仕事に行きたくない時の病気、精神科に行き、抑うつ状態と診断




私は社会に出てからの経験が浅く、何も技術を習得しないままエンジニア業に携わっていました。

そこで手順を覚えるのですが、周りが経験者のため同じように動いてしまうと自分で自分の首を絞めるようになってしまいました。

何も分からない私が分かった気になって仕事を受け持つというのは、会社にとっても私にとっても負の資産でしかありません。

仕事のできない私は当然のように即戦力扱いをされることはなく誰でもできるような雑務か研修期間といった穴埋め問題を埋めていくしかありませんでした。

入社して一年以降の研修を一人だけ続けるというのは苦痛でした。

社会人として致命的ですが、人に命令されてから動くことは私にとて非常にストレスになりました。

専門用語だらけの業界もあり、何を言っているのか終始分からず一人だけ孤独になったように感じました。

そうしたこと一つ一つが積み重なり、精神的に不安定だと感じる日々を過ごしていました。段々とお昼休憩が終わる後に本業に移ることは困難となっていき体調を崩し始める日々が続きました。

急に来る私の体調変化に気を使うことができず業務をそのまま続行させていきますが、大きなミスはないものの単純ミスが目立つようになりさらに自己嫌悪に陥っていきました。

ある時から朝起きることも辛くなってしまい起き上がる状態まで持っていくのに時間が掛かるようになりました。

それからはもう起き上がることができずに始業の20分前に上司に勤怠連絡を入れる状態になりました。

仕事に行きたくないと思うと同時に、人間関係を煩わしいものと捉えるようになり外界をシャットダウンするようになりました。

根本的に問題解決をするような内容は一切教えて貰えず

仕事で業務内容を覚えるだけに専念

私は社会に出て初めての仕事で業務内容を覚えるだけに専念していました。私自身が自力で問題解決をしていきたいと思う人間なので、人に聞くまでの時間がどうしても長くなってしまうようでした。

それに気づいたのは上司からの評価を聞かされた時です。チームで動く仕事に一人で何でもこなそうとするのは業務内容に響くので報告・連絡・相談を怠ることなくして欲しいと言われ続けていました。

私のコミュニケーション不足

それでも人の基準と私のスピードが全く異なっていたことからつい自分のペースで仕事を進めてしまいます。

内容を相談しに行くこともありましたが、根本的に問題解決をするような内容は一切教えて貰えずで私のコミュニケーション不足をひしひしと感じるばかりでした。

何か一つ疑問を持つとそれに向けて情報収拾

何で食い違っていたかというと、私は構成から入るタイプで実務内容を意識していなかったことが大きいです。

何か一つ疑問を持つとそれに向けて情報収拾を始めるのですが、それが実務とは若干外れた内容となってしまい収拾がつかなくなってしまいます。たくさんの可能性を見つけるのは良いことですが、スピード命の業界では目の前の作業に集中することが求められるのでその雰囲気に合っていませんでした。

どういう相談を上司に持ちかけたら良いのか分からずモチベーションが下がっていき、仕事に対する意欲を失っていきました。

有給消化に精神科に行き、抑うつ状態と診断が下ったので三ヶ月間自宅で休職することになりました

生活習慣が壊れていました

期間内にできるだけ刺激を抑えてある程度元気になった状態で人と接することにしました。

そうすると以前に比べてコミュニケーションをとることができるようになりました。また、今まで夜に趣味として動画を観ることが多く生活習慣が壊れていましたが、決められた時間に起き、決められた時間に寝ることで大きく回復することができるようになりました。

会社の同期に相談に乗ってもらう

精神面で不安だと感じる時には、周りの頼れる人に相談することである程度カバーすることができました。

業務内の問題は専門分野になるので自力で努力していく他はありませんが、会社の同期に相談に乗ってもらうようにしました。

そうすることで鬱屈としていた気分から解放され、仕事へのモチベーションも上がっていきました。

誰も相談に乗ってくれないと塞ぎ込んでいた

会社には今の自分の現状を伝え、できる範囲でフォローさせていただいています。誰も相談に乗ってくれないと塞ぎ込んでいた私でしたが、たくさんの人に励まされて今があります。

まだ業務を覚えることにいっぱいいっぱいですが、少しずつ成長していけるようにと見てくれる人も多くなり安心して物事に取り組めるようになりました。

仕事に行きたくない時のまとめ

今の自分の状態を身内に相談することがいちばん良いと思っています。家族は何十年も一緒にいるので状況を理解してもらいやすいです。

また、気の置ける友達に相談に乗ってもらったり、気分転換に遊びに行ったりしていました。

友達と一緒に過ごしてリフレッシュするのは年齢が近いこともあり、励みになりました。私だけでなく、他の人も似たような問題を抱えていたことに安堵しました。

まだ社会に出て日も浅いので自分で背負いこみすぎることはないと思います。責任感が強いことは利点に働きますが、そのことでプレッシャーを掛けすぎるのも大きな荷物になってしまうと感じています。

それも難しければ運動して体を動かすことが効果的だと考えています。特にデスクワークですとずっと座っているだけであまり動くことはないです。

そこで凝り固まった体を柔軟にほぐしていくと自分もほぐれたような気分になり精神が安定するようになります。

肉体、精神面共に休ませることが必要だと感じました。

それから、自分を追い込みすぎないように心理学の本を読み始めました。

たくさんの考え方が人の数だけ存在することを実感でき、自分の考えを受け入れられるようになりました。これは私にとってとても大きなことでした。