社会人になりたての頃、仕事終わりの飲み会やショッピングが楽しくてしかたありませんでした。
会社に勤めるようになってから、交流の幅も増え、色んな人と知り合えば知り合うほど、毎晩の予定が埋まっていきました。
なかには、簡単に飲んで「また明日」という人もいれば、「この後他にも行こう!」や、仲の良い同年代の友達とだと「今楽しいからこのままどこかに泊まって夜通し語ろう!」ということもたくさんありました。
平日のど真ん中でも関係ありませんでした。そして、翌朝、、、いつもどおり9時に会社に行かなければいけないのですが、どうしても行く気が起きない。
友達もそれぞれ出社する場所があるのに、自分はどうしてもこのまま楽で楽しい気分に浸っていたい。
会社に行かないとしたら、家に帰って寝るしかやることはなさそうなのに、それでも行く気が起きませんでした。
結果、会社にメールを入れ、あとは時間を気にすることなく、人の少ない平日の都内をうろうろしながら、「今頃みんな会社かな」なんて思ったり、「ばれてるかな?」などと心配したり意外と忙しい心境にかられていました。
でも、休むと決まった瞬間、気が楽になり、味をしめてはいけないと思いつつも、昨晩から続いてる楽しい時間の延長線に突入できたと思うのでありました。
はじめから会社に行かないという状況
決められたことをこなすのが嫌
会社でストレスや問題があったわけではありませんが、楽しい時間に比べてしまうとどうしてもわざわざ時間通りに出社して決められたことをこなすのが嫌でした。
たまに起こる衝動です。
行ったら行ったで仲の良い同僚や、楽しく一緒に仕事ができる仲間(上司含めて)たくさんいるし、なんだかんだで時間は過ぎて、しっかりと17時半に上がれるのに、「行かない」という選択の魅力に負けてしまうことがありました。
めんどくさいと思いながら仕事につく
めんどくさいと思いながら仕事につくのと、めんどくさいと思わないで済むようにはじめから会社に行かないという状況を天秤にかけると、明らかに後者のほうが魅力的で、また、それができる環境にいたので有給を使って休んでいました。
もしかしたら、会社にどうしても行かなければいけないと思うほどの責任もなかったからこれができたのかもしれません。
もともとのサボりぐせと甘えてしまう性格
プロジェクトを任されていましたが、スピードがゆっくりだったので、メールを数通書いたり、ミーティングをセッティングすればちゃんと進むとわかっていたからこそ、安心して休めてしまったと思っています。
やることはできるだけ正確にスピーディーにこなす性格ですが、「結果にあまり影響しない」と分かりきっている時は、もともとのサボりぐせと甘えてしまう性格を全開して省エネモードにしていたと思います。
有給を使うというのは自分に対するコスト
確信すれば思い切って使うこと
まず有給がどれくらい残っているかを確認。
数カ月先の旅行など有給が必要な予定などをざっと見通して、それでも大丈夫、と確信すれば思い切って使うことにします。
その次に、メール文作成。わたしの会社では、事前にチームのメーリングリストに休むという連絡を入れれば、問題になることはなかったので、当たり障りのない文章を考えて送ります。
自分の仕事の進捗をしっかり確認
ただ、その日のうちに私が関係している仕事になにかあったばあいは、他に迷惑をかけてしまうので、自分の仕事の進捗をしっかり確認してから休んでいました。
それでも万が一の場合いそなえて、緊急連絡先も添えます。海外とのやりとりもあったので、つながりのあるスタッフには個別に連絡を入れました。
休むときの理由はだいたい病欠
休むときの理由はだいたい病欠ですが、ふだんの行い・ふるまいから私は病弱のイメージはなかったはずなので、家族の都合などもたまに入れて自然さを演出していました。とはいえ、他の人も「私用で」などのざっくりした言葉を使っていたので、わたしもそれを真似ていました。
休むこと自体は、やりにくいことはなく、比較的簡単な環境にあったと思います。
有給を使うというのは自分に対するコストですが、いつも「自分が欠けることでどんな影響が出るか」を考えた上でズル休み決行は基本です。
会社に行きたくない時のまとめ
会社に行きたくないと思うことは、誰にだってあると思います。
そして、休む権利が与えられている以上、理由はそれぞれの自由だと思っています。
もちろん、嘘はよくありませんが、有給を使って休む範囲であれば、どんな理由であれ成立するべきです。
ただ、わたしのように「自分が休むことによって誰にどんな範囲でどんな迷惑がかかるか」はきちんと考えるべきです。
その日だけどうにかなったとしても、周囲の人たちが受ける印象や信頼問題にも関わります。やむを得ない場合を除いては、休んでいる間も責任を持ち続けられるような環境を自分で整えておくべきだと思います。
もちろん、会社に行きたくないと感じる朝、休んじゃえという甘えが出てしまうとき、どうにか自分を励まして会社に行くことは理想的かもしれません。
でも、会社に行きたくないと感じるということは、かならずどこかに原因があるということです。
人間関係や、仕事のオーバーロード、仕事環境についてなど、さまざまな要因があってこそ、会社に行きたくないというネガティブな思いが出てしまうのです。
まずは、この原因を解消しなければ、いつまでもこの状況は変わりませんし、毎朝こんな思いをして起きるのも健康上よくありません。
私のように、めんどうくさいからという理由だけでたまに休むならまだしも、常に出社することに抵抗を感じるようであれば、まずは一日仕事場から離れてみて、「何が自分をこう思わせているのか」をじっくり考えてみることも大切だと思います。