ソフロロジー出産ってなに?!実際に出産した私の体験談!




私はこの「ソフロロジー方法」で初めての出産を経験しました!

ソフロロジー出産って、一体なんやねんって感じですよね。

私も思いましたー。

出産って言えば、ドラマで観たことあるのは「ヒッヒッフー!」ってすっごい苦しそうにがんばってるお母さんの姿。

どうやらこの、「ヒッヒッフー」は、「ラマーズ法」っていう出産方法らしいんですよね。

助産師さん曰く、「激し目の出産方法」なんだとか…。

それに比べて、ソフロロジー方法は「呼吸とポジティブなイメージを重視した、落ち着いた出産」なんだとか。

私が産んだ病院が、このソフロロジー方法での出産を取り入れていたので、事前に母親学級で講習がありましたー。

そこでは、ソフロロジー出産の説明や、呼吸の仕方。

そして陣痛を乗り越えるための「ポジティブな考え方」を教えてもらったんです。

どうやらいまではどんどん、ラマーズ法よりもソフロロジー法での出産を推奨している病院が多いんだとか…。

今回は、ソフロロジー法の出産とはなんぞや?!ってお話。

それと、実際に私がソフロロジー出産をしてみて、ほんとにできたのか?!

ってお話をしたいと思います!

ちなみにソフロロジー出産は「ポジティブな考え方」がかなり重要になります。

カンタンに言えば、陣痛は赤ちゃんに会えるための必要な痛みだよー!

だから怖いことじゃないんだよー。

赤ちゃんといっしょにがんばるよー!ってカンジですかね。

それによって、出産への緊張をほぐすみたいなんです。

一説によれば、落ち着いて出産できるために母体の体力の消耗が少なく、産後の回復が早い。

そして普通の出産よりも、陣痛の痛みが軽減するんだとか?!

が!

私めちゃめちゃネガティブなんですよね!!

もう、出産が怖くて怖くて仕方なかったんです。

怖すぎて、破水して入院が決まり、「今日中に産まれそう!もう産んじゃおう!」

って先生に言われたときに泣いたくらいです。

それでも妊娠中は、がんばって教わった呼吸法を毎日練習してました。

マジメなんで、そういうことはちゃんとするんです。

もう毎日気がついたときに、とくに寝る前は念入りに、呼吸法を練習して準備してたんです。

呼吸法って言っても、鼻から吸って口からふぅーってゆっくり出すカンジ。

今回は、母親学級で聞いたソフロロジー方法のこと。

そして実際の私のソフロロジー出産のお話を合わせてどうぞ!

母親学級で習ったソフロロジー出産とは?

とにかく呼吸を止めずにすること!

できたら腹式呼吸がいいらしいんですが…。

鼻から吸って、ロウソクを消すようにゆーっくり口から吐く。

これをぜったいに止めずにすること!

お母さんが呼吸を止めてしまうと、お腹にいる赤ちゃんに酸素が行き渡らなくなるそうです。

それでお産の時に、赤ちゃんが酸欠になっちゃうことも珍しくないみたい。

ゆっくり鼻から吸って、ゆっくり口から吐く呼吸に集中することが、赤ちゃんへの酸素も行き渡る!そしてリラックスもできる!

実際に母親学級で観たお産のDVDは、びっくりなくらい落ち着いてお母さんが呼吸して出産していました…。

ほんとに落ち着いたお産でした…。

赤ちゃんががんばってる様子を想像すること!

陣痛の痛みは、子宮収縮の痛みです。

赤ちゃんが出てくるために必要な痛み。

もうすぐ赤ちゃんに会える!

赤ちゃんもがんばっている!

そんなことをできるだけ想像してくださいとのことでした。

たしかに、赤ちゃん出産のためには必要な痛みですよね。

乗り越えたらようやく赤ちゃんに会える!

狭い産道を通るには、赤ちゃんもかなり痛いんだそうです。

頭蓋骨をぎゅーっと押しつぶして出てくるそうですから…。

うぅ、痛そう。

まだ小さいのに…。

それでも母親学級で配られた陣痛から出産までのスケジュールに

「我慢できないくらいの痛みがくる」っていうフレーズが…。

それをどうやって我慢しろと?!

ツッコミたくてもツッコめませんでした…。

目はしっかり開けておくこと!

どうしても痛みで目をつむってしまうお母さんが多いそうです。

でも、ぜったいに目は閉じないで!とのこと。

目を閉じるとパニックになっちゃうこともあるんですって!

そしてあまりの痛みに耐えようと、かなり思いっきり目をぎゅーってつむっちゃうんだとか。

そしたら目の周りの毛細血管が、ぶっちぶちに切れてえらいことになるそうなんです。

またさらっと怖いことを言ってくるじゃないですか…。

「目を開けて、とにかく呼吸しとけばオッケーよ!」って締めくくられましたが。

果たして初産でできるのか?!

じっさい初産でソフロロジー出産はできる?

とにかく呼吸で精一杯!

陣痛が進むと、痛すぎて呼吸を無意識に止めちゃいます。

なので、とにかく呼吸することに必死!

はじめこそ、鼻から吸って、口からゆっくり吐いて…。

をできたんですが。

もう陣痛が進むと、鼻からなんて吸えない!

口からスーハー!スーハー!スーハー!!

あれ?こんなに激しい呼吸だったっけ、あのDVD。

でももう話すこともできず、とにかくスーハー!

もう喉が痛い!

水飲みたいけどいつ飲めばいいの?!

でも様子を見にきた助産師さんが、

「上手上手ー!」だけ言ってすぐに帰ってったので、間違ってはないのか?

痛すぎて赤ちゃんのことは考えられない!

最初こそ、想像はしたんです。

赤ちゃんが、うんしょうんしょと産道を下っていってるところを…。

でもそんなの何時間も想像できない!

となりのベッドで陣痛に一緒に耐えてたお母さんがいたんですね。

そのお母さんが、すごく助産師さんに励まされていて…。

どうやらうまく子宮口が開かず、前日の夜からいるらしいんです。

「赤ちゃんがんばってるよ!お母さんになろうよ!ぜったいに産めるから!ここで産めなかった人なんていないから!」

その声をずーっと聞いていました。

私にとって、赤ちゃんのことをイメージするより、いっしょのようにがんばっているとなりのお母さんのことをイメージするほうが、なんだか励まされるような気がしました。

痛くて目を閉じちゃう!

目は開いておこうと思ったんですが、どうしても目を閉じちゃうんです。

何回も助産師さんに、

「目は開けてねー」って言われてました。

でも痛すぎて閉じちゃう。

なので、ちょうど天井にあった電球をずーっと見てました。

電灯の中に5つのLEDランプがあって、それをひたすら時計回りにずーっと見てたんです。

最初は助産師さんが様子を見に来たとき、なにやら陣痛の様子を表す機械のようなものを見てて、同じように見られる余裕はあったんですが…。

もう陣痛が進むとその機械の音すら聞こえなくなっちゃいました。

母親学級で観たDVDのように、落ち着いたソフロロジー出産はできない?!

母親学級で観たDVDって、ほんっとに静かなお産だったんですよね。

お母さんが叫ぶこともなく、汗もほとんどかくことなく…。

いま思うと当然ですよね。

激しいお産のDVDを母親学級で観せたら、お母さんたちが不安になっちゃいますから…。

結局出産が終わるまで、呼吸するだけに集中してねーって言われてました。

分娩台にのぼっても、ずーっと

すー!はー!!すー!!はー!!!

もう鼻からなんて吸ってられっか!

痛すぎて空気が足りない!

そして喉が痛すぎる!

いつ水飲めるの?!

背中はお尻までびっしょり。

でこの汗も目に入る。

なんとか合間で水を飲めました。

どこが静かなお産なんだ!

なんとか目は開けていられることができましたが。

もう痛すぎて1点を見つめることで必死!

いつのまにか先生も来て、周りを助産師さんが囲んでくれました。

上手だよー。

赤ちゃんもいい感じー。

今ねー、500円玉くらいのおっきさで頭見えてるよー。

もう髪の毛も見えてるよー。

たぶん現場は壮絶なんでしょうが、口調がめっちゃ穏やか!

さすがです…。

途中で赤ちゃんの頭がつっかえて止まっちゃったんです。

そのときに、ふたりがかりで思いっきり助産師さんがお腹に体重をかけて押してくれます。

追加の陣痛促進の麻酔も入ります。

あー!!

ついつい叫んじゃいましたが、

はい、息してねー。

赤ちゃん出るよー。

なんて落ち着いた対処。

もう分娩台に入れば、赤ちゃんのことを考えることは皆無。

痛すぎてなんにも考えられません。

目を開けて息してくれてれば大丈夫!って産む前に助産師さんが言ってくれましたが。

あながちそれもウソじゃない。

むしろ、それしかできん!

いたい!なんて言葉にすることもできませんでした。

無事赤ちゃんが出てくると、助産師さんたちがとっても褒めてくれました。

すっごい上手だった!

お手本になれそう!と。

やっぱりほんとの出産は、あのDVDのように穏やかじゃないんだ…。

でもたくさん息したおかげで、赤ちゃんには酸素充分行き渡って、綺麗に生まれてきたそうです。

計測を終えて服を着せてもらってすぐに隣にきた赤ちゃん。

キレイなピンク色のお肌でした。

おかげで私は喉を痛め、ずーっと白湯を飲みながら入院生活を送りましたとさ。