パワハラをしてくる嫌がらせ女上司に仕返しをする方法




私の上司は典型的ないやな女上司。

社内では、とにかく機嫌が悪いと会話にならない、挨拶もしてくれない、見積書を出して「お願いします」と言っても無視する。

一番つらかったのは、特に機嫌が悪かった時、提出した見積書を黙って私の机の上の書類に挟み込んで返却されていたことに気付かなかったときです。

もちろん、確認しなかった私も悪いのですから、言い訳なんて通用しません。見積書の提出が遅れたことに先方は激怒。

結局、上司と同行でお詫びに行くことになりました。その時は、「こんな小娘を担当者にしちゃってごめんなさいね、本当は私が担当できたら良いのですけれど、今は担当が持てない立場にありまして…。

今後は、このようなことがないように致します。私の監督不行き届きです」とこれ見よがしに嫌味をいわれました。

泣くのを我慢しながら先方に謝り、もちろん上司にも謝りました。

口癖は、「女は男の2倍仕事をしないと一人前として認めてもらえない。

私、昭和だから」たしかに男性に取り入るのは上手で、同じミスをした男性社員に「野菜が足りてないからよ。

お弁当のフルーツをわける」とお叱りもなく自分のお弁当をわけてあげ、本部からの上役が来たら自らお茶を出しに行く人でした。

男性と女性で態度が変わる、今どきこんな露骨な上司が本当にいるのだ、そしてそれが評価される会社なのだとずいぶん驚かせてくれました。

パワハラのきっかけは、私が社内で泣いたこと

女を武器にするのがクセになるから

心配してくれ声をかけてくれる同僚を「女を武器にするのがクセになるから」と押しのけ、トイレで泣くように指示されました。

トイレで泣いていると上司が来て、さらに「化粧ポーチを持ってきたから。泣きやんで化粧を直すまで、トイレから出てくるな」と命令されました。

きっと、私が泣いていることを他部署の人に見られたくなかったのでしょう。

私が、上司を尊敬のまなざしで見ない

また、パワハラの原因には、私が、上司を尊敬のまなざしで見ない、持ち物をほめない、などの心当たりがあります。

女上司をうまく扱うには、それらをそつなくこなし、いつも上司の周りを取り囲み、褒めたたえるグループに所属することが必要です。

お弁当は上司より下手くそで、しかし冷凍食品は3種類まで、できるだけ男性受けしない具材で、作り置きのおかずを埋めなければなりません。

上司の反感を買うなど、想像もしていなかった

それなのに、入社してすぐに言われた「仕事は結果がすべて」を信じ、結果こそが評価される者だと思い込み、仕事のことだけを考え、飲みニケーションに付き合わず、持ち物のお披露目会や新しいお洋服の品評会にも、アフター5の女子会にも参加しませんでした。

それが、上司の反感を買うなど、想像もしていなかったのです。

女上司はその後左遷。私と後輩はガッツポーズで送別会を迎えました

私の評価はその女上司がする

そんな毎日を送る中、私はなんとかこの現状を打破しなければと模索していました。

なぜなら、私の評価はその女上司がするからです。いつまでたっても、このままでは何も変わらない。

私は虎視眈々と仕事をこなし、チャンスを伺っていました。そんな中、ついに私に巡ってきたチャンス。それは、私に後輩ができたことでした。

後輩からの信頼を勝ち取りました

その後輩には、できるだけ仕事を丁寧に教え、できるだけ無駄口をたたかず、絶対にミスをしないように見守り、そして後輩からの信頼を勝ち取りました。

ついに、私にチャンスが巡ってきたのです。後輩を呼びだした私は、これから態度を一変させると伝え、今まで上司が私にしてきたことを後輩に行うことにしました。

仕事をミスすれば謝罪する後輩を無視し、大きな声で叱責しました。さすがに、隣の部署からも白い視線。

すぐに上司に呼び出され、その上の上司に呼び出されました。そう、私はこの瞬間を待っていたのです。

女上司はその後左遷

そこで私は、今までこうして指導されてきたこと、尊敬する上司の指導方法が間違っているとは考えもしなかったと謝りました。

上司の上司は唖然とし、黙っていましたが「わかった」とだけ言われ、退室するよう言われました。

女上司はその後左遷。私と後輩はガッツポーズで送別会を迎えました。因果応報とは、本当にこのことだと思いました。

パワハラ体験談のまとめ

とはいえ、私のやり方が正しかったとは思っていません。

女性は感情が前に出るもの、男性には色目を使うもの、それはいつも世も、地球上に男性と女性がいる限り、変わらないことなのかもしれません。それでも、世は令和です。

男性と女性がともに手を取り合い、その特徴を認め合い、仕事をすれば、きっと建設的なものが生まれる事でしょう。

パワハラ被害にあわないためには、男性が上司になるべきだとは思っていません。

しかし、私がいざ「上司」という立場になった時、女性だからこそ「私は今、感情的になっていないか。

いつも冷静でいられるか」を心がけて部下に接したいと考えています。

今の私には、持ち物品評会やお互いを無意味に褒め合う時間など必要ありません。

ただ、ともに働く仲間として、お互いを尊重し、敬い、支え合っていく気持ちを大切にしています。

そうすれば、おのずと私自信が相手が感情的になっていることに気づき、時間を与えてあげられます。

相手が感情的になっているのであれば、私が待てばよいのです。相手を変えることより、自分が変わることの方が簡単だと思っています。

要は、心の持ちよう。大丈夫、見てくれている人は必ずいるのだと、私は信じています。