夫婦の共依存になっていませんか?




あなたはご主人または奥様と一緒にいて心地の良い存在ですか?
お互いの事支え合っていますか?

そういう関係であれば良い夫婦関係です。

しかし今回のテーマの夫婦の共依存。

「お互いの事を支え合っているのを通り越してしまい
 お互いに依存し合っている状態。」

それを夫婦共依存といいます。

この状態は良い夫婦関係とは言えないのです。

もし「うち・・・そうかも」と思った方は要注意です。

なぜなら夫婦共依存が原因で

〇お子さんへ依存しやすくなる。

〇心の病気になりやすくなる。

〇本当は出来ない事や責任とれない事なのにできると
勘違いしてしまい人生を棒に振るような事をしてしまう
可能性がある。

なので良い夫婦関係とは言えないのです。

「もうダメかも」と諦めてしまうのにはまだ早いです。

夫婦依存を回避する方法があります。
その回避方法で夫婦共依存からもしかしたら
抜け出せるかもしれません。

回避方法も含めて書いていこうと思います。

いきなりは無理なので夫婦はもちろん周りの人の助言も
聞いてできる所から少しずつやっていきましょう。

夫婦共依存の原因と特徴と考え方について

夫婦共依存の原因は?

①自己肯定感が低く自分に自信がない。

自分の他に異常に依存してしまうのは何かに満足を
していないという理由があります。
夫婦共依存は自分に対してマイナス思考なのでそんな

自分を受け止めてくれる相手を手放したくないからです。
「誰がに認めてもらいたい」という自分に自信をつける為に
相手に異常に独占したくなってしまいます。

②極度の寂しがり屋で依存体質になる。

1人でいる事が苦手な人に多く1人の時間を楽しむ事ができない
ので常に誰かが側にいないと不安になります。
何かに依存していないと気持ちの余裕もなくなり落ち着かなくなって
しまいます。

子供の頃の家庭環境や心理的な問題を抱えている人もいます。
自分で克服しようとしてもできないのです。

③心配性ですぐに不安になってしまう。

相手を愛してあげたいという一般的な夫婦に対して
夫婦共依存はお互いを心から信用する事ができません。
「もし裏切られたらどうしよう」という不安を抱えていて

異常な心配性になります。不安に思ってもどうしようもないと諦める事が
できないので目先の安心をいつも求めてしまいます。

④2人で過ごす時間が長い。

共有する時間が長ければ長いほどどんどん周りの世界が見えなくなって
しまいます。お互いの事に興味を持ち過ぎてしまう事で他人とのお付き合いが
適当になります。
良くないと指摘し合う事がないので自分達の生活に疑問を持たなくなります。

夫婦共依存の特徴は?

①相手の事を干渉、束縛をする。

お互いの事を全て把握できてないと不安になります。
なのでお互いを干渉、束縛する事で自由をなくし
安心感を得ようとします。
それを夫婦依存の場合は愛情と勘違いしてしまいます。

②お互いに自分よりも相手を優先する。

大事な用事が入っていても相手の都合に合わせます。
もし他の事を優先したら自分の愛想つかされてしまう
と不安になります。

③付き合っているから2人共に依存体質。

夫婦になってお互いに束縛、依存し合っている夫婦は
結婚してからそうなった訳ではありません。

好きな相手に対して異常に依存してしまう恋愛体質の
人が多いからです。
相手に依存する人は他の愛し方が分からないので
結婚してからもそのスタイルを崩す事ができません。

④自分1人では何もできないと感じている。

2人で居る事に慣れてしまっているので1人で
判断する、行動する事に不安を感じてしまいます。

⑤独占欲が強くてパートナーにも依存してほしい。

とても不安なのでパートナーにも依存してほしい。
とにかく不安なので相手を独占したい。
相手からも束縛されたいと思っているのです。
度が過ぎた依存はうんざりと感じますが夫婦依存は
居心地良く感じます。

⑥相手の要求を断る事ができず何でも受け入れてしまう。

夫婦依存はお互い離れていってしまう事を一番恐れています。
おかしい要求ですんなりと受け入れています。
不安を解消できるのであれば身体を張ってしまう事もあります。
お金に関わる事もあっさりと承諾してしまいます。

夫婦依存の考え方は?

①自分がいないと夫もしくは妻は生きていけないと思っています。

夫婦共依存は「夫(妻)は自分がいないと生きていけない」
と思っている為に無意識に尽くし過ぎてしまいます。

②相手も自分に依存して欲しい。

依存だけでなく自分が相手に持っている感情と同じ感情を
相手にも持って欲しいと願っています。

③全て自分が悪いと思ってしまう。

喧嘩や夫婦間のトラブルが起きたら全て自分が悪い、
自分のせいだと思ってしまいます。
「こんなダメな自分でも愛してくれるのは夫(妻)しかいないんだ」
という共依存がさらに加速してしまうのです。

④断ったら嫌われてしまうと感じてしまう。

相手への依存が強ければ強いほど断ったら嫌われてしまう
自分は見捨てられてしまうと考えてしまいます。

依存を求めている方も「断ったら相手は何もできなくなる」と
思って断れなくなってしまいます。

夫婦共依存の影響

何から何でもやってしまう

「この子は自分がいないとダメ。自分なしでは何もできない。」と
思い込んでしまい何から何までやってしまいます。

その結果何から何までやってしまう事でお子さんが自分でやるべき
事をできなくなってしまいます。

「親がやってくれるから。」という勘違いをしてしまう事で
親子間でも共依存が起きてしまうのです。

暴力を奮ってしまう事がある

相手が自分に依存している方または依存するのを
求めている方が相手に対して暴力を奮ってしまうことが
あります。

相手が言う事を聞かないもしくは自分の思い通りにならないと
暴力を奮るという形で相手に訴える事になるのです。

心の病気になりやすくなる

相手に嫌われる事をとても嫌がります。

その結果NOと言えない事でストレスが溜まったり
相手の暴力に耐え続けた結果うつになって
しまう事があります。

相手に依存している方が起こりやすいです。

夫婦共依存の回避方法

1人の時間を持つ。

夫婦共依存はいつも一緒にいる事が多いので
1人の時間を作ってみましょう。

夫婦の時間は大切ですが自分1人の時間を持つという
事も大切です。

たまにはお互い離れてそれぞれの時間を持つように
しましょう。

自分を褒めて肯定しましょう。

「自分はダメな人間」
「一人じゃ何も・・・」

そう思い込んでしまう事で夫婦共依存は
加速していきます。

ちょっとした事でも自分を認めて肯定する事で
自立できるようになります。

周りに意見を求めてみましょう。

夫婦共依存は自分達で解決する事は難しくなる
事もあります。

自分達の中で認識する事も難しく
例え認識できたとしてもどこから直せばいいのか
わからない場合も多いです。

そういう時は友人や家族、カウンセラーに
意見を求めてみましょう。

まとめ

夫婦共依存の原因、特徴、考え方
そして夫婦共依存で起こる影響について
理解していただけたでしょうか?

良い関係に見えそうで悪い関係だという事も
理解していただけたでしょうか?

夫婦共依存・・・他人事に思っているかもしれませんが
いつ誰にでも起こる怖い状態なのです。
なぜなら自分達がそういう状態になっているという
認識がないからです。

認識があればどこから直していけばいいのかわかりますが
この夫婦共依存は認識できたとしてもどこから直していけば
いいのかわからない事が多いからなのです。

これをきっかけに夫婦共依存になっていないか
ご主人もしくは奥様と話し合って見直してみて下さい。

もしそうなっている事がわかったとしたらまずは
お互いの事をもう一度振り返って下さい。
どこから手をつけたらいいのかわからない場合は
周りの力を借りてください。

周りには必ず助けてくれる人がいます。
話すのは勇気が必要ですがその勇気を出して
話してみて下さい。
「ここを直してみたらどうか?」とアドバイスを
もらう事で夫婦で協力すれば抜け出す事ができます。

この先長い人生です。
また家族みんなで再スタートを切ればいいのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。