脳を疲れさせない習慣




ご存知ですか?

脳はずっと考えていると、疲れてしまうそうです。

忙しい人、よく考える人ほど、脳回路が衰えるそうです。

なんと、認知症の始まりは30代からと言われています。

ついつい、やってしまいがちな習慣を見直して、脳を疲れさせない習慣を作っていきたいですね。

脳の老化とは

脳のつながり

脳が老化する原因をご存知ですか?

「脳のつながりが悪くなる」と老化するそうです。

脳のつかなりを悪くなっている人の特徴を挙げてみたいとおもいます。

「ひとつのことに執拗にこだわって、全体が見えなくなってる人」

「嫌なことや失敗など、ひとつのことが頭から離れなくて、どんどんマイナス思考になってしまう人」

「自分の努力や頑張りが、報われないと感じてる人」

「朝から晩まで、目先の仕事にばかり追われて1日が終わってしまう人」

「一生懸命頑張っているのに、何故か空回りしてしまう人」

「毎日忙しくて、ぼんやりする時間がない人」

「かつてはゆめや目標を抱いていたけれども、『もうどうでもいい』というような気持ちになってるひと」

「同じ日常の繰り返しで、つまらないと感じてる人」

「自分の人生に、なんとなく諦め感や行き詰まり感を持っている人」

ここにあげる「脳のつながりが悪くなっている人」は、たいへん脳の老化が進みやすいタイプだそうです。

ようするに、脳回路ネットワークの連絡性のことで、つながり良し悪しこそが、脳の働きのいい、悪いを決定づけています。

もの忘れは、脳の体力低下の現れ

30代、40代になった人がよく、「若い頃より、体力が落ちた。」と言っているのを聞いたことありますよね。

実は、脳も同じことが言えます。

「もの忘れが多くなったな」

と言うのは、まさに脳の疲労によって引き起こされた、脳の体力低下、老化の「最初のサイン」です。

しかし、場合によっては、若いとき以上に働きが良くなったりする可能性もあります。

そうです、脳回路をよくするような使い方をしていたら、若い頃より成長させたり、発達させたりすることが出来るのです。

30代〜60代の働き盛りに、どんな脳の使い方をするかによって「脳の老化」が進むか「脳が発達」するかに分かれるのです。

重要なのは脳回路

言ってしまえば、脳回路とは「覚える」「ためる」「取り出す」のことで、重要なのはそれらが、どれだけ潤滑に行えるかです。

これが、スムーズに行えなくなることが、脳の老化を進ませる原因と考えられます。

もの忘れの多さや、ついうっかりミスが多くなっている方々は、脳が慢性的な過労状態に陥っているのです。

毎日忙しくしている内に、どんどん脳が疲れて過労状態が続いてしまうのは、危険な状態と言えます。

人間の脳はマルチタスク作業、ようするに、いくつもの作業を同時並行的にこなすことは、苦手なのです。

タスクを重ねれば重ねるほど、もの忘れやうっかりミスを起こしやすくなります。

こうして、ぼんやりする暇もないぐらい、忙しくしていることは、非常に脳に悪影響を与えているのです。

脳のつながりの良い人は、仕事もできて若々しい

ひらめきは「ぼんやり」から生まれる

脳のつながりがいいと言うことは、脳回路ネットワークが俊敏に働いていることです。

脳回路ネットワークを俊敏にさせるために必要なことは、なんと「ぼんやりする」なのです。

実は、ぼんやりしている時こそ、脳の力が発揮する瞬間でもあるのです。

このことは、かなり昔から言われていることです。

「万有引力の法則」を発見したニュートンは、ボーッとしているときに、たまたまリンゴが落ちるのを見て、その法則に気づいたと言われています。

忙しいくしているより、ボーッとしていると時の方が、脳のエネルギーの消費が15倍も多いのです。

ですから、活動している時間よりも、ぼんやりしている時間のほうが、はるかに大切だったのです。

そうは言っても、ずっとボーッとしていたら言い訳ではありません。

集中している時と、ぼんやりしている時の切り替えが大事なのです。

この脳のつながりがいい人は、仕事もできるし見た目も若々しいのです。

脳にいい習慣

ここからは、脳にいいとされる習慣を紹介していきます。

①ひとつの仕事の前後に「プチぼんやりタイム」をつくる

仕事をしているときに、「仕事の山場」があると思います。そのときの前後に「プチぼんやりタイム」を作ってみてください。

そのぼんやりタイムによって、これから起こることを、シミュレーションしたり、終わったことを反省したりする働きがあります。

仕事の山場の前に、「プチぼんやり」をしてシミュレーションをすれば、より良い結果に結びつくかもしれませんし、重要な仕事が終わってから「プチぼんやり」をして反省をすれば、その反省点を次に活かすことができるでしょう。

②スケジュール帳にあえて空白を書き込む

この「空白の時間も自分のこなすべき予定の一つとして考え、なるべくその時間を、ぼんやりとリラックスして過ごすように努めてみてください。

③1人で心置きなくぼんやりできる場所を見つけておく

知り合いがいないこと、人から話しかけられない場所であることが条件です。

自分にあった「ぼんやりスペース」を見つけてください。

④あてもなく散歩する

ただ、じっとして座っているだけが、言い訳ではありません。

体を動かしているときにも有効です。

散歩をすることによって、脳のつながりがよくなり、いいアイデアや発想が浮かびやすくなります。

⑤単純作業や無心になれる作業に没頭する

⑥昔のアルバムをぼんやり眺める

⑦お風呂では、「今日一日」をぼんやり振り返る

この様な、習慣を取り入れてみてください。

脳がイキイキとした状態へ

さらに、脳がイキイキとしていくための習慣もやってみると効果的です。

①やり残していることリストアップして、「やりたことマップ」を作ってみる

やってみたいけど、やれていないことを書き出して、「やりたいことマップ」を作成してみてください。

すると、頭の中が整理されて「これは、すぐに出来るかも」とか「実現に向けて計画をスタートさせてみよう」と言う気持ちになれます。

②常に何かしらの「マイブーム」を持って熱い気持ちで追い求める

自分らしい価値を追求する回路が刺激されやすくなります。

③いい道具をそろえる

モチベーションを上げて「やりたい道」を突き進むように自分を駆り立ててみる。

④「同好の士」「ライバル」を持つ

同好の士やライバルの存在は、たいへん励みになり、脳の刺激にもなります。

⑤対人頭脳ゲームで「つながる力」を養う

チェス、将棋、囲碁、オセロなどの対人頭脳ゲームは、脳科学的にとても効果があると分かっています。

相手の動きを読みながら戦略を考え、さかんに駆け引きをする行動が脳の刺激になります。そして、これらのゲームは社交性要素が高い趣味なので、積極的に人と交わろうとする姿勢が、やはり脳にとってプラスに働きます。

⑥昔好きだった懐かしい音楽をもう一度聴いてみる

脳の情動領域を刺激して、脳にしまわれた記憶を引き出す作用があります。

まだまだ、脳にいいとされる習慣は沢山あります。

積極的に、これらの習慣を取り入れて、脳も見た目も若々しく保ち、人生を謳歌してはいかがでしょうか。

まとめ

現代人に認知症が多くなっている理由は、脳の働き過ぎだったようです。

忙しい現代人は、脳が疲労していまい、気付かないうちに、老化も進んでしまうのです。

ですから、使い過ぎた脳に、ぼんやりタイムを作りリラックスして、休息を与えてあげましょう。

休んでいる。ボーッとしている。そんなことが、なぜかいけない事と思っている方も多いかもしれません。

それは、間違った思い込みです。

そんな時間こそ、必要だったのです。

是非、ぼんやりタイムを作って、脳をいつまでも活動的に生かしてください。

ありがとうございました。