

私的なことに立ち入るのもモラハラになる!

家族や休日の過ごし方など、プライベートなところまで干渉し、
「子供がいるのに離婚するなんて、子供が可哀想!」
「休日なのに家にこもりっきりなんて暗いんじゃない?」
などと否定されたり、周囲に吹聴して侮辱されることも
モラハラに当たります。

そして、これらが長期にわたって
継続的に行われているかどうかもポイントになります。
たとえば、仲の良い同僚同士なら軽口を叩くこともあるでしょうし、
たまたま資料を渡し忘れることもあるでしょう。
これが1回や2回ならモラハラにはなりませんが、
長期的に何度も行われているようなら悪質なモラハラと言えるでしょう。

モラハラ被害への対処法

モラハラの内容を明確にする

もし、自分がモラハラ被害に遭ってしまったら、
どのように対応すれば良いのでしょうか。
ここからは、モラハラ被害への対処法について説明していきます。

まず行うべきなのは、被害の内容をメモしておくことです。
いつ、誰から、どんな言動があったのかや、
その時の周囲の状況はどうだったか、
どんなふうに感じたか、などをできるだけ細かく記録に
残しておきましょう。

このようなメモが証拠となり、どのような精神攻撃を
受けているかが明らかになるのです。

モラハラの実態を上司や社内窓口に相談する

明らかにモラハラに遭っていると感じた時には、
上司や社内窓口に相談しましょう。
一般的には、人事労務部や総務部がその担当にあたるはずです。

また、ある程度の規模の会社であれば、
ハラスメント相談窓口が設けてあったり、
社内カウンセラーが配置されていると思います。

そうしたところに、まずは証拠(メモなど)を持って
相談にいくことをおすすめします。
相談することで、これから社内でどのような対策を取るか、
解決に向けた行動を取ってくれるでしょう。

社内にモラハラの相談先がない場合

モラハラの証拠はあるが、社内に相談先がない場合は
どこに持ち込めば良いのでしょう。
あるいは、相談先があっても、社内に相談するのは怖い、
という気持ちが働くかもしれません。

その場合は、労働局や法テラスに相談することをおすすめします。
労働局とは、労働問題の相談、解決のための行政機関です。
各都道府県にあり、労働者なら誰でも無料で相談することができます。

また、法テラスであれば、解決に役立つ団体や
弁護士を具体的に紹介してくれます。

モラハラの解決にはまず相談することが大切です。
1人で抱え込まずに、適切な人たちに相談しましょう。

まとめ

モラハラはなかなか表面化しにくい厄介な問題です。
「これは指導なのだから仕方ない」
「誰でも我慢していることはあるはず」
などと無理に押さえ込むと、精神的に大きな負担がかかります。
また、長期にわたって無理や我慢を続けると、
身体に変調をきたすこともあります。

早期解決のためにも、上司や人事労務部、
社外の労働局や法テラスなどに相談し、
一緒に解決してもらうことをおすすめします。

また、思いがけず自分がモラハラの加害者にならないよう、
気をつける必要もあります。
職場で起きたミスには、当事者の人格を否定して攻撃するのではなく、
再発防止に向けた建設的な会話を行うよう日頃から心がけましょう。

モラハラは「精神的な殺人」とも言われるほど人を傷つけ、
追い詰める行為です。
職場の雰囲気も決して良くはないでしょうし、
仮に裁判にでもなれば、加害者や企業は社会的信用を失うでしょう。
まさに百害あって一利なし、です。
何としても阻止したい問題ですね。

あなたの職場には、いつも怒られている人や、
なんとなく孤立しているように見える人はいませんか?
もしかしたらモラハラの被害に遭っているのかもしれません。
そういった人の存在に気づき、
相談に乗ってあげることでも被害を避けることができます。

すべての職場からこうしたいじめ行為がなくなるよう、
みんなで注意していきましょう。




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GAROE

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