あなたは周りの人から、
「言葉遣いが悪い」「口が悪い」
などと言われたことはありませんか?
もちろん社会人として、節度のある
言葉遣いをしているつもり、という
人がほとんどだと思います。
でも、話が盛り上がってくるとつい
いつものくだけた話し方になってしまって・・・
普段なにげなく会話に使っているその言葉。
実は周りの人をいやな気分にさせているかも・・・
たとえば、今日初めてお話ししたひとが
「ちょっと言葉遣いが悪いかも・・・」
と思ったとき。
たとえ見た目がどんなにタイプでも、
ちょっとガッカリしてしまうこと
ありますよね?
言葉が相手に与える印象って
実はとっても大きいんです。
言葉遣いが汚いだけで
あまり育ちが良くないの?
なんて思われてしまったら
とっても悲しいし、もったいないですよね。
でも反対に、綺麗な言葉を使うことで
相手にいい印象をアピールすることだって
できるんです。
つまり、綺麗な言葉遣いは
あなたの武器になるんです!
ダイエットや服に気を配るのと同じように
『言葉』にも気を配ってみませんか?
一緒に自分の言葉遣いについて
見つめ直してみましょう。
言葉遣いが悪くなったわけ
正しい日本語を知らない
周りの人達に「言葉遣いが悪い」と言われるひとの中で
自覚があるひともいるかもしれません。
「勉強をしてこなかったため、
ただしい言葉の使い方が分からない」
「謙譲語と尊敬語の違いが分からない」
など、そもそも正しい言葉の使い方が分からないため、
相手によって話し方を使い分けることが難しい、できないのです。
ボキャブラリーが少ない
ボキャ貧(ボキャブラリー貧困)
という言葉を聞いたことありませんか?
本を読んだり、いろんな立場の人と話す機会が少ないと
ボキャブラリー=語彙が少ないことで
表現力がなく、いつも同じ言葉を使ってしまいます。
その結果、「ヤバい」など
いわゆる若者言葉が多くなってしまうのです。
周りの環境
言葉遣いが悪いのはあなたの性格の問題よりも
「育ってきた環境」に大きく影響されているといえます。
家族・友人などまわりの人の言葉遣いが悪いと
とくに自分の言葉を人と比べることがないまま大人になります。
「親も友達もこのしゃべり方なんだから、問題ないだろう」
という心理になってしまい、言葉遣いを変えようと思わないのです。
何が悪いかを理解できないので、
言葉遣いを直すきっかけを逃してしまったまま、
大人になってしまったのです。
自分が育ってきた環境や周りの人間が
大切だと思っていればいるほど、
自分の言葉遣いにも自信を持ってしまうので、
どんなに注意しても直そうとはしません。
言葉遣いの直しかた
読書の習慣をつける
なぜ読書で言葉遣いを直せるのか、というと
さっきあげたように言葉遣いが悪い人は言葉を知らない、使えていない
という原因があるからです。
本を読むことで正しい日本語に
たくさん触れることが出来るのです。
できれば、本を読むときは声に出して読んでみてください。
言葉遣いの綺麗なひとと一緒に過ごす
いつでも気軽な気持ちで話せる友人は大切ですが
周りが全員それでは言葉遣いは直りません。
友人の中で、営業職やサービス業など
敬語を使う場面の多いひとがいたら
ぜひ一緒に過ごす時間を作っていきましょう。
普段から言葉に気をつけている人は、
たとえ休日でもその癖が抜けきらないもの。
言葉は周りに伝染していくものです。
きれいな言葉を使う人と一緒に過ごす時間が多いほど
その言葉はあなたにうつっていくでしょう。
周りの人に注意してもらう
家族・恋人・友達・職場の人などあなたの近くにいる人に
「言葉遣いが悪かったら言ってね」と伝えてみましょう。
残念ながら、言葉遣いが悪い人は
無意識に汚い言葉を使ってしまいがちです。
繰り返しまわりのひとが指摘してくれることで、
地道な方法ではありますが正しい言葉を使えるようになっていきますよ。
周りの人はあなたが言葉遣いを変えようと努力する
姿勢を見て、きっと協力してくれるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
普段のあなたの言葉遣いを振り返ってみて、
自分はもしかして言葉遣いが悪いのかも…
と心当たりがあったひとはいましたか?
また、言葉遣いが気になっているひとは
直しかたの中でチャレンジできそうなものは
ありましたか?
言葉は、毎日何気なく使ってしまいがち。
意識していないからこそ、いざ直すぞ!と
思ってもすぐには上手くいかず
イライラしてしまうかもしれません。
もちろん、言葉遣いが悪くても
今すぐ友達がいなくなるわけでもないし
仕事がなくなるわけでもない、
健康にも影響はないかもしれません。
でも、あなたの言葉遣いがもしかしたら
まわりの誰かを傷つけているかもしれない、
嫌な気持ちにさせているかもしれない、
もしそうなら悲しいことだと思いませんか?
今すぐに変えるのは難しくても
まずは小さな一歩から。
たとえば今のは良くなかったな、と思ったら
「ごめん、言いすぎた」 と付け加えたり
「今のはこういう意味で言ったの」 と
言い換えてみませんか?
あなたの変えたい!という努力は
必ずまわりの人に届くはずです。
あなたの努力をみんなはきっと
応援して協力してくれるはず。