お子さんが嘘をつかれた事ってあるっていう
ママさん多いのではないでしょうか?
私の子供も数えきれないくらいありました。
そこで今回は「なぜ子供は嘘をつくのか?」に
ついて書いていこうと思います。
私が子供のころ親に嘘をついた事があります。
成績が思っていたよりも悪くて回答用紙を引き出しに
隠したり、いじめられた時はその事に気づかれないように
装ったり、高校生になり友達の家に泊まりに行くと行って
当時付き合っていた彼氏の家で遊んだり・・・。
そんな私の嘘が両親にバレた時、両親はよくこういう
風に言いました。
「嘘つきは泥棒の始まり。そんな子はうちの子じゃない」
泥棒の始まりというよりもうちの子じゃないっていう言葉に
とてもショックを覚えた事を今でもよく覚えています。
大人になって子供が産まれ成長していくうちに
子供が嘘をつくようになりました。
その事を一番仲の良いママ友に相談したところ
「子供は必要がなければ嘘はつかないんだよ。
嘘をつくっていう事は良くないけれども成長の証って
聞いた事があるの。嘘をついたからといって悪い子だって
決めつけたらダメなんだよ。」
そのアドバイスを聞いて「そうなんだ。」と
嘘をつく度にきつく叱っていた私は反省をしました。
お子さんは必要がなければ嘘をつかない。
嘘をついたからといって「悪い子」というレッテルを
貼ってはいけない。
なぜ子供は嘘をつくのか?
その理由と対処方法についてご紹介します。
子供が嘘をつく理由
自分の失敗を隠そうとしている時
後でバレて叱られるというリスクがあるのに
お子さんは嘘をつきます。
例えばうちの子供の場合「やりなさい」と言われた事をせずに他の事を
やってしまって「できた?」と聞かれた時に「できたよ」と
言ってたり・・・。
もっと大きくなると宿題をまだやっていないのに
「やったよ」と言って遊びに行ってしまったり、
テストの点数が悪くて見せるのが嫌でテストが返ってきている
のに「まだ」「返ってきてない」と言ったりしていました。
両親の注意を自分に引いてほしい時
上の子が4歳の時に下の子が産まれました。
私達夫婦や祖父母は下の子の方に目を向けていました。
そんな時上の子が下の子に向けておもちゃを投げたり
叩いたりしました。
「そんな事したらダメだよね」と言っても上の子は
「やってないもん。」と一言。
上の子はずっと独り占めできた私達夫婦や祖父母が
自分に向いていない事に気づき叱られるのをわかっているのに
やっていました。
そこで私達夫婦は下の子が寝ている時間を上の子と接する時間
に充てました。
それからはそういう嘘をつく事もなくなりました。
子供からの心のSOSの場合もある
いじめや学業に遅れなどの嘘の裏に心のSOSが隠れている
場合があります。
上の子が小学3年生の時の事です。
登校時間になると元気だったはずなのに
腹痛や頭痛を訴えてきて「今日お休みしたい」と
言いました。
学校に休みの連絡を入れて上の子を見ると
普通にリビングに座ってテレビを観ていました。
「また嘘ついて」と怒りがこみあげましたが
疑問に思った私は同じクラスのママ友に聞いてみました。
そうすると上の子はあるグループの女の子達からいじめを
受けている事がわかりました。
上の子が寝ている時にノートを覗いてみると
「死ね」「学校来るな」等と悪口が書かれていました。
翌日担任に連絡をしました。
そして上の子に「いじめを受けているんだって?」と聞くと
最初は「違う」と言い張っていましたが最終的には
「うん。お母さんに心配をかけたくなかった。自分で何とかしたかった。」
と言いました。
後日担任とそのいじめグループのリーダーの女の子と
その女の子の母親と私で話し合いをしました。
上の子をいじめた理由をそのリーダーの女の子に聞くと
最初はとても言いずらそうにしていましたが
「おとなしいからいじめたくなった。
反応がなかったからもっとやっていくうちに
エスカレートしていった。」と。
そのいじめグループのリーダーの女の子と
その女の子のお母さんが謝罪をしに我が家に来ました。
上の子は最初とても嫌がっていました。
でも上の子もその女の子にきちんと
「私はとてもつらかったし嫌だった。」と
自分の気持ちを言いました。
それからは上の子も嘘ついて腹痛や頭痛を訴えなくなり
いじめもなくなり学校へ行くようになりました。
嘘をついた時の対処方法
どうして嘘をついてはいけないかを話す
お子さんは一度嘘が成功すると嘘を重ねるように
なってしまう恐れがあるので注意が必要です。
ですが嘘をついた事で叱ったり責めたりするのは
NGなのです。
なので私達夫婦は子供が嘘がついた時は
「嘘をつくのは簡単だけど嘘ばっかりついたりしていると
本当の事を言っても「また嘘だ」と思われて信じてもらえ
なくなっちゃうよ。」
と言いました。
それからはたまに嘘をつく事はありますが
以前より回数が減りました。
子供が悪い事をして正直に話した時は褒める
もしお子さん自身から正直に話してくれた時は
「よく話してくれたね。」
と褒めてあげましょう。
そしてそれから悪い所があればなぜそういう事をしたのか
お子さんに理由を聞き今後どうすれば良いか一緒に考えましょう。
文章・イラストを使って5W1Hで再確認する
お子さんに「いつ?」「誰と?」「何をして?」
「なぜ?」「そうなったの?」と聞きながら文章やイラストに
して書いていきます。
そしてお子さんと一緒に見返して間違いがないか再確認をします。
それから
「どこが悪かったのか?」
「そうならない為にはどうしたらいいか?」をお子さんとよく
話し合いをしましょう。
まとめ
なぜお子さんが嘘をつく理由、その対処方法について
を私の経験談も含めてご紹介してきました。
冒頭にも書きましたが子供は必要がなければ嘘はつきません。
そしてショックだったかもしれませんが嘘をつく事は成長の証
でもあります。
「嘘ついた=悪い子」と思いがちですが「悪い子」のレッテルを
貼らずにお子さんの話をよく聞き、様子がおかしくないかよく目で
見てあげてください。
上の子が嘘ついた時は「何で嘘つくの」って怒りたくなりました。
でも周りからの話を聞いたら嘘は私達夫婦や祖父母の気を引きたかった、
心のSOSだったという事がわかりました。
上の子は嘘ついていた時はとても暗い顔をしていた事が
多かったのですがきちんと解決策をとった事で暗い顔から
上の子のチャームポイントでもある明るい笑顔に戻りました。
育児中は余裕がなくお子さんが嘘をついた時は感情のまま叱りがち
ですがぜひお子さんと向きあう時間を作ってあげてほしいなって思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。