SNSの呪縛から解かれてみませんか?




今のこの時代、インターネットにSNS、Youtubeなどの動画配信まであり、何かと便利になっていますよね。

皆さんは日ごろ、このようなネットやSNSなどを利用していますか?

たまに個人情報漏洩などの怖い面もあったりしますが、ほとんどの方が利用しているのではないでしょうか。

そして、それらを通して学生時代からの友人、職場の同僚、また新たにできた友人などと繋がり、
毎日いろいろな情報を共有できるのもまた魅力の一つです。

そして時々は実際に会ったりして食事を共にして、お互いの近況を話してみたりなんてこともあるのではないでしょうか。

しかし実は私は先日、いや結構前にSNSをやめました。

完全にアカウントを閉じ、自分から発信することも、誰かの投稿を見ることもなくなりました。

なぜSNSをやめたかといえば、それには幾つかの理由があります。

私の話で恐縮ですが、実際に経験したことを挙げながら書き進めてみたいと思います。

こんな風に記事を投稿しているお前が言うなとお叱りを受けるかもしれませんが、ネットやSNSとの関わりに困っていたり悩んでいたりする方の参考になれば幸いです。

それでは始めていきましょう。

そもそもSNSを始めたキッカケ

情報収集のため

SNSをやめた理由の前に、そもそもSNSを始めた理由について思い返してみました。

それは何年前からか感じるようになった大きな災害です。

地震、洪水、噴火など気候の変動によることが大きな原因だと言われていますが、ライフラインも止まり大変な状況の中、被災地の方々はSNSで情報を見ていると知りました。

毎日のニュースを見ていても地域に密着した情報はなかなか出てこず、むしろTwitterやFacebookなどのSNSの方が詳しく載っていたのです。

なるほどと思い、自分たちの生活、地域に密着した情報、ニュースを知りたくてSNSを始めたというのが大きな理由でした。

楽しい反面、困ったことも

それから何年か経ち、今ではSNSのあり方も様変わりしてきて、利用する側も運営する側も色々な意味でバージョンアップしてきましたね。

今では当たり前に、ほとんどの方が使っていて手放せない存在になっています。

当たり前になった分、トラブルも日常的にあるようです。

面白いどころか今は 

こうして最初は情報収集のためだったものが、いつからか楽しみ、面白みに変わり、今では億劫に感じるようになってきました。

では、もっと具体的にやめるキッカケを書いていきたいと思います。

SNSをやめた最大の理由

常に気にする自分が嫌

なぜSNSをやめたかという理由は、一言でいえば “SNS疲れ” ということになるでしょうか。

例えば、自分から何か記事やコメントを投稿する→コメントがくる→コメント返しする。

誰かの投稿を見る→コメントする→コメント返しされる。

というように自分のものでも、誰かのものでも何となく常に気にかけている状態になるのが嫌でした。

演じる自分が嫌

友人とのやり取りであっても、ネットやSNSは基本的には誰が見ているか分かりません。

友人と自分とのお互いの現実の姿を知りつつもバーチャルの世界でやり取りをするようになり、それを意識してコメントし合うという、ある意味、呪縛から逃れられない状態に陥ります。

そんなコメントのやり取りは嘘ではないのだろうけど、人目を気にしてどこか自分たちを演じている感があって疲れを感じるようになりました。

新鮮さを感じないのが嫌

SNSを見ていると、実際に友人らと会わなくても何処で誰と会って何をしていたのか、そんな事が写真に動画、コメント付きで見る事ができます。

最初は、「へぇ、そんな事してるんだ」とか、「こんな事が好きなんだ」なんて、それまでの友人の知らない部分も垣間見ることができて楽しかったのですが、慣れてくると「またか…」「アイツと会うのに何で俺とは時間作らないんだよ」など、トラブルにも繋がるようになってきます。

また、久しぶりに友人と約束して会う時には、すでに友人についての情報を十分過ぎるほど知っているので新鮮さがありません。

こんな理由から、私はSNSをやめました。

SNSをやめてよかったこと

SNSをやめてしばらく経ちますが、やめたことによって何が良かったか。

それは圧倒的に解放感です。

SNSの呪縛から解かれ、自由になったとでもいうのでしょうか。

そして時間です。

SNSを見ていて、あっという間に時間が経ってしまったなんて経験ありませんか。

今はそれもなくなり、時間を有効に使えるようになりました。

正直いえば、最初はSNSをやめることに不安があり、何も情報が入ってこなくなるのではないか、友人とも関係が崩れるのではないかなど、ごちゃごちゃと考えました。

しかし、それより人目を気にして自分を演じること、コメントのやり取りに一喜一憂することなどから離れたかったというのが一番の理由だったので、それが出来ただけでも気持ちのゆとりがかなり違います。

では、実際SNSをやめて心配していた友人関係が崩れるのではないかという点については全く変わらず、むしろ友人の投稿を知らない分、より詳しく話を聞けますし、お互いに温度を感じる意見を交換できます。

また情報に関しては、確かに入ってくる量は減ったと思います。

ですが、以前は自ら探さなくても勝手に情報が目についていたのが、今は自ら探しにいくといった感じで能動的になっています。

情報も多ければいいというものではないのだなと今は思っています。

いかがでしょうか。

もちろんSNSをお仕事でお使いの方もいらっしゃるでしょうから、一概にやめた方がいいというわけにいかないのも承知しています。

でも大して面白くもないのに何となくやっている、友達や周りがやってるからやめ辛いとか、そんな方なら思い切ってやめてみるとSNSとは違う世界を見る事ができるかもしれません。

状況が許されるなら「SNS離れ」オススメですよ。